企業に不可欠!優秀なマーケティング人材を採用・育成するポイント

  • 2023.4.27
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マーケティング人材は、企業の成長に欠かせない存在です。
本記事では、マーケティング人材に求められるスキルや特徴、専門分野と役割、育成方法、キャリアパス、そして採用のポイントについて解説します。

時代の変化に合わせ、デジタルマーケティングやコンテンツマーケティングなどの専門分野が注目されており、それぞれの役割が重要となっています。また、人材育成には研修や資格取得、業界の動向のキャッチアップが欠かせません。キャリアパスとしては、スペシャリストからマネージャーへの昇格や、専門分野へのスペシャリストへの移行などがあります。

採用の際には、実績や経験だけでなく、ポテンシャルやカルチャーフィットを評価することが重要です。
本記事を参考に、マーケティング人材の育成や採用に役立てていただければ幸いです。

そもそもマーケティングとは

マーケティングとは、商品やサービスを顧客に届けるための全体のプロセスであり、企業が利益を上げるために重要な役割を果たします。商品やサービスを提供することで、満足顧客を高めてリピート購入や口コミを促進し、企業の売上や利益を増やすことです。

マーケティングには市場調査、顧客の特定、価格設定、プロモーション、販売チャネルこれらの要素を組み合わせて効果的な戦略を構築し、競合と差別化された魅力的な商品やサービスを提供することがマーケティングを成功させる鍵です。

マーケティングには多様な要素が含まれており、様々な分野に分けられます。
その一つとして、「広義のマーケティング」と「狭義のマーケティング」という分類があります。

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広義のマーケティング

広義のマーケティングは、市場構造を正確な予測と変化に対応して把握し、市場価値を創造するため戦略的な活動を行うことを指します。広義のマーケティングは、商品開発前のアイデア出し工程から完成後の販売までの全工程に物事をリードする役割を担っています。

狭義のマーケティング

狭義のマーケティングは、商品やサービスの広告宣伝、マーケティングコミュニケーションなどの部分に焦点を当てています。これは、企業内の営業や商品開発部門とは別に位置付けられており、広告制作、SNS運用、PRなどオペレーションを動かす部分です。狭義のマーケティングは、商品開発工程の完成後の中〜下流工程を担っています。

マーケティング人材を確保する重要性

近年、企業による調査により、デジタルマーケティングが事業遂行に重要な役割を担っていることが明確に示されました。

なかでも、TIS株式会社の2015年の調査では95.3%の企業がその重要性を実感していることが明らかになっています。さらに、2019年に実施された富士通総研の調査でも、75.5%の企業がデジタルマーケティングをビジネスに貢献する重要な要素と認めています。

こうした状況を踏まえ、今日では自社内でマーケティング施策を担えるスキルを持った人材の必要性が急速に高まっています。

しかし、特にデジタルマーケティングにおいて、経験に乏しく、適切な教育を受けていない人材不足が深刻な問題となっています。この問題の原因としては、主に次の3つが挙げられます。

マーケティング部門の拡大

インターネットやスマートフォンの普及により、人々の生活や消費行動にSNSやWebサイトが密接に関わるようになり、これまで以上にマーケティング活動の重要性がさらに高まっています。

また近年は、新型コロナウイルスの感染拡大のような将来の予測が困難とされる時代と言われています。これまで需要のあったものが突然なくなったり、今までなかったものが普及したりということも起こり得ます。

このように企業が生き残るためにマーケティング部門の役割は拡大しています。

DX推進が加速している

最近ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が、世界中の多くの国々で必要不可欠とされています。日本企業も競争力を高め、成長していくためにDXの推進が欠かせないものとなっています。

DXと聞くと、仕事のデジタル化や技術、データを利用したサービスの開発が思い浮かびますが、その本質は、ビジネス・事業や企業のあり方自体をデジタル技術やデータを活用して変革することにあると言えます。

新たな価値を生み出し、ステークホルダー、社会に貢献するビジネスを創るには、マーケティングの視点が不可欠です。

広義のマーケティングの重要性の拡大

これまでのマーケティングの解釈は、リード獲得や販促、顧客対応が中心でした。
しかし現代のマーケティングは、このような業務だけでなく、市場予測や市場構造の分析といった経営的な活動も含んでいます。

つまりマーケティング担当者は、商品開発の前段階から下流段階まで全てに関与し、企業の活動全体を牽引する役割が任される場合も増えてきています。

このように、企業でマーケティングの専門家が必要とされ、その分野でのニーズが高まっています。デジタル化しても、ビジネスには新規顧客の獲得が重要です。ただし、この後のプロセスをどのように取り組むかには、経営者による戦略的アプローチが必要になります。

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マーケティング人材が不足している理由

デジタルマーケティング支援の株式会社シンクロが2020年に実施した調査によると、72.3%の企業が「アフターコロナ時代においてマーケティング部門の役割が拡大している」と認識しています。

一方で、51.4%の企業が「現場のマーケティング人材が不足している」と回答し、多数の企業がデジタルマーケティングの拡充に取り組むものの、人材不足により推進が難航しているのがわかります。この人材不足の要因として、以下の4つが考えられます。

育成するのに時間とノウハウが必要

初めに、マーケティング人材を育成するには、長期間の時間と専門的な専門知識が必要であることを挙げることができます。

これは、従来日本企業が販売活動を重視してきた経緯や、マーケティングに特化した教育機関がまだ限られていることが影響しています。それにもかかわらず、マーケティング人材のニーズは高まっており、多くの企業が自社で育成することに苦慮しています。

人材に求めるスキルや業務内容が曖昧

実は、マーケティングに関わる求人に応募する人材が少ない最大の要因は、採用を行う企業自身にあるかもしれません。

その原因の一つは「自社にどのような人材を必要とするのかが分からない」という点です。マーケティングと一口に言っても、BtoBとBtoCでは、採用する人材の能力要件も異なるため、明確に自社が必要とする人材の定義を明確にする必要があります

それでも、企業で人材の定義を明確することは容易ではありません。

その理由は「自社にとって必要なマーケティングが何なのかを把握していない」という点にあります。多くの企業は、マーケティングの有益性を理解しており、そのためには有能な人材が必要であることも理解しています。

しかしながら、どこから手を付けてよいか分からず、悩んでいる企業が多数存在します。

人材が少なく、転職市場に出てこない

日本には質の高いマーケティング人材がたくさん存在しますが、彼らは転職市場に現れることが滅多にありません。

会社勤めをしながら副業で仕事を受けていたり、フリーランスとして活躍しているマーケターが多いからです。

そのため、求人広告を出してもなかなかマーケティング人材が見つからないのです。

マーケティング人材を育成することは難しい

マーケティングの人材育成は難しいと言われていますが、それは多くの企業がマーケティングについて正しく理解できておらず、教育担当者がマーケティングの業務をSEOやデジタル広告などのWeb運用に限定しているからです。

マーケティング人材の育成には、分析に基づいた戦略立案や実行のスキルを備え、マーケターとして本質を理解する教育が必要です。本質を誤った人材育成は、成果を上げることができません。

マーケティング人材に求められるスキル

マーケティングの領域では、要求されるスキルが増える傾向があります。マーケティングの知識だけでなく、デジタル技術にも精通している必要があり、すべてのスキルを瞬時に習得することは不可能です。

加えて、デジタル技術の頻繁な変化に対応するため、常に最新の知識を身につける必要があるのです。この瞬く間に変わる分野の特徴が、マーケティング人材不足につながっているのも事実です。

このようにマーケティング人材に必要なスキルは様々ありますが、次の3つのスキルが最も重要と言えるでしょう。

マーケティングの基礎理解

Webの利用やSNSの管理、SEOマーケティング、データ分析などのスキルを持っている、経験があれば良いというわけではありません。

実際に、WebやITの活用は、単なるマーケティング施策の手段に過ぎません。

企業がマーケティングを駆使し、最大の成果を得るためには、まずマーケティングの基礎を理解したうえで、どのツールやシステムをどのように使うべきかについて改めて考える必要があります。

マーケティング戦略と市場分析

マーケティング戦略は、目標を達成するために必要な要素や、優先順位の高い要素を決定するために必要なものです。

このような戦略的思考と、市場分析のフレームワークの活用は、マーケターにとって非常に重要なスキルです。

新しいアイデアを提供するためにも、このスキルは必ず必要となります。

マーケティング戦略をやり抜く力

マーケティングや広告などの方法が多様化する中で、戦略と戦術が混同され、最終的な目標を達成できないことがあります。

忘れてはいけないのは、マーケティング戦略=企業が達成すべき目標への到達です。目標達成に至るまでの施策は「戦略」でなく「戦術」です。

実際には、多くのマーケティング担当がコンテンツマーケティングやSNSの運用に注力し、本質的な戦略から外れてしまうといった失敗例が多々あります。 これらの施策は戦術にあたり、本来のマーケティング業務ではないことがあります。

そのため、戦略と戦術の違いを理解し、マーケターが戦略の推進に専念できる環境を整えることが重要な課題となっています。

マーケティング人材不足を解消するための方法

マーケティング人材不足を解消するためには、次の3つの方法が挙げられます。

・自社で育成をする
・ツールを活用する
・外注・業務委託する

ひとつずつ解説していきましょう。

自社で育成をする

手短な方法は、自社でマーケティング人材を育てることです。育成には時間と費用の両面でコストがかかるため、自社で育てたマーケティング人材であれば自社の市場に特化します。

ただし、注意点としては、社内にマーケティングの経験と知識、適切な指導体制が整っている必要があります

ツールを活用する

マーケティングの専門知識を持っていなくても、マーケティングツールを使うことで、自社のマーケティング業務をスムーズに進めることができます。

例えば、過去の取引履歴を管理・分析するABMツールなど様々な種類があります。

ただし、これらのツールを導入し効果を発揮するためには、マーケティングの知識が必要となることがあります。

外注・業務委託する

雇用ではなく業務委託でフリーランスのマーケティング専門家を活用するという方法があります。

業務委託であれば、経験と能力に特化した専門家を必要に応じて迅速に雇用することができ、同時にコストと時間を節約することができます。

しかしながら、どのようなマーケティングを行うべきかや、どのマーケターを選択すべきかは、自身での判断が難しいことが多々あります。このような場合、マーケティング専門家の紹介を行っている仲介業者に依頼をするという方法があります。

マーケティング人材を育成するためのポイント

自社でマーケティング人材を育成するための3つポイントをお伝えします。

実践を交えたトレーニングを行う

マーケティングが事業にとって重要な貢献をすることをきちんと理解している企業はトレーニングに力を入れています。

戦略的な思考を促進するためのトレーニングを基礎とし、その上でマーケティングフレームワークを熟知することを学びます。こうすることで、初めてマーケティングプロフェッショナルになるための素地ができ上がるのです。

ただし、マーケティングフレームワークが習得できたとしても、それだけで現場で活躍できるわけではありません。「マーケティングの教科書を知っている」レベル以上に成長するためには、実践的なトレーニングも同時に必要です。

「広義のマーケティング」を任せるのであれば「経営ごと」としてとらえる

「広義のマーケティング」は、経営に直結する領域です。よって、企業の経営者や役員も「経営のために戦略を立ててもらう」という認識でマーケティング人材を採用し、育成する必要があります。

社長がマーケティングに精通している必要はありませんが、正しくマーケティングを理解し、マーケティング人材をバックアップする姿勢は、人材を採用・育成し、力を最大限発揮してもらうためには不可欠です。

適切な役職で実績を積む

「広義のマーケティング」とは、ブランドマネージャーの仕事と言えます。日本企業でも、最近ではブランドマネージャーを配置するケースが増えています。

しかし、本来のブランドマネージャーは、単に広告コミュニケーションだけを考える役職ではありません。このポジションは、そのブランドをどう市場で成功させるか、P/L(損益計算)まで含めて根本的なプランニングを追求することです。

従って、広義のマーケティングを理解する人材を育成する際には、SNSやSEOなどの業務を任せるだけでなく、ブランドの上流工程から下流工程までのすべてに目を光らせ、経営マターとして学ぶことが重要です。

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マーケティング人材の外注を成功させるためのポイント

マーケティング人材を外注するにあたって次のポイントに注意しましょう。

・マーケティング人材の要件定義を決める
・スキルの高い人材を探す
・実務経験、実績のある人材を探す
・人材紹介会社に依頼する

どれも重要なポイントです。詳しく解説していきます。

マーケティング人材の要件定義を決める

外注を検討する前に、どんなマーケティング方法を採用するべきか、そして、そのために必要なマーケティングスキルについて明確にすることが大切です。

例えば、単に「Webマーケティングをしたい」という漠然としたイメージではなく、「SNSで若年層に訴求するために、同様のサービスを実績のあるマーケターに依頼したい」といった明確な人材要件を定義することが重要です。これによって、的確なマーケティング人材を探し出すことができます。

スキルの高い人材を探す

特定のマーケティング分野において、経験豊富な人材を探す必要があります。

しかしながら、マーケティングの能力を完全に測定する客観的な資料、例えば資格試験などは存在していません。そのため、面談などを通じて能力を細かく評価し、適切な人材を選定することが求められます。

実務経験、実績のある人材を探す

外注の能力を知るためには、過去の実績を明確にしてもらうことがおすすめです。

面談の前には、ポートフォリオを提出してもらい、自社の要望に沿ったマーケティング戦略を提供できる人材なのかどうかを確認することが大切です。

人材紹介会社に依頼する

マーケティング人材の紹介・派遣を行っている企業に依頼をするのも一つの方法です。企業によって登録している人材のレベルは違うため、面談をしてどの様な人が登録をしているか確認するのも良いでしょう。

デジタルアスリートでも、マーケティング人材の紹介・派遣を行っています。
弊社役員がマーケティング人材と面談をしているため、どのような経験やスキル、マインドを持っているのかを明確に把握しています。

現役デジタルマーケティング人材の紹介や、当社プログラムで育成した人材を紹介する事ができます。

紹介後も持続的に現役マーケターから最新の知識をアップデートし育成を促進しています。
このように、専門分野における深い知識と経験を活かし、クライアントのパフォーマンス向上に向けた速やかな支援を提供しております。

詳細はこちらから確認できます。

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まとめ

本記事では、マーケティング人材に関する様々な側面を取り上げました。求められるスキルや特徴、専門分野と役割、人材育成方法、キャリアパス、採用ポイントといった重要な要素を理解することで、企業は適切な人材を確保し、彼らの能力を最大限に活かすことが可能です。

マーケティングは多様化し、専門分野が拡大しています。そのため、人材の育成や採用では柔軟な考え方が求められます。人材のポテンシャルや企業の文化に馴染めていることを重視し、組織と共に成長できる人材を採用することが重要です。

また、マーケティング人材自身も、業界動向や最新技術の習得を怠らず、自己研鑽に励むことが求められます。研修や資格取得を通じて、キャリアアップを目指しましょう。

最後に、マーケティング人材の採用や育成は、企業の競争力を高めるために欠かせない要素です。今後も、マーケティング分野の変化に適応し、優れた人材を育成し続けることが重要です。本記事が、マーケティング人材に関心を持つ方々の参考になり、企業と人材が共に発展する一助となれば幸いです。

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山屋 竜之介

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。 その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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