リスティング広告が最強のWebマーケティングツールである理由

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デジタルアスリート株式会社

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リスティング広告ってどうなの?使えるの?

まずリスティング広告の市場を見てみましょう。

こちらは株式会社D2C、株式会社CCIが共同で2017年2月に電通が公表した2016年の広告費を元に調査した結果をまとめたグラフです。

市場規模的には日本の年間広告費が1兆円を突破した中で、運用型広告(リスティング広告含む)が年間広告費全体の71%を占めていることがわかります。

また前年と比較し、特に著しい成長を遂げているのがスマートフォン市場で、次のグラフを見てもわかる通り、運用型広告の広告費は前年比で123%UPと未だ伸び続けている、拡大途中の市場だということがわかります。


また広告費をかける価値があると知っているからこそ多くの企業が運用型広告に広告費を投入しているという裏付けでもありますね。

ただ、1つの見方としては一定の業界や市場は飽和してきているという状況ももちろんあります。

運用型広告をただ出稿さえすれば売上がすぐ上がるといったニッチな市場は限りなく少なく、状況は難しくなってきているのが現状でもあります。

そうすると「じゃあやらないほうが良いんじゃない?」「SEO市場で勝負した方が良さそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

市場が出来ているからこそ、まずはリスティング広告を出稿すべきなんです!

なぜなら今後、新規事業を立ち上げてプロモーションして行くうえで、避けては通れないのがWeb市場であり、今後この市場の中で生き残っていくためには他社競合の商材はWeb上でどうセールスをかけているのか、

ユーザーはどんなセールスコピーやオファーに惹かれて購買に至っているのかを細かく分析・対策・模倣でき、

そこから他社にはない商材の強みや自社製品が売れる市場を作り出していくことで長期的にみて売り上げを立てることができるのです。

新規参入、後発組みなのに伸びてる会社、SEO・アフィリエイトをやっている中小企業が、なぜリスティング広告を必ずと言っていいほど出稿し始めるのか。
その理由はここにあるといっても過言ではありません。



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そもそもリスティング広告とは?

いかがでしょうか?じわじわと興味がわいてきたところで、そもそもリスティング広告とはいったい何なのかを簡単に説明すると、、、

Web上で見かける検索連動型広告

有名どころでいうと、GoogleやYahoo!などのポータルサイトでユーザーが検索行動を行ったキーワードに対して意図的に出稿できる広告のことです。

リスティング広告は俗に「PPC(Pay Per Click)」とも呼ばれ、Web上で広告が1クリックされる度に広告費が課金される、クリック単価制の出稿形態が特徴のWeb広告となります。上記の画像、Googleの検索画像ですと赤枠の部分がリスティング広告(検索連動型広告)となります。

広告費を支払って出稿する分、自然検索で表示される青枠部分のWebサイトよりも上位に表示されるので、ユーザーの目に留まりやすいのがポイントですね。

またリスティング広告をやる際の主なメリットとしては以下3点が主に挙げられます。

①意欲の高いユーザーにアプローチできる。
 ポータルサイトで「検索」を行うユーザーは、検索の対象に対して強い関心や興味を持っていることが多いです。ですのでその検索キーワードに対して広告を出稿することができるリスティング広告では、自社商材やサービスを潜在的に求めている確度の高いユーザーに対して効率的にアプローチすることができます。

②市場やユーザー層に関する貴重なデータを集めることができる
 リスティング広告を出稿することで、自社のサービスに関連性の高いマーケット(Web市場)の情報やユーザー情報(性別、年代、どういった悩みをもっているのか等)を集めることができるため、商材に関連する自社独自の貴重なデータ、財産を持つことができます。

③手軽にスグ始められる(低予算、クリック単価制)
一度アカウントさえ発行してしまえば、最短で1日~2日で広告を出稿すること
ができ、また広告がクリックされた分だけしか広告費が発生しないため、低予算から広告の出稿が始められるのもリスティング広告の魅力の1つです。

ではなぜ、リスティング広告が最強のマーケティングツールになりえるのか。

その理由としては上記で述べた②のように、”リスティング広告で集めたデータを基に、自社商材やサービスにあったWebマーケティングの戦略建てと拡大ができる”のが一番の理由だからでしょう。

そもそも扱っている商材や、サービスによって、それぞれに見合った集客方法が世の中には存在します。100商材あればすべての商材に通用する完璧な1つのマーケティング手法なんて存在しないのです。

だからこそ自社の商材にマッチしたWebマーケティングを見つけだしていく必要があり、その手法を見つけ出すためのツールとして有効なのが、リスティング広告なのです。

とはいっても、実際にどう役に立つのかイメージがしずらい!という方のため、今回はリスティング広告でどのようなデータが集められて、実際にどうWeb集客に反映するのか実例を元にご説明いたします。

①年代、性別

リスティング広告を配信することで確認できる情報として、年代と性別が挙げられます。主に年代に関しては6分割、下記に示す年代ごとにデータを収集することができます。
(18-24歳、25-34歳、35-44歳、 45-54歳、 55-64歳、 65歳以上、不明)
 ※不明ユーザーは、Googleアカウントを持っていないユーザー層となります。

こちらのグラフは「化粧品」を販売している企業の12月月間の販売件数を表しています。元々ターゲット層は35-44歳を狙っていたのですが、11月以前のデータより45-54歳代からの流入が多いことがわかっていたため、情報を元にターゲットの年代に沿った広告配信を実施しました。

主にWebページで器用している女性の画像を45-54歳代の女性に変更、12月に配信をした結果、今まで中々取れていなかった45-54歳代層ユーザーからの売上を伸ばすことができました。

また性別に着目すると、女性向け商品に対し男性の購入も発生していることから、季節的にみてプレゼントとして商品を購入された層がいるのでは?と仮説を立てた上でのプロモーションも可能になったりと、普段の視点では判断しづらい施策の提案も可能となるわけです。

②曜日・時間帯


またリスティング広告では「曜日・時間帯」毎に、配信データを取得することができます。

こちらのデータを分析することで自社の商材が一体「どの曜日の、どの時間帯によく売れているか」、また逆に売上げアップに繋がりにくい時間帯・曜日はいつなのかを特定することができます。ユーザーの行動パターンがわかるというわけですね。

加えてアンケートなど、オフラインで集めてきたユーザー情報を使い、リスティング広告の配信の強弱を調節することでWeb上での販促を強化することも可能となります。

上記のグラフは「女性向け美容サプリ」のデータグラフなのですが、オフラインで集計した販促データから「水曜日」、特に「22時台」が最もユーザーの成約率が高いことがわかっていたため、その時間帯の配信を強化したものになります。

結果は、水曜日の配信強化はWeb上での売上UPに効果がなかったものの「22時台」の配信を強化した結果、その時間帯の売上が先月比で150%UPすることができました。
また水曜日ではなく金曜日・土曜日など週末の22時台が最も成約率が高かったことから、ユーザーの特性として、「週末のゆっくりできる時間に、Webサイトを訪問した層」からしっかりと売上を上げることができていると判断できるわけです。

上記をはじめとして、広告の出稿で収集することのできた貴重かつリアルタイムのデータを基に、ランディングページの改善や、他社競合に負けない、商材そのものの優位性の見直し・テコ入れができたり、

出稿する広告の改善などPDCAを細かく回していくことで広告の費用対効果をあげつつ、果ては商材を何年にもわたり愛用してくれるような質の高い顧客を効率よく獲得することだって可能になるんです。

またリスティング広告を運用していく中で、GoogleやYahoo!上でなかなか売り上げが上がらない、エンドユーザーの月間の検索ボリュームが頭打ちになってきた場合には、
リスティング広告で収集したデータを基に、商材とマッチングしたユーザー層にアプローチできる広告媒体(市場)に広告を出稿し、新規顧客の獲得数UPも狙うことだって可能となります。

例えば、リスティング広告を出稿することで集めることのできた年代や、性別などのデータを使用すると、、、

FB広告:年代や性別をセグメントして広告の出稿ができる
    →必要な情報は(特定の年代や性別の情報)

Twitter:20代~30代男女をターゲットとした商材、サービスかつSNS上で拡散されやすい傾向がわかれば、検索をしてくる見込みの高いユーザー層とは対象的に潜在層のユーザーを開拓、新規顧客を効率よく集める事ができる。

上記SNS広告を使用したデモクラティックターゲティングを行うことができたりします。

またそのほかにもSEOやアフィリエイトなど初動から結果の出にくいWebマーケティングの補完もできちゃいます。

SEO:中長期的に見たらクリック率も高く効果が高い。だが結果がでるまで時間がかかる。
→リスティング広告だと即時広告の出稿ができ、なおかつ収集した商材と関連性のあるデータを基にユーザーに読まれるコンテンツを逆算して出稿することが可能になるため短期間でSEOの効率の良い改善をすることも可能になる。

アフィリエイト:リスティング広告で結果(販売、リスト取り)の出ているキーワードやユーザーの特性・データを利用することで、成果や売上に直結しやすいコンテンツの作成がしやすくなる。

リスティング広告と上記他媒体間(SEO、アフィリエイト、SNS広告)の情報を互いに共有・実装するなかでPDCAサイクルを回し、各媒体の中長期的な改善ができるため、Web上での配信拡大の基盤として有効な戦略を練ったりすることができます。

媒体やツールを1つ1つとして管理するのではなくそれぞれの長所を組み合わせて”相乗効果”による全体の売上UPを狙っていくというわけです。

特に競合が多い市場(レッドオーシャン)に参入して売り上げを上げる必要があるのであれば、中長期的に戦術や戦略を立てる、競合優位性を育てるという点でもリスティング広告で集めたデータは貴重です。集めたデータは自社の財産となり、以後、事業全体のマーケティングにも活用できるため、ぜひ初動にこそ実装することをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 「急がば回れ」ではないですけれども、新規ビジネスの開始にあったってリスティング広告を出稿することで、数多くのWebツールに転用できる貴重なデータを集める事が可能となります。

ただ1つの広告配信方法の枠に留まらず、Webマーケティングの基礎、ベースを作る部分になりえるからこそリスティング広告は「最強のマーケティングツール」と呼ぶことができるわけですね。

現在導入中、もしくは展開予定のSEOやアフィリエイトなど、様々なWebツールと組み合わせ、中長期的に取り組んでいくことで、Webからの収益が1+1が5にも10にも増やせる可能性を秘めたリスティング広告、もし導入していないようでしたら是非これを機に実装してみてはいかがでしょうか?売上UPにつながること間違いなしですよ!


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