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リワード広告とは?広告の特徴・メリットデメリット共に成果を高めるポイントを解説

リワード広告はユーザーにアプリ内でポイントや特典を付与する代わりに動画を視聴させたり、体験アプリを促す広告フォーマットです。
特にゲームアプリでは90%がリワード広告を使用しております。

リワード広告は、アプリ内の一部として浸透しているため、動画を最後まで視聴されやすいと言った利点がありますので、今回はそんなリワード広告の特徴やメリット・デメリット、利用する上で効果を上げるポイントについて解説していきます。

リワード広告とは

リワード広告は、ユーザーがある行動を行うときに報酬が発生させる広告のことを言います。主な行動は以下の4つです。

ユーザーに対して支払われる報酬は、ユーザーが行動を起こしたサイトやアプリ内で使用できるアイテムやポイント、特典という形で支払われます。企業とユーザー双方にとって利益がもたらされるため、多くの企業で使用されています。

動画を最後まで視聴する

アプリゲーム内で使用するポイントが足りないときなどにポップアップが表示されます。表示された動画を視聴することでアプリ内で使えるポイントを獲得することができます。

引用:AdGeneraion「動画リワード広告」

サイトで会員登録する

アプリで他サイトの会員登録などをすることで、アプリ内で使えるポイントを報酬として得ることができます。報酬条件はアプリやアプリ内で紹介されているサイトによっても変えられるためユーザーに会員登録するハードルが低くなるように設定しましょう。

引用:アドウェイズ【リワード広告サービス「AppDriver offerwall」】

アプリをインストールする

スマホ画面に表示されたアプリをインストールすると報酬をもらうことができます。ゲームやマンガアプリ内で使用できるポイントが足りない場合に表示させることでユーザーにインストールを促すことができます。

引用:TOMORUBA「MAU1,000万達成に貢献したリワード付きディスプレイ広告配信SDK「BuzzAd Benefit」とは?」

表示された動画(アプリ)の体験プレイを行う

サイト内に表示されるアプリ広告をクリックし、ユーザーに疑似体験をしてもらいます。簡単なゲームをクリアすることでアプリ内で使用できる報酬を手に入れアプリを有利に進めらたり、インストール前にアプリ内の世界観を知ってもらうことでインストール数を上げることができます。

引用:maio「ユーザー体験型動画広告「プレイアブルアド」の提供を開始」

リワード広告の配信にはアドネットワークが必要

リワード広告を利用するためにはアドネットワークを使用しなければなりません。下記にリワード広告においておすすめのアドネットワークを4つ紹介します。

GoogleAdMob

Googleが提供するモバイルアプリ向けのアドネットワークです。世界最大規模の広告ネットワークであり、バナー広告やネイティブ広告等様々な広告を配信することが可能です。

Googleが提供しているため、Googleアナリティクスと連携することでCV数やクリック数など分析を行うことも可能です。

 

Google Ad Mobのリンクはこちらから

下記キャプチャの赤枠内「使ってみる」をクリックし、項目に従ってアプリ情報などを記載していきます。

GREE Ads Reward

グリー株式会社が運営するアドネットワークであり、GREEの課金ユーザーがメインターゲットです。アクティブにゲームを利用するユーザーの画面内に表示することができるため、スマートフォンなどのモバイル機器から質の高いユーザーを誘導することができます。

広告の掲載方法は下記のとおりです。

  1. 「お問い合わせ」フォームよりご連絡
  2. 担当者よりお申し込みについてご案内
  3. 広告主様にてSDK・タグの設置
  4. 成果テスト
  5. 広告掲載開始

お問い合わせフォームはこちらから
項目に従って必要事項を入力して進めましょう。

Facebook Audiene Network

Facebookが提携している数千以上のモバイルアプリに広告配信ができるアドネットワークです。オーディエンスネットワークで広告を視聴したユーザーはFacebookでのみ広告を視聴したユーザーに対して、8倍ものコンバージョンを獲得しております。

参考:Meta Audience Networkについて

広告の掲載方法は下記の通りです。

  1. Facebookビジネスマネージャアカウントにログイン(まだ作成していない場合はこちらから)
  2. アプリを追加し、配置を作成する
  3. メディエーションパートナーを選択する
  4. アプリで入札を設定する

詳しくはこちらから

LINE広告ネットワーク

LINEのファミリーアプリやLINEが保有しているネットワーク内にリワード広告を表示することができます。特に配信対象であるLINEファミリーアプリ、アプリメディアの月間アクティブユーザーは約3600万人と多くのユーザーに届けることができます。

LINE広告ネットワークでのリワード広告の配信方法は下記のとおりです。

引用:LINE広告ネットワーク「動画リワード広告」

リワード広告の特徴

スマホユーザーを対象にした広告が大半を占めている

リワード広告の対象がスマホユーザーが多く、ユーザーもアプリに関する報酬を手に入れることができるため広告に対する嫌悪感はあまり感じず、満足度を得られます。

現在、自社でアプリを運営している、もしくは今後アプリを配信予定であればリワード広告を実施することをおすすめします。

リワード広告の動画秒数は10秒~30秒

ユーザー離れを防ぐため、動画の秒数は10秒~30秒にすることをおすすめします。短すぎるとユーザーに広告の内容を認知してもらえない、長すぎるとユーザーが飽きてしまうというデメリットがあります。

リワード広告の仕組み

リワード広告はアフィリエイト広告の一つであるため、あらかじめ設定した成果(アプリダウンロード、アプリ内で特定の条件をクリア、動画視聴)をユーザーがクリアすることで広告主が配信した媒体(ASP) にお金を支払うだけでなく、ユーザーに対してもアプリ内で利用できるポイントやアイテムなどを付与します。

商品の購入等の場合は、購入した製品・サービスが提供されているメディア(アフィリエイター)にお金の一部が支払われます。

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リワード広告のメリット

リワード広告を配信するメリットは下記2点です。

広告の動画と抵抗されにくく、視聴されやすい

リワード広告によって得られる報酬はアプリ内で使用できるアイテムや特典が多いです。そのため、アプリゲームを進めるために必要、便利なアイテムであればユーザーも動画を視聴しやすく、最後まで見られやすくなっております。

認知度向上、アプリのインストール数増加に貢献できる

リワード広告は、最後まで動画を見ることで報酬を得られる可能性があるので、ほとんどのユーザーに最後まで視聴してもらえます。そのため、サービスや商品の宣伝を伝えきることができ、認知度を上げることができます。

また、チュートリアルをクリアするなどと一定時間のプレイが報酬条件とした場合は、プレイ履歴も残るため、インストールの増加だけでなく、プレイ時間の増加も見込めます。

リワード広告のデメリット

リワード広告を配信するデメリットは下記2点です。

アプリの評価が下がりやすい

アプリインストールのみ、チュートリアルのみをユーザーが報酬を獲得出来る条件にした場合、条件が達成されたらアンインストールするなどに繋がります。

大量のユーザーに配信出来るメリットはあるものの、配信前に比べてアプリの評価が下がったということも十分にあり得るので注意しましょう。

アクティブユーザーは獲得しづらい

ユーザーは報酬目当てでアプリのインストールなどを行うため、報酬を手に入れたあとのアプリの使用率は低くなります。評価も適当につけられることが多いため、アクティブユーザーを増やす目的ではリワード広告は向いておりません。

リワード広告の効果を高めるポイント

ユーザーに合った広告のデザインを作る

表示される広告のデザインは、

の2点に注意して作成するのが望ましいです。

ユーザーが報酬を獲得しやすいメッセージで特典を伝える

ユーザーが獲得する報酬は分かりやすく、アプリ上のストーリーを意識して作成することが望ましいです。

上記画像のように、クリック部分の文字数も少なく簡潔に伝えられており分かりやすい作りになっています。

また、アプリ内でコンティニューをするときのように、ユーザーに選択を迫るアクションを表示している場合、「10秒動画を視聴すれば、継続できる」などメッセージをつけたリワード広告を入れるとユーザーにクリックされやすくなります。

引用:Google AdMob「リワード広告」

ユーザーのターゲットに沿ったデザインにする

配信したいユーザーの層のニーズや好みに合わせたデザインにすることで、ユーザーからのアクションを起こしやすくします。

上記広告ですが、デザインとアプリのデザインに統一感をもたせることで広告の収益が20%上昇しております。

引用:Google AdMob「リワード広告」

ユーザートラフィックの高い箇所に広告を掲載する

ユーザーが必ず見るTOPページや最前面に飛び出して表示させるポップアップ機能を使うことでリワード広告の効果を高めることができます。

上記画像にあるCookAppsでは、アクテイブユーザーが最終的に訪れるゲームセッションの終了時にポップアップ表示でリワード広告を設置しました。それによりユーザーの目に留まる確率が上がり、広告収益を86%アップさせることができております。

引用:Google AdMob「リワード広告」

アプリ内でユーザーの手助けをする

アプリゲーム内でユーザーが攻略するのが難しい場面で、コンティニューやレベルアップアイテムをポップアップを提示すると効果的です。

ユーザーがあと一歩届かないというところに合わせて、リワード広告を提示することで広告としての効果も高まりやすくなります。

引用:Google AdMob「リワード広告」

上記画像のゲームでは、ボクシングのラウンドに負けたプレーヤーに対してリワード広告を表示し、広告の効果を高めるために、広告の表示が消えるまでの時間を10秒にして、広告視聴の報酬としてコンティニュー出来る権利を与えています。

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まとめ

リワード広告は、ユーザーに報酬を与える代わりに企業側が紹介したいサービスや商品に関する動画を見てもらったり、アプリのインストール数や認知度を上げるために流す広告です。

上記に並べたようにリワード広告ならではのメリットが複数あるので、アプリ配信を進める上で一度は検討してみましょう。

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