Facebook広告で抵触しがちな審査ポリシー10選と審査時間について

  • 2017.10.26
  • 2023.12.25
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Facebook広告が承認されない、審査落ちばかりしてしまう。

こんなお悩みありませんか?

Facebook広告は独自の審査ポリシーを持っています。明確なラインは示されていないものの、審査落ち・ポリシー抵触の頻度や累計の回数、内容など様々な要素で広告アカウント自体が強制停止になってしまいます。

実際に、最初に入稿した広告1つだけで、重大な審査ポリシー違反と見なされてアカウント強制停止になってしまったという例もあります。

広告出稿を継続し改善を重ねていくには、Meta社がどのような考え方で審査ポリシーを設定しているのかを理解するのが大切ですが、

全てを確認するのは面倒だと思う方向けに、今回はFacebook広告で抵触しがちな審査ポリシーを紹介します。

目次

Facebook広告の審査対象になるもの

Facebook広告の審査は下記5つの観点から実施されています。

  • 広告で使用している画像
  • テキスト
  • ターゲット設定
  • 広告の配置方法
  • 広告のランディングページ

それぞれの観点で審査内容は異なりますので、どこか一箇所でも広告ポリシー違反していると審査が否認されてしまいます。

特にランディングページ内のテキストに問題がある場合は修正に時間がかかるので配信準備の最初に一つ広告を入稿してランディングページがポリシー違反していないか確認しておくと良いです。

Facebook広告の審査にかかる時間は基本24時間以内

Facebook広告は、申請(広告を入稿し送信)してから基本的には24時間以内に審査されますが、最長で48時間まではかかってしまう場合があります。

ほとんどの広告は数分~数十分ですぐに審査が完了しますが、審査ギリギリの表現を使ったテキストやクリエイティブ、LPを使用していたり、過去に何度も審査落ちが発生していたりすると、審査時間も長くかかりやすいです。

最長を考慮するなら、配信開始したい時間の48時間前までには入稿完了できるように準備しておくことをお勧めします。

広告階層で設定後、右下にある公開するを押すことで、審査が自動的に始まります。

FBshinsa1

また、数分~数十分で審査が完了し通過したとしても、配信開始後に再度審査中ステータスになる場合があります。

これは機械によるランダム再審査の場合と、Facebookの審査部の方で、人の目視による再審査が入っているためです。再審査の時期や期間を予測することはできません。

基本的に、しっかり審査ポリシーを遵守した構成(テキスト・クリエイティブ・遷移先)で広告を入稿していれば、審査時間も短く済みますし、再審査の頻度も高くはなりません。

審査落ち広告の確認方法

審査完了後、配信の項目が「却下」と表示されていた場合審査落ちしているということになります。
却下」という文字にカーソルを合わせると審査落ちの原因が表示されるので、確認し修正しましょう。

FBshinsa2

却下以外にの配信の表記は以下の表から確認しましょう。

「配信」の表記状態
情報が不十分広告を最適化するための情報収集が不十分な状態であるため、修正が必要
審査中広告を審査している
処理中広告に変更が加えられ更新している最中
アクティブ広告配信中
情報収集中広告最適化のために情報を収集している、広告は配信中
完了掲載期間が終了

公開中のランディングページも審査対象になる

すでに公開済みの広告も、Facebook側の判断によって再審査されることがあります。再審査が行われる可能性は次の場合が考えられます。

  • ユーザーが広告をブロック
  • ユーザーから報告があった
  • ユーザーが広告を非表示にした

再審査の結果問題無ければ、そのまま広告は配信されますが、ポリシー違反となった場合は一度承認された広告であっても配信が停止される場合があります。

また、広告はそのままでもランディングページを変更した場合は再審査の対象になるので、ランディングページを更新したときは審査が通っているか確認しましょう。

特に違反が起こりやすい審査ポリシー4点ピックアップ

一言に「ポリシー違反」と言っても、ポリシーの内容は様々なものがあり、明確に違反しているつもりがなくても抵触してしまっていた、ということが多々あります。

過去の経験上、以下の項目はよく抵触してしまっているのを見かけます。

・「誤解を招くような主張」をしてしまっている
・「個人的特質を断定または暗示」に該当してしまっている
・「成人向けコンテンツ」と判断されてしまうクリエイティブの採用
・「Facebookのブランドポリシー」にうっかり違反してしまっていた

詳細については後の章で解説していきますが、上記ポリシー違反が起こってしまうケースに共通する理由として、運用者目線で「これが抵触しているとは思わなかった」ということがあります。

大元の審査ポリシーについては認知していたものの、自分が作成したテキストやクリエイティブがそれに抵触していることに気づけないパターンです。

これについては大前提として、「Meta社がユーザーにどういったサービスを提供したいと考えているか」という部分を理解しておく必要があります。

すると、「この表現だと抵触しそう」という判断が自分でできるようになり、ポリシーの細かい部分まで丸々覚えていなくてもある程度正しい判断ができるようになります。

「健全なユーザー体験を提供する」という基盤を阻害しない広告である必要がある

Facebookは利用者の安全とプライバシーを保護した上で、健全なユーザー体験を提供することを大切に考えています。

そのため、「ユーザーが不快になる」「健全とは言えない」ような内容の広告が配信されてしまわないように審査ポリシーを設定しています。

健全なユーザー体験を阻害している広告の例

Facebook広告では、ユーザーが誤認しかねない表現や売り文句、ユーザーが「騙された!」と思ってしまう可能性がある表現を規制しています。

例えば「これを飲んでみたら、たった1ヶ月でマイナス5kgのダイエットに成功しました!」というユーザーボイス風の広告を出していたとすると、「自分もこれを飲めば1ヶ月で5kgダイエットできる」とユーザーが誤認してしまいます。

求める結果が得られないユーザーもいるはずなので、このような表現は「誤解を招くような主張」と判断されます。

また、審査対策として言葉尻を変え、例えば「マイナス5kgのダイエットに成功!?」としたとしても、「言い切ってないからセーフ」という判断にはならずユーザーが誤解するような表現であるならばポリシー違反と判断されます。

機械審査を通過して広告配信出できたとしても、時間の問題

先程のような言葉尻を変えた表現であれば、機械審査ではもしかしたら通過するかもしれません。

しかしMetaは後々ランダムで目視による審査が入ったり、実際のユーザーからのフィードバック(広告の非表示処理や、悪質という報告)も加味して判断してくるので、結局審査落ちになってしまったり、もしくは広告の審査落ち表記が出ないままにアカウント停止となる場合もあります。

どんな商品の広告でも、「ユーザーに誤解を招くような表現を使っていないか」という視点でチェックしてみてください。

迂回システムに関するポリシーについてはこちらの記事で解説しています。

「ユーザーを不快にさせない」が重要

ユーザーが誤解しない、ユーザーに不快感を与えない、ユーザーにとって有益であること、という健全さをMetaは非常に大事にしています。

この考え方をベースとして持っておくと、様々な審査ポリシーの項目についても理解しやすくなります。

それでは、この基本となる考え方を前提として、各ポリシーの詳細解説を行っていきます。

【記事の読み進め方】
・絶対に把握しておきたい、審査落ちしやすい項目4点
・注意すべき「禁止されているコンテンツ」6選
この2章については、Facebook広告を運用していく上で必ず知っておくべきポリシーについて解説していますので、商品ジャンル問わずお読み頂くことを推奨します。

・「特定の制限」がかけられているコンテンツ4選
この章については、<アルコール、デートサービス、暗号通貨、美容処置、ウェルネス(美容・ダイエットサプリ等)>の商品を取り扱っている場合のみお読みください。

・クリエイティブ作成時に気をつけるべき審査基準
こちらの章は商品ジャンル問わず関係があるクリエイティブについての基準ですので、お読み頂くことを推奨します。

絶対に把握しておきたい、審査落ちしやすい項目4点

誤解を招くような主張

商品・サービスの効果や特性について、詐欺的な内容や虚偽の内容はもちろん、過剰な表現を行うことでユーザーに誤解させるような表現は禁止されています。

ここでのポイントは
・ユーザーに非現実的な期待を抱かせていないか
・100人が実施して100人が同様に得られる結果なのか

です。

特定の商品やサービスを利用することで、新型コロナウイルス感染症について、感染を100%防げる、免疫を確実に獲得できる、必ず回復できるといった主張も禁止されているのですが、これも「100人が実施して100人とも100%防げるのか」というとそうではないはずです。

特に、「期間と成果を明示」した場合は高確率で審査落ちします。

例えば
・3ヶ月で月収300万UP
・たった7日間でマイナス3kg達成 ・6ヶ月間継続した結果、悪玉コレステロール値が下がった

などです。

上記は例え期間を明示していなかったとしても、100人が実施して100人とも得られる結果ではないため審査落ちとなりますが、特に期間と成果を明示することは避けるべきです。

個人的特質を断定・暗示すること

「差別的な行為」のポリシーと近い部分ではありますが、個人の特質を断定・暗示することは禁じられています。

これには年齢を具体的に指摘することも含まれており、「20歳~24歳の方」「25歳限定キャンペーン」等の表現もこの個人的特質の断定に抵触します。

また、この「個人的特質」は様々なことが適応されており、「悩み」に言及する場合、その表現によってはこの個人的特質の断定に抵触します。

・自粛太りしてしまったあなたへ、◯◯がおすすめです
・顔のシミ・そばかすに悩んでいませんか?
・30代なのに貯金がまったくない方へ、この副業が今アツイ

このような表現は個人的特質を断定・暗示していると見なされるので
「こんな悩みをもったあなた」という形で、ユーザー自身を主語にしてしまうと審査に抵触してしまいます。

個人的特質を断定しない表現の工夫方法と作る際の考え方

対策として、商品・サービスを主語にすることで、審査に抵触せずに表現することが可能です。
Facebook公式が出している例は以下の通りです。

✕ 「糖尿病ですか」
◯ 「過食症のカウンセリングを受けられます」

✕ 「金欠の方、破産した方は、当社のサービスをご検討ください」
◯ 「あらゆる金融ニーズにお応えする金融サービスを提供しています」

このように、「どんなサービスか」という点を説明する表現に留め、ターゲットの属性に言及しないようにすることで、審査に落ちない広告を作成することができます。

ここでも、考え方のポイントとしては「それを見たユーザーが不快にならないか」です。

悩みや属性に言及することは、「ユーザーのコンプレックスを刺激する」と捉えることができてしまうため、NGなのです。「薄毛に悩む方へ」「最近シワが増えたと思いませんか?」などの表現も、コンプレックスの刺激となります。

PPC広告では審査落ちしない表現でも、Facebook広告では審査落ちすることがあるため、注意する必要があります。

成人向けの商品・コンテンツ、成人向けと判断されるクリエイティブ

成人向けコンテンツとは、ヌード、露骨な・挑発的な姿勢をとっている人の描写、行為などが含まれます。このポリシーでは、広告のクリエイティブで抵触する例が多いです。

露出が多い服装の男性・女性をクリエイティブに採用した場合や、クリエイティブ全体的に肌色面積が多い場合にこのポリシーに抵触する場合があります。

また、直接的に人の画像ではなくても、「性的なものを暗示している」と判断されてこのポリシーに抵触してしまった例もあります。

実際に、複数の「野菜」を写した写真をクリエイティブに採用した際に成人向けコンテンツという理由で審査落ちしたことがあります。
「これのどこが性的?」とまったく理解できない画像でも、成人向けコンテンツという理由で審査落ちする場合があり、そういった時には異議申し立てを行っても通りません。諦めて別の画像に差し替えをおすすめします。

意外と抵触しがちなFacebookブランドポリシー違反

広告内でFacebook・Instagramのブランドを使用できますが、使用する場合はブランドガイドラインを遵守する必要があります。
意外と抵触してしまいがちな部分をご紹介します。

クリエイティブの最も際立った特徴となるような形でブランドロゴやマークを使用してはいけない

例えば以下のようなクリエイティブは、メインとなる箇所がブランドロゴになってしまっているため、審査落ちとなります。

ブランドアセットはデザインや色の変更、アニメーションの追加等、改変してはいけない

ブランドリソースセンターからダウンロードしたアセットについてはそのまま使用しなければならず、色の変更や加工を施してはいけません。

名称(商標)を改変しない

「Facebook」という単語を、「facebook」(全部小文字)「Facebooks」(複数形)「FB」(省略形)にすることは禁止されています。そのため、「FB広告」「FBグループ」「FBページ」など、略した表現の仕方をテキスト等でしていると審査落ちとなりますので注意しましょう。

また「Facebook」という単語のみを強調することも禁止されているので、周りのテキストと同じサイズ・同じフォントで表示する必要があります。

注意すべき「禁止されているコンテンツ」6選

Facebookでは禁止されているコンテンツが29カテゴリ存在します。今回は、日本で広告配信する際に抵触しやすい禁止コンテンツについて6つピックアップして解説します。

全てを把握したい場合はMetaの広告ポリシーをご確認ください。

差別的な行為

Facebookでは、広告主が人を差別する目的で広告配信することを禁止しています。

具体的には、人種、民族、肌の色、国籍、宗教、性別、性的指向、性同一性、家族構成、障がい、医学的状態、遺伝子状態などに基づく差別をすること、または差別を助長するようなことです。

広告配信する上で、性別や家族構成、医学的状態などに多少なりとも言及した広告文やクリエイティブを作成する際は、それを見たユーザーが差別と感じないような表現を心がける必要があります。

機能しないランディングページへの誘導

広告の遷移先であるランディングページについては、以下が禁止されています。

・作成途中のサイト、エラーページ
・PDFファイルやJPEGファイルへの直接誘導
・広告の内容と商品
・サービスが一致しないランディングページ
・アクセスしたら自動でファイルをダウンロードする仕組みになっているページ
・非公開、または秘密のFacebookグループへの誘導
・www.facebook.comへの誘導

作成中で公開前のランディングページのURLで広告を入稿することもあると思いますが、審査落ちとなってしまうため、公開前なのであれば既に公開されている別のページのURLを仮で入れておく、公開してから入稿するなどの対策が必要です。

アクセス後、離脱しようとするとポップアップが表示される仕組みにしているサイトも、「利用者をページから離れられなくするページ」として審査落ちとなります。

離脱時でなくとも、アクセスするとポップアップが出てくる場合は、ユーザーの利用を妨げる挙動と見なされてしまうため、高確率で審査抵触となります。

ただし、ページ閲覧の邪魔にならないような表示、例えばサイトの最下部に小さくポップアップが出て、それを無視していてもページが問題なく読めるような仕組みであれば審査落ちはしません。(Cookie取得の同意ポップアップはこの形態が多いですが、この場合は問題ありません)

文法と不適切な言葉(記号や絵文字の使用について)

Facebook広告では絵文字を使用することができますが、絵文字が理由で審査が落ちる場合があるため、絵文字の利用はおすすめしません。

絵文字を利用して本来広告で禁止されている表現を暗喩していたという例があり、そのように「ポリシーシステムを回避するための使い方」と判断されると審査落ちしてしまいます。

使用しても問題ない絵文字も存在するようなのですが、過去まったく問題ない形で絵文字を使っていたはずなのに、絵文字使用が理由でアカウント停止になった例があるため、基本的に広告文にて絵文字を使用するのは止めた方が良いでしょう。

また、過剰な記号や文字、句読点についても禁止されています。

「注目!!!!!!!!!!!!!!」
「♧ ♥ ♡ ♢ ♢ 購入する ♔ ♕ ♚ ♛ ⚜」

など、不要に記号を使っているとこちらも審査落ちとなります。

「実は◯◯だった」「そのとき、*******を使った」など、記号でテキストを部分的に隠す行為も禁止されています。

テキスト部分は以下の記事も参考にしてくださいね。

存在しない機能を描写した画像(再生ボタンやチェックボックスなど)

クリエイティブ自体に、存在しない機能を描写することは禁止されています。

例えば
・再生ボタン
・チェックボックス
・コメントアイコン 
など、

画像自体をクリックしたところで再生もされなければチェックも入れられないため、「存在しない機能」とされて審査落ちとなります。

おすすめの画像サイズはこちらの記事で解説しています。

Before/Afterの表記

クリエイティブ、ランディングページのコンテンツ共に、使用前・使用後を含む画像を使用することは禁止されています。「Before」「After」の表記がなくとも、それと捉えることができるように画像2枚を並べることでも審査落ちします。
期待できない、ありえない結果を含む画像も禁止されています。

また、Afterの表記のみだとしても、特にダイエット関連の表現には厳しく審査が入ります。

・ウエストがぶかぶかなパンツを履いた女性の画像
・メジャーで腹部を計測している画像
・体重計に乗っている足元の画像

などを使用して、ダイエットやその他の健康関連商品を宣伝する広告は認められていません。

広告配信が禁止されている商品

そもそも広告配信が不可能な商品は以下の通りです。

・タバコ製品、タバコの関連製品、電子タバコ、喫煙を模したその他の製品
・危険物質(違法薬物、快楽を得るための薬物、その他Facebookが危険と判断したサプリメント等の商品)
・武器、弾薬、爆発物、武器改造のための付属品
・給料日ローン、給料前のキャッシング
・不正行為、詐欺行為
・反ワクチン運動

上記の他、「コロナ」「コロナウイルス」などの表現を広告文やLPに使用していても審査落ちが発生しています。

コロナ関連商品を広告する場合も、「コロナ」と特定せずに「感染症対策グッズ」などの表現に留める必要があります。

「特定の制限」がかけられているコンテンツ4選

次に、禁止はされていないものの「制限」がかけられているコンテンツについて、特に注意すべき点をピックアップして解説していきます。

アルコール

アルコールは宣伝自体は可能ですが、広告を配信する地域の法律やガイドラインに準拠する必要があります。

例えば日本でアルコールの広告を配信する場合、20歳以上という法律があるため配信ターゲットの年齢設定を20歳以上にしなければなりません。

デート・出会い関連サービス

デートサービスの広告を配信する場合、事前にFacebookに申請を行い、書面による許可を得る必要があります。

また、デート・出会い関連の広告には別途ガイドラインがあり、そのガイドラインに従う必要があります。

不倫や性行為などを奨励するサービスは禁止されており、援助交際など金銭や物品の交換を取引として提供するサービスも禁止されています。

ターゲット設定としても既婚者に配信されないよう、交際ステータスを「独身」または「指定なし」に設定する必要があります。年齢も、18歳以上にしなければなりません。

事前申請については、Facebookの担当者が付いている場合には担当者へ問い合わせ、担当者がついていない場合には専用のフォームから申請する必要があります。

申請フォーム:デートサービスの広告申請

暗号通貨に関連する商品やサービス

暗号通貨の取引や関連する商品とサービスについても、事前に書面による許可を得なければなりません。

具体的には、
・暗号通貨
・暗号通貨取引所
・暗号通貨マイニングソフトウェアおよびハードウェア
・暗号通貨投資のアドバイス

これらの広告を配信したい場合、掲載資格の承認を得る必要があります。基本的には、誤解を招くような広告が掲載されないようにするためのルールです。

申請フォーム:暗号通貨製品およびサービスに関するオンボーディングリクエスト

なお、審査のプロセスとしてドメイン認証が必須になっているため、ドメイン認証に対応しておく必要があります。

美容処置とウェルネス

減量に関する商品・サービスや、美容整形や美容処置を宣伝する広告は、ターゲットを18歳以上に指定する必要があります。

また、同様にダイエットサプリメント、健康サプリメント、ハーブ系サプリメントも18歳以上に指定しなければなりません。

クリエイティブ作成時に気をつけるべき審査基準

クリエイティブで審査落ちとなってしまう例をまとめましたので、広告クリエイティブを作成する際に参考にしてください。(これまで解説した禁止・制限コンテンツと重複する内容も含めています)

Before/After表現

NGポイント
・「Before/After」の表記
・矢印を使用したBefore/Afterの暗示
・2枚の画像を並べてBeforeとAfterを表現

成人向け、性的な表現

NGポイント
 ・露骨に性的なポーズをとった女性や男性
・性的行為を暗示している
・性的と捉えられる
・ヌードを暗示している

扇情的、暴力的な表現

NGポイント
 ・武器を閲覧者に向けた描写
・痛みが具体的に感じられる描写
・進行中の医療処置の生々しい内容
・事故や犯罪の悲惨な内容

テキスト面積20%ルールは撤廃!

以前、Facebook広告の審査基準として、「画像内に占めるテキストの面積は20%未満でなければならない」というものがありましたが、このルールは2020年の秋に撤廃されています。

そのため、現在ではテキスト面積が大きくても、それが理由で審査落ちにはなりません。

ずっと審査中と表示されてしまう場合の対処法

24時間を超えてずっと「審査中」ステータスのまま変わらない場合、高確率でその広告が審査に抵触していることが考えられます。

入稿している広告、遷移先の表現やコンテンツについて、ポリシー違反になっている箇所がないかを再確認し、思い当たる箇所があれば修正して再入稿しましょう。

また、広告費の支払いに設定しているクレジットカードが支払いエラー、支払い上限などで停止しまっていると、その影響で審査自体が終わらない場合もあります。

支払いに使用しているクレジットカードがしっかり支払える状態になっているかも要確認です。

その他に考えられる原因は以下の通りです。

個人を特定できるような情報を載せている

Facebook広告では個人情報を特定できるような画像やテキストを載せることは禁止されています。例えばFacebookに登録している友達リストなどが挙げられます。

QRコードの掲載はNG

Facebook広告の画像ではQRの使用が禁止されています。リード獲得目的の配信であっても、広告の画像にQRコードを貼らず、広告リンクから商品やサービスページに遷移させるようにしましょう。

まとめ:ユーザーにとって健全な表現・情報であるかどうかが鍵

冒頭でも記載した通り、Metaは健全なユーザー体験の提供をミッションとしています。それを阻害しないよう、ユーザーに有益な情報(広告)を届けることを心がけると良いでしょう。

審査ポリシーを全て覚えることが仮にできなかったとしても、自分が作成した広告文やクリエイティブが、「ユーザーが誤解しないか」「ユーザーに不快感を与えていないか」「ユーザーにとって有益であるか」という観点で考えるようにしてみてください。

「これならセーフか?」とギリギリを攻めるのではなく、健全な広告になっているかという点を意識し、安定的に長く運用できる形を取っていきましょう。

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山屋 竜之介

デジタルアスリート入社後、半年間、リスティング広告を始めとした10種類以上の広告媒体の知識を学び、運用を実施。業界問わず様々な案件の効果改善に努める。 その後大手広告代理店にて、テレビ局などのクライアントを対象とした案件にて広告運用を実施。自社と他社での広告運用経験を活かし、現在は主に自社サイトやメディアの管理、記事作成などのコンテンツ制作を担当している。

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