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ある日アカウントを見に行ったら「あれっ、広告が出てない・・・」
悪いことしてないのに・・・なんで?
それもしかして、Google広告(旧:Google Adwords )の強制停止ではないですか?
変なことをした覚えがないかもしれませんが、ほっておくと最悪今まで築いてきたアカウントが全く使えなくなることもあるため、早急な対処が必要です。
今回は、そんな時の対処法をご紹介したいと思います。あらかじめ知っておくと事前対策にもなるので、広告運用者必見です。
目次
Google広告アカウント強制停止のリスク
言葉の響きが既にリスキーですが、ここでは実際にアカウントの強制停止をうけることで起こるデメリットを説明します。
広告掲載ができなくなる
何と言っても1番はGoogle広告の出稿が止まってしまうことです。
成果が出ているアカウントが停止してしまうと、広告のおかげで毎月安定していた売上がなくなってしまうという、企業にとっては大きな機会損失となります。
代理店やインバウンドで運用している広告アカウントなら、広告費だけではなく、Google広告施策にかけた時間の損失も多大なものになります。
そして原則、強制停止となったGoogle広告アカウントは新規コンテンツの作成が不可となります。
関連アカウントも全停止(MCC)
特定のGoogle広告アカウントが強制停止となった場合、ひも付いているGoogle Marchant centar(MCC)も同様に停止対応となる場合があります。
Google Merchant Center は、ショップと商品のデータを Google にアップロードしてショッピング広告やその他の Google サービスで利用できるようにするツール
洋服やECサイトなど、Google広告と連携してショッピング広告などを使用している場合は、そちらも止まってしまう可能性があります。
新規Google広告アカウント作成不可(ドメイン単位でバンされる)
「強制停止になったら、新規アカウントを作ってやり直せば良いじゃん」とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが要注意です。
Google側が広告出稿するURLからドメインを特定するため、例えGoogle広告アカウントが新規になっても、同じドメインで再度新規広告を作成しようとすると、まず承認してもらえません。
どうしても配信をしたい場合はGoogle広告アカウントとドメインを変え、情報を一新することで試すことも可能ですが、
・ドメインを変えるとSEOなど最初からやり直し
など、デメリットが非常に多くなってしまいます。
このように、いったん強制停止になってしまうと挽回は難しいのですが、事前対策でGoogle広告アカウントの強制停止は回避できます。
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Google広告アカウントが強制停止になる理由
ポリシー違反
Googleには広告を出稿する上で守らなくてはならないポリシーというものがあり、それが下記の項目になります。
1 | 情報の欠如 | 料金体系が書いていない |
2 | 利用できない特典 | ランディングページから広告の商品やサービス、特典がすぐに見つからない |
3 | 誤解を招くコンテンツ | 身元や資格について虚偽の提示を行うこと |
4 | 関連性が不明確 | ランディングページとの関連性が低い広告 |
5 | 許可されないビジネス手法 | ビジネス、商品、サービスに関する情報を隠蔽したり虚偽の情報を公開したりすること |
ポリシーはすべてを確認しようとすると項目が多くきりがありません。
それでも、自社商品・サービスの市場に関連しそうなポリシーは事前にしっかり確認しておくとGoogle広告アカウント強制停止のリスクヘッジができるかもしれません。
また、一般的に「不実表示」やシステムやソフトウェアを使った「不正表示」などのポリシー違反を頻繁に起こし続けるとGoogle広告アカウントは強制停止になりやすいです。
▼不実・不正表現になりやすいもの
- 商品の価格を安く表示、性能を本来備わっている機能以上のものを主張する
- 化粧品・医薬品などで「必ず良くなる」など効果・効能を過大に表現する
- 副作用の可能性など商品の欠点やリスクを隠してしまうこと
- EC販売の場合などで返品やキャンセルの条件を分かりづらく記載する
- サイズ変更など商品の写真を加工して、実際の商品よりも良く見せること(優良誤認)
支払い関連の問題
使用した広告の支払いができていない、未払い残高がある場合もGoogle広告アカウントが一時停止されます。
ですが基本的に支払いが完了したタイミングでアカウントの強制停止は解除されることが多いです。
特に1~2年間広告を配信を中断しており、直近配信を開始した場合登録していたクレジットカードの期限が切れている可能性があるので注意しましょう。
不正アクセス検出
Google広告アカウントのセキュリティを保持するための機能が発動しアカウントが強制停止することもあります。
不正ユーザーの介入からの保護が目的ですのでもし停止してしまった場合はGoogleに問い合わせることでアカウント強制停止の解除が可能です。
これらの違反を繰り返し行うことがアカウント停止の理由となりますので、違反してしまった場合は直ちに解消していくことをおすすめします。
不正アクセスの原因
Googleのアカウント認証情報が盗まれたと判断された場合に起きます。許可無しにログインしようとした場合にアカウントが一時的に強制停止されるので注意しましょう。
所属している会社の社名や事業の変更時にメールアドレスを変える必要がある場合は新しいメールアドレスで認証を受けてからログインしましょう。
参照:Google広告ヘルプ「Google 広告アカウントを保護する: 許可されたメールドメイン」
広告主の身元確認
Googleの広告主の身元確認が完了していないと一時的に広告アカウントが停止になります。
身元確認の期限は通知を受けてから30日以内に開始しないといけないため、管理画面の通知に「身元確認のお知らせ」があればすぐに対応しましょう。
また、登録しているメール宛にもお知らせが届くのでメールで確認することもできます。
適格性診断の手順は企業または個人での広告掲載によって手順が異なるので、Google広告アカウントから提示された手順にしたがって進めましょう。
参照:Google公式ヘルプ「適格性の確認について」
Googleアカウントの年齢制限
新しく広告を配信する場合、年齢の項目は会社の創立数ではなく自身の年齢を入れるようにしましょう。Googleアカウントが18歳未満だと広告配信ができない仕様になっています。
まだ間に合う!Google広告アカウント強制停止を解消する方法
強制停止の原因を解消、そしてGoogleにメールフォームで問合せ
大まかな流れは下記の通りです。
強制停止の原因を特定し、修正が完了したら再審査上げをすることで強制停止を解除することができます。
①Google広告アカウント強制停止の原因を特定する
②Google広告上の違反箇所を修正する
ランディングページ、広告文、入金、セキュリティなどを確認しましょう。
※ランディングページの制作を外部に委託している場合、依頼→外部企業が対応→納品と時間がかかってしまいますので、ランディングページの修正が必要になった場合は「修正指示書」などを作成しなるべく早く依頼しましょう。
セキュリティは、Google広告管理画面の「ツールと設定」→「アクセスとセキュリティ」→セキュリティの項目をクリックすると確認することができます。
③違反箇所の再審査上げをする
修正が完了したらGoogle広告ヘルプページ上の「利用規約違反によるアカウントの強制停止」フォームで申請すると3~5 営業日以内に強制停止の解除、もしくはGoogleのサポートチームから返答が届きます。
基本的にポリシー違反やアカウントの支払いで強制停止となっている場合が多いため、そちらをまずは解消しましょう。
ポリシー違反等が発生するとGoogle広告アカウント上でアラートがでてきます。まずは、こまめに違反がないか最初の管理画面を開きます。
【管理画面の右上】【管理画面の上部】に「通知」もしくは、赤背景で重要なメッセージが表示されるので確認しましょう。
※広告出稿がされていないなどのアラートもでます。
また修正したくても広告の不承認がわからない場合は、Googleのサポート窓口に問い合わせることで詳細を確認することが可能です。
※もし管理画面上で対処が可能な場合は、その場で処理しても問題はありません。
例)広告表現NG → 表現を書き換えて再審査上げ
違反広告 → 広告の削除対応 → 再審査上げ
そしてもし、フォームで1度で解消できない場合は再度Googleに電話問い合わせしてみるのも1つの手です。
とにかくアカウントが強制停止した原因を特定して、取り除く。その後にもう問題はないですよとGoogleに知らせることが必要なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
また、Google広告アカウントの強制停止はある日突然起きることが多いです。しかし抵触している原因を特定すれば対処もできますし、最初から強制停止となりそうな設定や行為は行わないことで予防も可能です。
それでもGoogle広告が強制停止になった場合には、まずは落ち着いて対処をしてみましょう。
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