TikTok広告の費用はいくらかかる?広告の種類や課金形態・日予算の目安を紹介

  • 2024.4.8
  • 2024.5.15
  • 605 Views

TikTokは若者を中心に世界中で急速に人気を集めているショート動画のプラットフォームです。ユーザー数も伸びており、動画で情報を伝えやすいということもありビジネス利用で広告運用を始める企業が増えています。

もしかすると、TikTokって、「可愛い女の子がダンス踊っている媒体でしょ」というイメージをお持ちの方も多いかも知れません。しかし現在ではフィットネス、グルメ、アニメ、エンタメ、美容、ペット、Vlog、音楽など様々なコンテンツにあふれており、個人の趣味嗜好に合わせて利用される媒体になっています。

この記事では、TikTok広告の特徴や広告の種類、費用はいくらかかるかなどこれからTikTok広告を始めたい方、他の媒体との運用成果の比較を知りたい方へ解説していきます。

TikTokの特徴

時代の最前線を行くSNSプラットフォームとしてTikTokが持つ魅力は計り知れません。独自性あふれるフォーマットと圧倒的なユーザー層へのリーチ力により、企業やマーケティング担当者にとって価値ある広告媒体となっています。

このプラットフォームに広告を掲載することで、特定のターゲットではなく、幅広い層へ効果的にアプローチが可能です。TikTok広告がビジネスにとってなぜ魅力的なのか、その特徴と抜群の強みを確認していきましょう。

特徴①幅広い層へのリーチ力

博報堂のコンテンツ調査2023年によると、TikTokはZ世代のみにリーチするためのプラットフォームではなくなってきています。利用ユーザーの平均年齢は36歳となっており、10代~30代の利用が多いものの幅広いユーザーに受け入れられている媒体になっています。

引用:DIGDAY

2年前の調査では利用ユーザーの平均年齢が34歳であったことからも、徐々に日本の平均年齢に近づいてきており、よりマス化された媒体になってきているとも考えられます。

特徴②ユーザーを引き付けるコンテンツ

TikTokでは、個性的なクリエイターが魅力的な動画を公開し続けています。その動画が多くのユーザーを引き付けることでユーザー数を増やしています。TikTokはショート動画のプラットフォームなため短時間で楽しみたい「タイパ」を求める若い世代に圧倒的な支持をされています。

動画投稿する配信者にとってもYouTube shortやInstagram、TikTokとショート動画の流用が可能なため、TikTok、YouTube、Instagramなど複数の媒体の運用でファンを獲得しているインフルエンサーも多くいます。独自のコンテンツとインフルエンサーの影響力を活用した新しい広告展開が可能で、他のSNSプラットフォームと差別化した戦略を練ることができます。

引用:TikTokメディアガイド

@bayashi.tiktok

#tiktokfood #asmr

♬ オリジナル楽曲 – バヤシ🥑Bayashi – バヤシ🥑Bayashi

引用:bayashi.tiktok

TikTok広告では、ユーザーの関心を瞬時に引きつけるクリエイティブな広告展開が可能な点です。TikTokでは、従来の広告にはない独創性とエンゲージメントの強さが求められます。これは、マーケティング担当者や企業経営者が新しい戦略を用いて消費者の記憶に残るキャンペーンを作り出す絶好のチャンスでもあります。

特徴③動画広告市場が伸び続けている

いきなりですが、動画を視聴する時間が長くなっていませんか?これには、5Gなどの高速通信が普及したことやスマートフォンの大容量プランが一般的になり、ユーザーが気軽に動画を楽しむことができるようになったからでもあります。

もちろん動画配信サービスなどに費やす時間も増えているのですが、SNSではTikTok、YouTube、Instagramリールなど動画の視聴に費やす時間が増えているのではないでしょうか。

動画媒体にユーザーの費やす時間が長くなるほど、その面に広告を出したいと考える企業が多くなっていきます。事実動画広告の市場規模は伸びており今後も市場拡大していくことが予想されています。

2023年の動画広告市場は、昨年対比112%の6253億円に到達し、2024年は7209億円、2027年には1兆228億円に達する見込みとなっている。

引用:サイバーエージェント2023年国内動画広告の市場調査

縦型動画広告の需要も急増しており、2023年の市場規模は昨年対比156.3%の526億円に到達。2024年は773億円、2027年には1942億円に達する見込みです。

TikTokも縦型動画のプラットフォームの為、TiKTokで広告を配信することは市場拡大の恩恵を得られる可能性も高いと考えられます。

また、短い動画フォーマットは、ユーザーの注意を瞬時に引きつける力を持ち、高いエンゲージメント率につながり、最終的にブランド認知度の向上や商品への興味を引き出します。

Web広告運用を実施する中で、
このようなお悩みはありませんか?

  • 2024年の最新情報、類似業種で獲得好調な媒体が知りたい
  • 新しい媒体でまずはテスト的に開始したい
  • 広告パフォーマンス改善の新しい打ち手がほしい
  • マーケティング戦略やインハウス化を含めて総合的に相談したい

このような運用型広告に関するお悩みは、デジタルアスリートにぜひご相談ください。
これまで1800社を超える企業様をご支援の中で得られた知見を基に、経験豊富なコンサルタントが貴社の戦略設計からWeb広告の最適解をご提案いたします。

TikTok広告の種類

TikTok広告は、「純広告」と「運用型広告」の2種類に分かれます。それぞれどのような広告形態なのか確認していきましょう。

純広告(予約型)

純広告とは、TikTokプラットフォームが直接提供する広告形式であり、ユーザーの目に留まりやすい固定位置での広告表示が可能です。この形式の広告はプラットフォーム上で非常に目立つため、短期間で高い視認性とブランド認知度の向上を目指せます。

TopView(トップビュー)

TopViewの特徴は、アプリ起動時に表示され1日1社限定で配信されるため多くのユーザーにブランド認知させることが可能です。アプリ起動後3秒は動画視聴を強制する形式ですが、3秒以降はフィード表示になるためユーザーにとっても不快感の少ない動画広告となっています。

いかに最初の数秒で興味をひける広告を作成できるかが鍵になるでしょう。TopViewは最低広告出稿額が500万円~となっているため気軽に活用できないですが、対象ユーザーの幅が広く、一気に認知を広げたい、キャンペーンを告知したいなどの用途に適しています。

Reach & Frequency

リーチを目的とした広告で、2種類のフィードタイプから選ぶことが可能です。(おすすめフィード上から4番目を指定するTop Feed、4枚目以降にランダムに表示されるStandard Feedから選択)

広告主が事前にCPMの予測や、オーディエンスサイズを確認することができるシミュレーションツール(Forecaster)を活用できます。

Branded Mission

ブランドとTikTokクリエイターを繋ぐことで、高いエンゲージメントを目指す配信方法です。広告主の視点では、TiKTokのクリエイターからユーザー受けするコンテンツを入手することが可能となり、ユーザーはそのコンテンツを通じてブランドに触れるため、広告により新たな接点を生み出すことが可能です。

運用型広告

オークション(運用型)広告は、リーチや動画視聴に最適化したブランディング向けと、Webサイトへのアクセスや自社サイトにおけるコンバージョン数の向上などに適した、パフォーマンス向けのキャンペーンで構成されています。

「TikTok For Business」というプラットフォームを活用することで、TikTokに広告を出すことが可能です。また運営元が同じの「Pangle」面にも同時に展開可能です。

予約型の広告はまとまった費用がかかるという特徴がありました。一方で運用型広告では、クリック課金(CPC)やインプレッション課金(CPM)などの課金方法があります。クリック課金で30円~ほどから、インプレッション課金は100円~と少額の予算からでも広告の出稿が可能なため、予算が少ない場合は運用型広告からスタートの活用から始めるのがおすすめです。

TikTok for Business

TikTok広告の課金形態(4種類の広告別に紹介)

TikTok広告の種類の項目でも、課金について触れましたが分かりやすくまとめて紹介します。

特徴費用
TopView(アプリ起動表示広告)多くのユーザーにリーチでき、認知目的に有効。キャンペーンなど短気的に注目度を上げたい場合にも活用できる。500万円~
Reach & Frequencyリーチを目的とした広告で、2種類の枠がありTop Feedであればおすすめフィードの広告枠(4番目)を指定して購入可能。50万円~
Branded MissionブランドとTiktokクリエイターを繋ぎ、高いエンゲージメントを生み出します。1000万インプレッション+Mission Page903万円~
運用型広告少額からでも広告の出稿が可能。主な課金形態はクリック課金(CPC)やインプレッション課金(CPM)

クリック単価:30円~

インプレッション課金:100円~

TikTok広告の課金形態別メリット・デメリット

メリットデメリット
予約型広告多数のユーザーにリーチしてブランドの認知を高めることができるPRに予算が少ない企業は難しい
運用型広告少額の予算からでも広告を始めることができるクリエイティブ作成にコストがかかる(動画クリエイティブのため)

▼予約型広告のメリット・デメリット

予約型の広告である、「TopView」、「Reach & Frequency」、「Branded Mission」は、一気にリーチをしてブランドの認知を獲得したり、対象となるユーザーが多い商材の場合に有効な広告となります。

TopViewであれば、アプリ起動時に不快感が少ない状態で広告を見てもらえたり、Reach & FrequencyではTop Feedに指定して広告を配信可能です。Branded Missionはクリエイターが作成した動画の為、広告感の薄い媒体に馴染むコンテンツで商品をアピールできる点がメリットとなります。

一方で、予約型広告は安くはない為、気軽に試してみようとできるのは広告、プロモーション予算の豊富な企業に限られるでしょう。リーチ目的であれば認知はされますが、その後のコンバージョンへと結びつかないケースも考えられます。

▼運用型広告のメリット・デメリット

運用型広告は、小額から始めることができるため他の主要な広告媒体と同じイメージで配信を開始することが可能です。運用型広告を始めることに大きなデメリットはありませんが、TikTok広告は動画がメインとなるためディスプレイ広告のバナー作成などと比べてクリエイティブ作成にコストがかかることは事前に認識しておきましょう。

TikTok広告で売れるジャンルと弊社事例を紹介

TikTok広告ではどのような商品が売れやすいのか、自社の商材との相性は良いのか気になる企業のマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。

媒体の方に売れやすい商品ジャンルを聞いてきました。また弊社で運用代行させていただいている事例のCPAなどの数値もご紹介します。

TikTok広告で売れる商品ジャンル

美容系、金融、サプリメント、人材、教育など幅広いジャンルで広告出稿されていることを媒体の担当者の方に教えていただきました。

個人的な所感ではありますが、toC向けの商材、特に商品単価のあまり高くない商材であれば比較的獲得しやすい印象があります。フォーム入力やリスト獲得などであればCPAを安くすることができるでしょう。

引用:媒体向けTikTok勉強会資料より

弊社のTikTok広告運用事例を紹介

弊社がTikTok広告を代行させていただいている商材のCPAなどの数値を紹介していきますので、これからTikTok広告を始める方は参考にしてみてください。

①美容ジェル

YouTube広告やMETA広告と比較しても一番安いCPAで獲得できています。YouTube広告とほぼ同じくらいのCVを獲得できているのに加えてCVRも高くなっています。

②サプリメント

サプリメント商材の事例では、TikTok告の成果により全体CPAを下げることができています。TikTok広告を始めたことでCV数の増加だけでなくCPAの改善にも繋がった事例になります。

TikTok広告を効率的に運用する方法

TikTok広告はリーチと影響力から、企業にとって無視できないものとなっています。しかし、マーケティング担当者や企業経営者は、限られた予算内で最大限の成果を引き出す方法を常に求めています。TikTok広告を効果的に利用するための戦略を深掘りして紹介します。

パフォーマンス最大化のコツ

まず前提としてTikTok広告のアカウント構造を確認していきましょう。TikTok広告も他の主要な媒体と変わらず、キャンペーン→広告セット→広告といったアカウント構造をしています。

引用:媒体向けTikTok勉強会資料より

動画・静止画アセットを網羅することで多彩なCRフォーマットに対応できます。媒体の推奨においても縦長、スクエアの動画、静止画のフォーマットはマストで入稿するべきです。

また最適化は広告セット単位で行われます。広告セットの学習は、広告セット1つにつき50CVが目安となります。より早く成果を安定化させるためにも媒体側の推奨は配信7日以内に50CV、少なくとも配信して10日以内に20CVを獲得しないと学習期間を終了できない可能性が高くなるので注意が必要です。

広告セット設定で押さえるポイント

①ターゲティング:広く設定

推定オーディエンス数の見積もりが「狭め」と表示される配信は避ける(最低1,000,000は確保)。オーディエンスが狭すぎる場合は、ターゲティング拡張機能を用いて「配信対象の拡大」をON

ターゲティングは、媒体の推奨はALL配信。可能性のあるユーザー層は排除せず広めに設定する。ターゲティングを細かく設定しすぎると配信可能ユーザーが減少し、配信量を出すために入札単価が高くなる、CVユーザーが少なく最適化がかかりにくくなるなどの悪影響を及ぼすことがある。

②入札戦略:LowestCostを推奨

最小コストでの配信を媒体も推奨しています。最小コストで運用すると低CPAとなりそうなユーザーから入札するため、設定予算内でより多くのCVを獲得する仕組みとなっているのです。

最小コスト入札の方が予算内でCVを効率よく獲得するため、CPAを維持したまま配信量の拡大につながりやすいです。

引用:媒体向けTikTok勉強会資料より

最小コスト入札の注意事項:

初動はCPAが高騰しやすい為、CVがつきやすい時間の少し前から配信を開始する。学習期間にCVが少ない場合配信量の著しい減少となる場合もある。予算を変更する際は30%以内の幅で調整することを推奨。

③日予算:できるだけ高めに設定(最適化を短期間で完了させるため)

広告セットの日予算の目安は目標CPA×20~50を目安とする。現実的には1万5千~3万円程のスタートが理想的です。

クリエイティブはトレンドに合わせる

TikTok広告は、クリエイティブが凄い重要です。なぜなら動画開始の数秒でユーザーに判断され、興味を引くことができなければスワイプされてしまうからです。基本的に広告は、一般ユーザーの投稿に馴染む形が理想ですし、TikTokのトレンドに合わせたものを作成する必要があります。

▼最新のTikTokのトレンドは下記の動画から

TikTok広告の費用【まとめ】

TikTokは豊富なユーザーベースと独自のアルゴリズムを通じて、企業やブランドに魅力的な宣伝チャンネルです。特に若年層に人気のこのプラットフォームは現代のマーケティング戦略において重要です。この記事では、TikTok広告にどのくらいの予算が必要なのか目安を提示しました。

効果的なTikTok広告戦略を立てるには、明確な目標設定が重要です。ブランド認知度の向上、ウェブサイトへのトラフィック増加、製品販売の促進などの目標に応じて、広告フォーマットと予算配分を計画しましょう。また、TikTokのトレンドやユーザー行動を理解し、ターゲットオーディエンスに適したクリエイティブ作成も重要です。

さらに広告出稿だけではなく、TikTok内でのインフルエンサーとのコラボレーションやユーザー生成コンテンツ(UGC)を活用することで、費用対効果を高め、より広範なオーディエンスにリーチできます。これらのアプローチは、TikTokユーザーとの関係を築き、ブランドロイヤリティの向上に寄与します。

始めての広告で、TikTok広告を選択するケースは少ないでしょう。それでも既存の媒体と違うユーザーを獲得するために、TikTok広告を活用する選択肢を持っておくことで、今後伸びていくことが確実視されている動画市場の恩恵を受けられるかもしれません。

ぜひこの記事を参考に、TikTok広告に挑戦してみてください。

Web広告に関するお悩みは、
デジタルアスリートにぜひご相談ください。

これまで1800社を超える企業様をご支援の中で得られた知見を基に、経験豊富なコンサルタントが貴社の戦略設計からWeb広告の最適解をご提案いたします。

カテゴリー別記事

無料資料ダウンロード

 

勝てるメッセージとシナリオで成果を出し続ける
「YouTube広告運用マスターガイド」

YouTubeで企業チャンネルが成功するために実践した施策を公開します。

資料ダウンロード

 

1,800社以上の支援実績に裏づけされた
『LPO大全』(実行手順シートつき)

1,800社を支援する中で気づいた『LPO』の重要性と正しい手順・ノウハウを公開します。

資料ダウンロード

 

YouTube動画マーケティングがわかる
企業チャンネル最新攻略法

YouTubeで企業チャンネルが成功するために実践した施策を公開します。

資料ダウンロード

MAIL MAGAZINE

               

最新のマーケティング情報をお届け。デジタルアスリートのメルマガでしか手に入らない情報を受け取りましょう。

SEOチーム所属河合晃典
デジタルアスリート株式会社

異業種から中途でデジタルアスリート株式会社に入社 デジタル広告の運用、大手広告代理店で広告運用を経て自社メディアのライター・運用に携わる 保有資格:Google広告認定資格、YMAA・KTAA認定資格

記事一覧を見る