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ビジネスマネージャとは、Facebookページ、Facebook・instagram広告アカウントを一元管理できる公式のツールです。
今回はビジネスマネージャで出来ること、メリット、設定手順について、ビジネスマネージャーを知らない方でも分かりやすく解説していきます。
目次
ビジネスマネージャって何?
「Facebook広告アカウント」や「Facebookページ」「管理ユーザー」などを管理することができ、
ビジネスマネージャに登録すると、簡単に数値確認や分析ができ、一括で広告の追加や変更などができるようになります。
これまでもFacebook広告自体はビジネスマネージャがなくとも始められましたが、徐々にビジネスマネージャがなければ登録できないことや、配信する上で不都合がでてきています。 まだ登録していない方がいたら、ぜひ早めに登録してみてください!
ビジネスマネージャを使ってできること
ビジネスマネージャを使って管理できることは大きく4つあります。
◯Facebookページ
Facebookページの新規作成をすることができます。Facebookページは企業のPRができるだけでなく、広告を配信する際にも必要なものになってきます
◯instagramアカウント
instagramアカウントも連携することができるので、instagramアカウントも管理できるようになります
◯広告アカウント
Facebookやinstagramの広告配信に必要な「広告アカウント」の作成・管理をすることができます
◯カタログ
InstagramやFacebookでショッピング機能を利用する際に必要なカタログ(商品データフィード)を管理できるようになります
ビジネスマネージャを実際に利用するシーン
複数のFacebookページ・広告アカウントを管理する場合
複数のFacebookページを管理する場合ビジネスマネージャがあれば管理がしやすいです。例えば、飲食店などのチェーン店で店舗ごとにFacebookページを所有している場合、ビジネスマネージャを使えばページを一括管理することで、各店舗ページごとのユーザーの反応を把握しやすくなります。
Instagram・Facebookでショッピング機能を利用する場合
instagramの投稿画面から商品画像をタップすることで購入画面に進むことが出来るショッピング機能があります。この機能を利用するには、ビジネスマネージャに登録し、コマースマネージャー上で販売する製品を設定する必要があります。
参考:Meta公式「コマースマネージャー」
【簡単5ステップ】ビジネスマネージャの始め方
ステップ1:ビジネスマネージャを登録する
1)ビジネスマネージャにアクセスし、「アカウント作成」を選択
2)名前、電話番号またはメールアドレス、パスワード、誕生日、性別を入力し、「アカウントを作成」をクリック
ログインを要求された場合は個人アカウントでログイン。
3)会社名を入力し「次へ」
ビジネスマネージャで使用する名前と仕事用のメールアドレスを追加
※注意点
Facebookはアメリカの会社のため、「名前 名字」の順で入力してください。
また、間に半角スペースを入れるようにしましょう。
ここはよくつまずく箇所なので、注意してくださいね。
4)ビジネスの詳細(住所)を登録
住所を細分化して記載しなくてはいけないので、各項目をしっかりと確認した上で入力していきましょう。
5)何かお知らせが表示されていれば「次へ」で確認し、「完了」
6)ビジネスマネージャ登録完了!
ビジネスマネージャを登録したあと、Facebook広告を始めるには「広告アカウント」と、「Facebookページ」の作成もしくは既存ページの紐付けが必要になります。
ステップ2:ビジネスマネージャ内にアカウントを作成
1)下記手順のように「①広告アカウント」→「②新しい広告アカウントを追加」→「③新しい広告アカウントを作成」と進む
2)下記を設定する
①時間帯:(GMT+09:00)Asia/Tokyo
②通 貨 :JPY―日本円 を選び、
③広告アカウントを作成
※時間帯と通貨は変更ができません。
広告の配信時間や予算表示に影響されるので、必ず確認するようにしましょう。
3)広告アカウントの作成が完了後、ユーザーを追加
①メンバーを追加して
②追加したいユーザー名の横にチェック を入れ、
③変更を保存
メンバーの追加に関してですが、Facebookに登録していることが必須となるため、もし登録をしていない人を追加したい場合はFacebookに登録してもらいましょう。
※注意点※
実績や運用年数によりその数は変動しますが、ビジネスマネージャで作成できる広告アカウントの上限数は一般的に2つとされています。
この数を確認する方法は、上メニューから「ビジネス設定」を選択した後、左メニューバーより「ビジネス情報」を選択してください。
表記が小さいので見逃しがちですが、ここに上限が表示されるので確認するようにしましょう。
ステップ3:Facebookページと紐づける
1)Facebookページがない方は下記手順で設定する
①Facebookページ
②新しいページを追加
③新しいFacebookページを作成 の順にクリック
2)カテゴリ選択画面にて、「会社または団体」を選択します。
(※店舗ページの場合は「ローカルビジネスまたはスポット」)
3)下記を埋める
①作成したいページ名を入力(※)
②ページに該当するカテゴリを選択
③Facebookページを作成
※注意点※
最近では審査も厳しくなっているため、ページ名には会社名を入れることが推奨されます。
もともとFacebookページを持っている場合は、Facebookページの「URL」を検索し、「ページを追加」ボタンで完了します。
ステップ4:ユーザー設定
1)ビジネス設定をクリック
2)ユーザー を選択
3)追加を選択
4)「メールアドレスを入力」欄に追加したいユーザーのFacebook登録時に使用しているメールアドレスを入力する
この際にアクセスの割り当てが選択できます。
デフォルトで上部の「社員アクセス」選択されていますが、もし追加するユーザーに権限(設定、ユーザー、アカウント、ツールを編集できる)を付与したい場合は下部の「管理者アクセス」を選択してください。
5)ユーザーの権限確認・変更を行いたい場合は、ユーザーの横の「>」をクリック
ここを押すことで権限が確認できるようになります。
6)「広告アカウントを管理」権限がグレーになっていたら、ブルーへと変更する
反対に、レポート確認だけの権限を付与したい場合は、それ以外のブルー箇所をグレーに変更してください。
ステップ5:支払い設定
6)左メニューの支払いを選択
7)「+追加」を選択
8)支払い方法を選択し、必要事項を入力して 次へ
「通貨」部分で日本円以外にも「米ドル」「タイバーツ」なども選択することが出来ますが、ここでは「日本円」を選ぶようにしましょう。
ビジネスマネージャから広告アカウントを複数作成すると、作成した広告にここで登録した支払い設定を一括適用することができます。
ここで通貨設定を誤ってしまうと管理が難しくなってしまう懸念があるため、間違えないようにしましょう。
9)支払い設定完了
これで、ビジネスマネージャでFacebook広告を始めることができるようになります。
ビジネスマネージャの使い方
Facebookページの新規作成
「Facebookページ」を設定することで広告配信などができるようになるため、設定しておきましょう。
①ビジネス設定→ページ→「新しいFacebookページを作成」をクリックする
②カテゴリを選択
※会社または団体が一般的です
③Facebookページ名・カテゴリを設定する
Facebookページ名には店舗名や会社名など分かりやすいものを入れるのがおすすめです。
これで完了です。
ユーザーを紐付ける
FacebookビジネスマネージャではFacebookページや広告アカウントにユーザーを紐付けることができます。FacebookやInstagramで広告を配信する場合はページや広告アカウントに紐づけていないと管理画面の操作ができないので必ず紐づけましょう。
①ビジネス設定→ユーザー→追加→招待したいユーザーのメールアドレスを入力します
②「アプリと統合」、「全権限」という項目で「管理」もしくは「無し」を選択します
この2つの権限を与えることでビジネスマネージャの全権限を使うことができます。マネージャーなど管理する立場の場合この権限を付与しましょう。
③アセットタイプで権限を付与したい項目を選び、右下の招待を送ると、招待先にメールが届きます。
招待される側がメールを確認し、承認することでユーザー追加完了です。
Instagramアカウントとの連携
Instagramアカウントと紐付けることで、Facebook上でもInstagramの設定などが行うことが出来るようになります。
ビジネス設定→instagramアカウント→追加→「Instagramアカウントをリンク」をクリック
そうするとinstagramアカウントのログイン画面に移動するのでIDとパスワードを入力しログインすれば完了です。
ユーザーのアクションを計測できる「ピクセル」を設定する
Facebookのピクセルは広告でコンバージョンを計測したり、商品カタログでの購入情報を計測するなどユーザーのアクションを計測するためには不可欠なので、ビジネスマネージャの作成が完了したら必ず作成しましよう。
①ビジネス設定→データソース→データセット→追加をクリック
②データセットの名前を入力したら、右下の作成を押して完了です。
この後のコンバージョンを計測する方法は下記の記事をご覧ください。
【2023年版】Facebook(Meta)ピクセル発行と設置方法を解説!
商品カタログを作成する
ビジネスマネージャから、instagram・Facebookショッピングを利用する際のカタログを作成することができます。
①ビジネス設定→データソース→カタログ→新しいカタログを選択
カタログ名は商材名などを入れましょう。タイプは自社商品・サービスに当てはまる項目を選択してください。
②割り当てたいユーザーと権限の設定を行います
※カタログ内の商品の編集を行うユーザーには全権限を付与しましょう
リンクするピクセルを選択して作成完了です。
ビジネスマネージャ設定時の注意点
同じFacebookアカウントでは2つまでしかビジネスマネージャを作成できない
同じFacebookアカウントで作成できるビジネスマネージャは2つしか作成出来ません。3つ以上必要な場合は他のメンバーに作成してもらうことで対応していきましょう。
Facebook作成直後だとビジネスマネージャを作成できない場合がある
ビジネスマネージャを作成するために新しくFacebookアカウントを作成する場合、作成してからしばらく時間が経過しないとビジネスマネージャが作成できない場合があります。アカウント作成日から2,3日ほど時間を置いてから作成するようにしましょう。
まとめ
今まで個人用のFacebookと会社で使うFacebookが混ざって使いにくかったものが、ビジネスマネージャを設定することにより、会社のFacebookだけを見て、管理できるようになるので大変便利です。
また、複数の広告アカウント・複数のFacebookページを一元管理でき、複数人でアカウントを管理していても、同時に閲覧、操作することができるようになります。
最初の設定は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえばビジネスマネージャの恩恵をたくさん受けることがでるので、この機会にぜひ作成し使ってみてください!
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