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人気のニュースアプリ「グノシー(Gunosy)」を知っていますか?
若者の間ではテレビ離れが進み、代わりにスマートフォンでいつでも確認することができるニュースアプリの需要が高まっています。
そんな中でもグノシー(Gunosy)は人気のニュースアプリであり、利用者を増やしています。
今回はグノシー(Gunosy)広告の始め方と設定方法について解説します。
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これまで1800社を超える企業様をご支援の中で得られた知見を基に、経験豊富なコンサルタントが貴社の戦略設計からWeb広告の最適解をご提案いたします。
目次
グノシー広告とは
グノシー(Gunosy)とは、ネット上に存在する様々な情報を独自のアルゴリズムで収集しユーザーに届ける情報キュレーションサービスです。
2013年にアプリをリリースして以降、ダウンロード数もユーザー数も右肩上がりの成長を続け、アプリの国内インストール数は4,400万を超えています。(2023年9月媒体資料より)
さらにKDDIの端末にプリインストールされている「ニュースパス」は1,500万、いつでも使えるオールインワンの無料アプリ「au サービス Today」は540万インストールを突破しました。(2023年9月媒体資料より)
合わせるとその数は、6,440万インストールを超えます。
「グノシー」アプリだけではなく、ターゲットに合ったアプリに広告を配信出来ることもグノシー広告の魅力です。
この後それぞれの特徴を解説していきますが、その前に1点、最低出稿金額について確認しておいてください。
最低出稿金額に注意
グノシー(Gunosy)広告には最低出稿金額の設定があります。最低出稿金額は50万円です。
あらかじめ把握した上で申し込みましょう。
グノシー広告の特徴
1度の出稿で「グノシー」だけではなく「auニュースパス」「auサービスtoday」に配信ができ、KDDIと協同運営、「ポンタポイントが貯まる」ような商材・サービスの親和性も高いのが特徴です。
そして、グノシー広告の最大の特徴は、圧倒的なインストール数、と言いたいところですが、インストール数よりも重要視するべき指標があります。それが月間利用者数(MAU)です。
累計ダウンロード数が多くても、現在利用していないユーザーが大半であれば、広告配信を検討する余地もありません。現在も利用しているユーザーがどれくらいいるのかが、広告媒体を選定する重要なポイントになります。
では主要アプリの日本国内の月間利用者数(MAU)を見てみましょう。
- LINE:9,500万人
- YouTube:7,000万人
- X(Twitter):4,500万人
- Instagram:3,300万人
- Facebook:2,600万人
- Tik Tok:1,700万人
こちらに対し、グノシーの月間利用者数は1,300万人です。Tik Tokの月間利用者は世界では11億人を超えていますが、日本国内ではグノシーのそれを超えられていません。
グノシー広告への出稿によってどれくらいのユーザーにリーチ出来るか、少しイメージ出来たのではないでしょうか。
また、グノシー広告は若年層向け、というイメージがありますが、実は20代・30代よりも40代・50代のユーザーの割合が多いとうデータがあります。40代以上のユーザーが8割を占めています。
グノシーユーザー情報(デモグラフィック)
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
無料クーポン掲載のCMの露出が多いことから、若年層向けというイメージがついたのかもしれません。
年齢層が高めである理由ですが、KDDIのAndroid端末にプリインストールされていることも要因の1つだと考えられます。
無料クーポン欲しさにアプリをダウンロードしたユーザーばかり、というのであれば広告を出稿しても効果が期待出来ないのではないか、と不安に思っていた方も、考えが変わるのではないでしょうか。
そうなると気になるのは広告効果です。実際に成果が出た事例をご紹介します。
グノシー広告の実績紹介
下記の事例は認知目的ではなく販売促進を目的としてグノシー広告の出稿を行った事例です。実際の購入件数とともにご紹介します。
事例① 疲労対策サプリメント
- 商材: 疲労対策サプリメント
- 月間CV(購入): 1,000未満
- CPA: 7,000円前後
- 購入層: 30代後半~50代の男性
事例② 脂肪対策サプリメント
- 商材: 脂肪対策サプリメント
- 月間CV(購入): 300未満
- CPA: 5,000円前後
- 購入層: 30代~60代の男女
双方サプリメントの事例ですが、商材だけでなく購入層にもご注目ください。グノシー利用者は若年層が多い、認知目的に適している、というイメージが覆される実績ではないでしょうか。
グノシー広告に適した商材・サービスとは
先にご紹介した事例の通り、販売促進を目的とした場合でも成果が出せることはおわかりいただけたかと思います。
グノシー広告に適した商材としては、以下の情報が媒体側から公表されています。
■美容・健康系
スキンケア、ヘアケア、ダイエット、健康ドリンクなど
■マネー系
不動産、転職、保険、中古車査定など
ただし、美容・健康系は審査が厳しいとされているため、「法令遵守」がなされている前提で審査申し込みを行ってください。審査が厳しい=競合が限定されているため、審査に通れば成果が出る見込みが高いとも言えます。
グノシー広告では金融系の広告も出稿可能です。金融ジャンルでは「債務整理」「キャッシング」「カードローン」なども広告効果が見込めます。月間1,500万円ほど広告費を使用している事例もあります。
向いていない商材・サービス
もちろん、グノシー広告に向いていない商材もあります。
また、コンサルティング・セミナーなどの無形商材は商材自体がNGです。
最初の商材審査の段階で審査落ちしますので、無形商材の掲載はできないという認識が必要です。
グノシー広告の仕組みと種類
グノシー(Gunosy)広告では、クラスタという10のカテゴリーでユーザーの興味・関心を測り、ユーザーの読んでいる記事の傾向や反応率からユーザー毎に最適化を行い、広告配信します。
またグノシー(Gunosy)のアプリ上だけでなくauニュースパス、auサービスTodayにも配信することも可能です。
アドネットワークで配信を行えば、その他のアプリや広告媒体にも配信を行うことができます。
Gunosyの広告メニューは多数あり、目的によって使い分けることが可能です。
1day MAX(パネル・ビデオ)
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
1日限定で最も視認性の高いトピックタブヘッダー+インフィード面中心に掲載するメニューです。ニュース性のある情報配信に最適なメニューです。
1day Header MAX(パネル・ビデオ)
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
1日限定で最も視認性の高いトピックタブヘッダー中心に掲載するメニューです。ユーザー属性が異なる「グノシー」と「ニュースパス」の両メディアに配信し、多くのユーザーにリーチをします。
ヘッダーパネル
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
各種チャンネルと記事中のファーストビュー(ヘッダー)へ配信できる広告メニュー(掲載保証)です。視聴率及び誘導率が高く、認知拡大施策に最適です。
ヘッダービデオ
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
各種チャンネルと記事中のファーストビュー(ヘッダー)へ配信できる広告メニュー(掲載保証)です。情報感度の高いユーザーへのリーチが実現できます。
インサーション
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
インフィード広告枠の最上位に位置する掲載保証広告です。話題演出に適したメニューです。
グノシークーポンアズ
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
グノシークーポンタブ内に誘導広告を掲載できます。視認性が高く、クーポンやグルメに関心の高いユーザーに対して最適に訴求することができます。
記事タイアップ
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
一般記事と同じフォーマットで配信されるため、ユーザーがストレスなく楽しめる広告です。ユーザーが最も注目するトピックに広告掲出するため、話題喚起にも最適です。
記事タイアップビデオ
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
記事広告のヘッダー上部に固定して動画配信ができます。「記事」×「動画」で訴求できるため、深い理解促進が可能です。
グッテレ(インフォマーシャル動画広告)
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
1分30秒の尺での番組の中で、インフォマーシャルな動画広告を製作し配信が可能です。動画製作・二次利用が無償で、配信費用のみのお得なパッケージです。
パフォーマンス
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
グノシー、ニュースパス、auサービスTodayに配信する運用型広告です。自動入札機能により、ユーザーごとに入札価格が自動で最適化されます。
ネットワークアズ
画像引用:グノシー メディアガイド(2023年9月)
Gunosy Network Adsに登録している外部パートナーメディアの提供枠に配信できる広告配信メニューです。インフィード型に特化したADNWであり、ディスプレイとは違ったユーザーへの訴求が可能です。(大手キャリア系媒体への出稿ができます)
グノシー広告のメリット・デメリット
グノシー広告のメリット
- クラスタごとにCPCの入札調整が可能
- マイクロコンバージョンの計測が可能
- アドネットワークに配信が可能
- 審査基準がリスティング広告ほど厳しくない
- auスマートパスやLUCLAへの配信が可能
グノシー広告のデメリット
- 商材を選ぶ
- 審査完了まで3営業日かかる
- 代理店経由でないと運用ができない
グノシー広告の配信を開始する
それでは実際にグノシー広告の配信を行うための手順を説明します。まずはグノシー広告の審査基準を満たしているか、審査請求を行います。
掲載可否
GunosyAdsの掲載可否お問い合わせフォーム
掲載可否のページでは、以下を記入します。
- メールアドレス
- 社名(正式名称)
- 担当者氏名
- 返信先のメールアドレス
- 代理店名(正式名称)
- グノシーの担当営業のメールアドレス
- クライアント名
- コンテンツ名(商材・サービス名)
- コンテンツURL ※LPのURL
- 配信先メディア
- 配信メニュー
- 配信開始希望日
- 同意事項
送信後、掲載可否に関してグノシーからメールが届きます。
申し込み
掲載が可能であれば、以下のフォームから必要事項を記入して送信します。
GunosyAdsの申込/追加入金/予算移動フォーム
- メールアドレス
- 社名(正式名称)
- 担当者様 氏名
- 返信先のメールアドレス
- 問い合わせ内容
キャンペーンの設定と計測タグの設置
申込を送ったらグノシー(Gunosy)の管理画面にログインし、右上からキャンペーンを作成してタグ発行を行います。
はじめに、キャンペーンの設定を記入します。
ここでは以下の内容を入力していきます。
- キャンペーン名:商材名_GunosyNewspassなど
- 広告主体者名:広告主名
- 表示形式:通常
- 配信枠:Gunosy+Newspassに配信する
- 入札形式:CPC入札
- 案件タイプ:Web
- 開始日時:直近1時間後ぐらい
- 終了日時:空白
- 予算:適宜
- 日予算:適宜
- トラッキングツール:Gunosy
- 対象デバイス:適宜
- 対象性別:案件による
- 年齢ターゲティング設定:案件による
- ジャンル:案件による
- ランディングページドメイン:
- 目標CPA:
キャンペーンの設定が終わりましたら、タグを発行します。コンバージョンタグというタブをクリックします。
コンバージョンタグが2つ表示されるので、それぞれ以下の場所に貼り付けます。
・LPタグ・・・広告クリック後ページbody内に貼り付け
・コンバージョンタグ・・・サンクスページのbody内に貼り付け
広告入稿
次に広告入稿です。広告設定の流れは以下の通りです。
・広告名→自分でわかるように記入
・URL→入稿する記事のURLを入力
・タイトル文→広告の見出しにあたる部分。32文字以内で入力
・説明文→広告を補足する内容。50文字以上75文字以下で入力
・バナー(大)→600×360のサイズをPC上から選択。名称は毎回「バナー大」でOK
・バナー(小)→160×160のサイズをPC上から選択。名称は毎回「バナー小」でOK
広告入稿の手順には2つ方法があります。
1つずつ手動で入れる基本的な方法(基礎編)とCSVを使って一括入稿できる便利な方法(応用編)がありますので、それぞれ紹介します。
基礎編
①キャンペーンの中の広告をクリックします。
②新規広告をクリックします。
③広告新規作成の画面が表示されるので入力します。
すべて入力したら右下の青いボタンの「作成する」をクリック。
キャンペーン内を確認すると、広告が作成されています。
これで広告文は作成できました。
※注意点
入稿した直後は「承認ステータス」の項目が「承認待ち」となっていますが、審査が終わり広告が通過した場合は自動的に配信が開始されます。
知らないうちに配信開始にならないよう、キャンペーンのステータスを「一時停止」に変更しておきましょう。
また、新規で入稿する場合は問題ないですが、追加入稿をする場合は、広告ごとに配信ステータスを停止にすることを忘れないようにしましょう。
審査が通過したら、手動で配信に変更します。
基本は上記の通りですが、グノシー(Gunosy)広告は審査に3営業日程度かかるため、広告は10パターン以上入れることを強くおすすめします。
また、グノシー(Gunosy)は画像よりもテキストが左に表示されるので、テキストのテストが重要です。
とにかく、多くのテストを回すことがCV拡大のポイントなので、次に複数入稿の方法をご紹介致します。
応用編(100パターンの大量入稿する)
画像10パターン、テキスト10パターンの計100パターン入稿する場合など、画像に対して複数のテキストパターンをする場合は一括入稿が便利で時間の節約になります。
①テキストは全て統一して入稿する画像パターンを作成します。
②CSVファイル(フォーマットがある)に以下のように入力します。
その際に、下記のボタンをクリックすると、広告名から右側の入力がコピーできます。
CSVファイルに入力する内容は、実際はキャンペーンIDとキャンペーン名だけということになります。(広告名のところで貼り付けをすると勝手に項目欄が埋まる仕組み)
また、キャンペーンIDやキャンペーン名も一度入力したらその後はまとめてコピペすると早いです。
③「CSV一括入稿」ボタンをクリックし、CSVファイルをダウンロードします。
入稿できれば完了です。
もしエラーが出た場合は、赤文字表記に従って修正してCSV一括ファイルを再ダウンロードをして修正します。
広告掲載開始
広告文を入稿し審査が通過したら、いよいよ掲載開始です。
日予算の設定と広告のテストの仕方を間違えると、ムダに広告費をかけてしまうことになるので、広告運用のポイントをご紹介します。
グノシー広告運用のポイント
グノシー(Gunosy)広告運用のポイントは、最初から10パターン以上の広告文、クリエイティブを入れてテストすることです。
審査に3営業日程度かかるので、効率よくテストを回すために準備が非常に重要だからです。
ただし、予算が限られている場合にはこの限りではありません。おそらく予算に関しては、初動のテストは少額で試すことが多いでしょう。
例えば、日予算を1万に設定したら、クリエイティブが10個以上あったとしても、稼働させるクリエイティブは5個以内がおすすめです。10個すべて回すとそれぞれのクリック数が少なくなり、母数が少なくてテストにならないからです。
推奨されるクリック率は1%なので、それに満たない広告はバシバシ停止して当たりを探していきます。そのデータをもとに、新たに追加するクリエイティブや広告文・記事LPの内容を変えていってください。
ちなみにこれまでの運用成果を見ると、グノシー(Gunosy)で反応の良い広告文は、2ちゃんねるのタイトルやヤフーニュースのタイトルのように「気になる!なにそれ?」と思わせる表現でした。
タイトル決めの参考にしてみてください。
まとめ
グノシー(Gunosy)広告は、当たると数千万円の広告費を使える、大きな成果が見込める媒体です。
CVの拡大、新しい購入者層を広げたい場合には必須の媒体でしょう。
またグノシー(Gunosy)広告を攻略できれば、他のスマートニュースやSNS広告、YDN・GDNでも成功する可能性が高くなり爆発的なヒットにつながります。
潜在層を取り込み、ビジネスを拡大できる広告媒体なので、まだ使ったことがないという人はぜひ試してみてください。
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