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デジタルアスリートでは今、Webマーケティングの未経験者や若手マーケターを対象とした対面型のWebマーケター育成サービス「リスキリングシップ」を実施しています。今回取材したのは受講者のひとりである、フリーランスマーケターの関谷さん。
独学でWebライティングとWebマーケティングを実施していたものの、より専門性の高いプロの技術を学ぶため研修に参加したといいます。3ヶ月間の研修で何を学び、どう成長したのか。研修の厳しさも含め、率直に語っていただきました。
フリーランス 関谷 尚志さん
大阪市立大学経済学部卒業後、大手アパレル企業に就職。店長として店舗経営全般に携わる。2社目のアパレル企業では新規事業立ち上げ・商品企画を経験し、2022年にフリーランスのマーケターとして独立。Webライターとしての豊富な実績と、販売接客業で培った提案力を強みに事業を拡大中。
目次
独学で学びきれない知識を求め、リスキリングシップ研修に参加
――まずは関谷さんのこれまでのご経歴について、紹介いただけますか。
もともと洋服が好きだったので、大学卒業後はアパレル業の上場企業に就職しました。最初は販売職、のちに店長として接客や店舗マネジメント全般を経験。その後、一度不動産業界を経験し、再びアパレル企業に就職して新規事業の立上げや商品企画を手がけました。
その仕事の傍ら、クラウドソーシングでWebライティングの仕事もするようになり、だんだんWebマーケティングの世界に惹かれるようになったのです。2022年10月には会社を退職し、フリーランスのライター兼マーケターとして独立しました。
――リスキリングシップ研修に参加された経緯を教えてください。
Web広告運用を独学で勉強する中で、クラウドソーシングサービスの『ランサーズ』がマーケター養成のオンライン講座を開いているのを知り、受講したのです。この動画教材をつくっているのがデジタルアスリートでした。
オンライン講座ではWeb広告の基礎知識を広く学ぶことができたので、もっと深い知識が得たいと思っていたところ、デジタルアスリートの講師から直接学べるリスキリングシップ研修のお誘いを受け、「独学では学びきれないプロの技術を習得したい」と考え参加を決めました。
――リスキリングシップ研修の概要を教えてください。
4月から6月までの3ヶ月間、新宿にある研修センターに10名弱の受講者が集まり、平日の9時から18時まで研修を受けました。私は岐阜県在住ですので、その期間は都内に宿泊していました。序盤はマーケティングの基本的な考え方を学び、続いてリサーチやGoogle広告のキーワードの選び方を習得。広告文・画像といったクリエイティブ制作のトレーニングも受けました。
後半は実際にデジタルアスリートが運営している広告案件を題材に、リサーチやキーワード選定の課題を実施。そして最後の1ヶ月はデジタルアスリートの広告運用プロジェクトに参加し、社員とともに自分で考えた運用を実践していくという内容です。
Google広告の設定や広告文制作など、広告運用を網羅的に学習
――リスキリングシップ研修を受けてみての感想はいかがでしたか?
まずは自分の知識が、いかに不完全だったのかが良くわかりました。いわば「歯抜け」になっていた部分が、研修でどんどん埋まっていく感覚でしたね。たとえばキーワード設定や広告文作成についても、自分ではわかっているつもりでしたが実は全然できていなかったのです。
以前は主にネットで情報を収集していたのですが、ネット上の記事の多くは表面的なことしか書かれておらず、信憑性も低い。何を信じて良いのかわからないまま調べ物をするもどかしさがありました。しかし研修では、長年広告運用を実施してきた現役マーケターに直接質問ができます。知りたかった情報をすべて理論立てて説明していただけたのは、大きな収穫でした。
――逆に、大変だったことがあれば教えてください。
マーケターとして独立できるレベルを目指す研修ですので、全体的に甘い内容ではありません。特にハードだったのは、「クリエイティブ100本ノック」(※2023年4月時点)の課題です。これは、FacebookやLINEに配信する広告コピーと画像を1週間以内に100本制作するというもの。
私の場合は自分の仕事も抱えながら研修に参加していたので大変でしたね。ほかの受講者と一緒に毎日遅くまで研修センターに残り、何とか期限内に提出しました。
――クリエイティブ課題の評価はいかがでしたか。
私はもともと洋服を扱う仕事をしていたのでデザイン感覚には自信がありましたし、ライターとしての実務経験もありました。ところが、1回目の課題では提出した100本のうち、合格はわずか3本だけ(笑)。Web広告特有の視認性やライティング技術を押さえなければ効果は出せないのだと痛感しました。
クリエイティブ課題は最後まで苦戦しましたが、おかげで今はセオリーをマスターし、お客様向けに提供したFacebook広告はすべてクオリティが高いと好評で、効果も出せています。
――研修ではGoogle広告の設定も重点的に学ばれたとのことですが、こちらの感想はいかがですか。
以前はGoogle広告の運用を、自分でもロジックがわからないまま行っていた部分がありました。しかし研修でマーケティング設計の考え方を一から学んだおかげで、今ではお客様に「なぜこのキーワード設定で運用しているのか」といった運用の理由を、的確に説明できるようになりました。お客様からは「関谷さんの説明はとてもわかりやすいし、効果も出るので助かります」といった嬉しい声をいただいています。
講師の指導を受けたことで、お客様の広告予算が5倍に増額
――リスキリングシップ研修を受けた成果は、どのように実感されていますか。
実は研修期間中から、私のもっている広告運用案件を講師に見ていただき、アドバイスをいただいていました。これは研修カリキュラムにはないサービスですが、講師が研修時間外に私の相談に応じてくださったのです。この案件のエンドクライアントは会計事務所さんで、補助金申請のお問い合わせ獲得をコンバージョンとしたGoogle広告の運用をしていました。
最初はお試しということで月額10万円程度の予算で運用していたのですが、講師のアドバイスと、研修で学んだノウハウを投入することでコンバージョンは順調に増加。約3ヶ月経った現在では予算は約5倍の50万円まで上がりました。
――すばらしい成果ですね。それ以外に、研修を受ける前と比べて変わったことはありますか?
大きくふたつ、変わったことがあります。ひとつは「学び」に対する意識が高まったことです。以前は知識を得るためにはオンラインスクールなどを受けるしかないと考えていたのですが、実はお金をかけずに得られる知識も多いことがわかりました。
実際、デジタルアスリートのマーケターは各自がネット等で国内外の最新情報を収集し、仕事に活用しています。そうした最新情報は全社員が閲覧できるチャットグループで共有されるのですが、私も研修中はこのグループに参加させてもらい、刺激を受けました。
もうひとつの変化は、営業に対する意識です。研修中はデジタルアスリートの社員と一緒に働くことで、「マーケティング企業所属のプロがどのようにお客様と接しているか」を目の当たりにできました。私は独立してから日が浅いので新規のお客様開拓も課題のひとつなのですが、デジタルアスリートのお客様への営業姿勢や提案スキルはロールモデルとして役立つと感じています。
――ハードな課題もあったというお話でしたが、改めて研修を振り返ってみて、どのような印象が残っていますか?
確かに厳しい面もありましたが、雰囲気は非常に良かったと思います。講師もとても気さくな方で、地方出身で土地勘のない私をよくおいしいラーメン屋さんに連れて行ってくれました。ほかの受講生も志の高い方ばかりで、一緒に学ぶのは刺激的でしたね。
私は比較的実務経験が多いほうだったので、ほかの受講生の相談に乗ることもあったのですが、人に教えることも自分にとって良い勉強になったと感じています。みんなで同じ目標に向かって取り組めたのが楽しかったです。
――デジタルアスリートのリスキリングシップ研修を、どんな人に勧めたいと思いますか?
これからマーケターとしてスキルアップしたい人なら誰でもお勧めですが、特に勧めたいのは私のようなキャリアの人。つまり実店舗をもつ小売業で働いてきて、今後のキャリア形成のためWebマーケターに転身したいと考えている人です。
実店舗でのマーケティングもWebマーケティングも、お客様に喜んでいただくために導線設計をするという点では同じですから、接客経験を活かせる部分も多いのです。ただし、ある程度パソコンが使えるスキルと、人任せにせず自発的に学んでいく姿勢は必要。それがある方は、ぜひチャレンジしてみてください!
1,890社以上の支援実績と最新のWebマーケティングノウハウで、あなたのビジネスを支援。売上・集客を最大化します。
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