SHARE
目次
初心者でも最速で売れるキャッチコピーを作れる方法「天国と地獄」とは?
ターゲットの悩みを書く
まずはターゲットの悩みをリサーチします。
人は自分の悩みをずばり当てられるとドキッとして話を聞いてくれますので、この時、ターゲットの頭の中にある悩みを、出来るだけ生々しくそのまま取り出したいところです。
これはターゲットにとっての天国と地獄のうち、「地獄」に当たる要素です。どうしたら、そんな情報が手に入るでしょうか。
ここでは整体院を例に考えて見ましょう。
整体院の場合、ターゲットの悩みは来院した際の第一声に表れます。たとえば、初診の患者さんが始めて先生に病状を相談するときのことを想像してください。
「腰が痛くて歩くのがつらいんです」
「腰が痛くて、朝起きられません」
何に困っていて、どんなにつらいのか、まず説明するでしょう。このようなターゲットの悩みを、そのままとりあえずキャッチコピーに入れてしまいます。
直接ターゲットに接している人がいれば、その方にヒアリングをすると良いでしょう。また、お客様アンケートなどからも、ターゲットの悩みをそのまま切り取ることが可能です。
ターゲットの悩みを解決する
次に、商品・サービスによって悩みが解決した状態を表現します。
整体院の場合、施術後に症状が改善した患者さんの喜びの声が参考になります。
これはターゲットにとっての天国と地獄のうち、「天国」に当たります。
「1回施術を受けただけで、痛みが消えて楽に歩けるようになりました!」
このような声があったとして、この2つをキャッチコピーとするとこうなります。
1回施術を受けただけで、痛みが消えて楽に歩ける!
ポイントは、余計なことを考えずに出てきた情報をそのまま入れてしまうことです。ブラッシュアップは後で行います。
キャッチコピーは、考えようと思えばいくらでも時間が使えてしまいます。
だから、とりあえずお客様の声を中心にまずキャッチコピーの原型をつくり、その後からバリエーションを増やしていくのが賢い方法です。
「天国と地獄」に落差をつける
さて、ここまでターゲットにとっての天国と地獄をキャッチコピーの中に反映し、原型を作りました。ここで、キャッチコピーをさらに印象付けるためにひと工夫します。
それは、この天国と地獄にさらに落差をつけるということです。
天国はより天国に、地獄はより地獄に表現を強めます。
ここでは、前回紹介した以下のテクニックを使います。
今回の場合、たとえば以下のようにします。
20分で痛みがなくなり、スキップして帰れる整体!
天国に行ける証拠を提示する
さて、ここまでですと、広告ということもあり、良いことを書いているだけと思われるかもしれません。
そこで、このキャッチコピーに何かしらの客観的証拠・第三者の証言を添えます。
整体院の場合、
・リピート率90%以上
・98%が初回施術で効果を実感
などのデータや実績などを添えることで、キャッチコピーの信頼性が増し、よりターゲットに届くコピーになるのです。
今回の場合はこの様に証拠を添えて、これでキャッチコピーが出来上がりました!
最後にチェックして出来上がり!
キャッチコピーが出来上がったら、最後に以下の項目をチェックして完了です。
ぱっと見の3秒で理解できなければ、離脱されてしまいます。
たくさんのことを伝えようと要素を入れすぎていないか、文章が長くなりすぎていないか、確認しましょう。
商品の特徴が、ターゲットにとってのベネフィットに変換できていないと、「だからなに?」「それが私にとって何の得になるの?」と思われてしまいます。
ターゲットにとって得な情報であることが一目でわかるまで、わかりやすい表現に出来ているか確認しましょう。
商品への思い入れや書き手の思い込みが強いと、つい、ターゲットの欲求を離れて独りよがりの伝え方になりがちです。
お客様目線は、キャッチコピーを作るすべての段階で意識しなければいけません。出来たキャッチコピーについても、必ずもう一度確認しましょう。
以上でキャッチコピーの出来上がりです。簡単ですね!
キャッチコピーは、何もないところから考えようとするととても時間がかかってしまいます。
その点、この天国と地獄の考え方を使うと、以下のようなメリットがあります。
・短い時間で効果的なコピーを作れる
・お客さまの声を基礎にするので、大きく外すことがない
・効果的なキャッチコピーを作る方法をすべてカバーしている
・繰り返しているとキャッチコピー作りのコツがつかめてくる
簡単に売れるキャッチコピーが作れるだけでなく、これまでの記事で紹介した考え方や要素の使い方も自然に身につく方法です。
ぜひこの方法でたくさんキャッチコピーを作成し、テストをして、売れるコピーを発見してくださいね!
売れるキャッチコピーの作り方の基礎編はコチラ↓
デジタルアスリート株式会社 コピーライター兼マーケター
2015年、デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に入社した専業コピーライター1号。
ランディングページのライティングや制作ディレクションを経て、現在は主に自社サイトやメディアの管理・運営、コンテンツ制作を担当している。
Writer
角谷 裕子 記事一覧
デジタルアスリート株式会社 コピーライター兼マーケター
2015年、デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に入社した専業コピーライター1号。
ランディングページのライティングや制作ディレクションを経て、現在は主に自社サイトやメディアの管理・運営、コンテンツ制作を担当している。