Facebook広告で審査落ちが多発している「迂回システムに関するポリシー」って何?

  • 2020.7.7
  • 2023.7.4
  • 14,352 Views

経験上、Facebook広告は「審査落ちが多発する時期」「アカウント停止が多発する時期」があると感じています。

Facebook広告の中の人に聞くと、そんなことはありませんと言われますが、審査落ちブームはあると思っています。(嬉しくないブームですね)

この審査落ちブームは定期的に起こっている気がしています。問題なく運用できていたアカウントでもちらほら広告の審査落ちが出て、アカウント停止になったものもありました。

それらの対処を行っていたところ、今まであまり見かけなかった「迂回システムに関するポリシー」に抵触しているというケースが複数出ていることに気づきました。

何これ?どういうポリシー??と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

本記事では「迂回システムに関するポリシー」とは何か、具体的な事例、ポリシーに接触しない運用方法についてお伝えします。

「迂回システムに関するポリシー」って何?

Metaの正規代理店というステータスを活かして、Facebook広告の担当者とのミーティング時に直接質問をすることができ、詳細が掴めてきましたのでご紹介します。 まずは、審査抵触時に表示される内容が以下の通りです。

抵触ポリシー:28.迂回システム
広告審査プロセスを迂回する方策を講じてはなりません。この方策には、広告コンテンツまたはリンク先(ランディング)ページの偽装も含まれます。

参照元: システムの回避

例)
・単語やフレーズを難読化する目的で広告テキストにUnicode文字または記号を使用すること
・広告のリンク先ページへの、Facebookによるアクセスを制限すること
・既存のアカウントにポリシー違反が適用された後、新しい広告アカウントの作成を試みること

ポリシー説明と例がそもそも合ってないのでは?と感じる人も多いと思いますが、総じてFacebook広告の審査ポリシーを免れようとする表現や仕様」全てが対象となるとのことです。 それでは、具体的な例をご紹介します。

「迂回システムに関するポリシー」に抵触する具体的な事例

絵文字の使用

Facebook・Instagramでは絵文字が使用できるため、広告文にも装飾目的で絵文字を設定している場合も多いと思います。ですが、絵文字の使用はポリシー上NGです。

「なぜ絵文字がNGなのか?」「なぜ絵文字の使用が該当するのか」という点については、過去に絵文字をうまく活用して、テキストで書くと審査に抵触するようなことを表現していた例があるそうです。(アダルトな表現や、アルコール類・暴力的な表現など)

審査抵触時に表示される「単語やフレーズを難読化する目的で記号を使用する」というのは、「読みにくくしている」という意味ではなく、絵文字を使って単語やフレーズを暗に表現しているという意味の方が近いということです。

実例の掲載は控えますが、フルーツの絵文字を使用してアダルトな暗喩をする…と言えば少しはイメージできるでしょうか。そのような使用方法を取っている広告主がどうやら存在していたらしく、総じてどんな使用の仕方でも、絵文字の使用は控えてほしいというのがMetaの意向のようです。

審査通過してからリンク先ページを変更

以前は過激なアフィリエイターの記事などで、PC画面で見ると特に審査問題ない記事だが、スマホから見ると内容がまったく異なり、審査に完全に抵触している表現(10kg痩せる、など)を多用している記事になっている、というものを見かけました。

審査をくぐり抜けるためにあえて狙って上記を実施しているので「審査を迂回している」ということでポリシー違反となります。

ここまで極端じゃないにしても、一度審査を通過してからページの中身に追記等を行って、審査に抵触すると、審査を迂回する対応を行ったと見なされます。

海外からの不正アクセス対策を実施している場合

「広告のリンク先ページへの、Facebookによるアクセスを制限すること」という例がありますが、Facebookからのアクセスを制限したつもりでなくても、結果的に制限してしまっていて審査落ちする可能性があります。

それが、日本以外からのアクセスをサーバー上で制限している場合です。

レンタルサーバーサービスなどでは、海外からの不正アクセスを防ぐために国外IPアドレスからのアクセスを制限する機能を提供している場合があります。

Metaは本社がアメリカにあり、審査用のアクセスも国外から実施されることがほとんどです。そのため、国外IPアドレスからのアクセスに制限を加えていると、Facebookからのアクセスもブロックしてしまい、審査落ちになってしまう例があります。

ホワイトリストにFacebookが入っていれば問題ありませんが、原因のひとつとしては考えられるため、もし国外IPアドレスからのアクセスをブロックしている場合は、Facebookからのアクセスは許可するように追加設定を加えると良いでしょう。

「◯◯」 など、一部を伏せた広告文を使用

広告テキストにおいて、「出会ったのは◯◯でした」というように伏せ字を使用していたり、「原因は…」など最後まで言い切らずにぼかして終わらせている場合も、審査を迂回していると見なされます。

その他、Facebook広告の審査基準やアカウント停止について知りたい方はこちらから↓

最新の審査基準を把握することが重要

迂回システムって何??どこが抵触してるのか全然わからない…といった声をよく聞きます。迂回システムに関するポリシーに悩まされている方は、上記に当てはまっている部分はないか、を再度確認してみてください。

広告運用者としては「審査違反しているつもりがない」部分が、迂回システムに抵触していることが多く、わかりにくい審査ポリシーだと思います。

Facebook広告も年々審査が厳しくなっており、「以前は大丈夫だったのに…」という内容も審査落ち・アカウント停止になる場合があります。しっかり審査ポリシーを把握した上で、広告運用を実施していきましょう!

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