YouTube広告とは?種類や事例、メリット・デメリットまで完全解説

  • 2019.3.7
  • 2022.4.21
  • 23,350 Views

YouTubeで動画を見ていると様々な広告を目にしますよね。
これよく見るなーって思うこともあれば、邪魔だなと思うこともあると思います。

そして、「そもそもYouTube広告って意味あるのかな。効果があるならやってみたい」と思う広告主の方は多いのではないでしょうか。

実際にYouTube広告は利用する企業も増えており、弊社でも実績がどんどん出ていて成功している広告媒体です。

YouTube広告は検索広告やディスプレイ広告とは違い動画でユーザーに対し自社の商品やサービスの特徴を訴求できるため、購買欲求を上げやすかったり、そもそも商品が記憶に残りやすかったりと他の広告にはないメリットがあります。

この記事ではYouTube広告にどのような種類があるのか、どういった企業がYouTube広告に向いているのか、メリットやデメリットなどを記載しています。 お読みいただければYouTube広告を始めるにあたって必要な知識とポイントが掴める内容となっています。

YouTube広告とは

YouTube広告とは名前の通り、YouTube内に掲載できる動画形態の広告のことです。

従来の検索広告やディスプレイ広告とは異なり、YouTubeという媒体に特化し動画でユーザーにアプローチできます。YouTube広告は、Google広告の管理画面上で設定し出稿することが可能です。

既にGoogle広告を利用している場合は、管理画面を確認すれば動画広告が入稿できる事が分かります。

広告費用は動画視聴単価

YouTube広告の課金形態は、リスティング広告と比較すると特殊です。
YouTube広告配信手法によって課金形態が異なりますが、基本的には視聴課金です。 動画を30秒以上の視聴するか、30秒に満たない動画の場合は最後まで視聴することで、費用が発生します。

その他の課金形態については下で後述します。 YouTube広告の費用は高いと思っている人も多いのですが、現在は10円~数十円でユーザーにアプローチすることが可能です。

YouTubeの広告費は伸びている

株式会社サイバーエージェントと株式会社シード・プランニング デジタルインファクトが共同で行った国内動画広告の市場動向調査によると、年々動画広告の市場は伸びており5年前と比べると4倍以上の市場規模になっています。 多くの企業でこれからの広告手法として動画広告を取り入れていることがわかります。

YouTube広告だけのデータではありませんが、インストリーム広告は動画視聴前や間に入る広告のことを指し多くの割合がYouTubeと考えられます。

YouTube 利用率は年代を問わず高い

平成30年7月に「総務省情報通信政策研究所」が発表した『平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』のデータによると、YouTubeの利用率は全年代で72.2%とのことでした。

年代別にYouTubeの利用率を見ていくと、次のような結果になっています。

10代……93.5%
20代……94.0%
30代……87.4%
40代……80.4%
50代……64.0%
60代……32.2%

10代と20代では、およそ95%近くがYouTubeを利用している事がわかります。
一番少ない60代でも32%と3人に1人がYouTubeを利用していることがわかります。

これだけ多くの人が利用している以上、YouTubeを利用することはマーケティングでは欠かせない状況となっています。 年代を問わずYouTubeは非常に効果的にアプローチできる媒体です。

YouTube広告の成功事例公開

YouTube広告はもともとはブランディングを目的とした認知施策に使われる側面も多くありましたが、今ではコンバージョンの獲得を目的として広告配信するケールが多くなっています。

そして多くの企業様で成果が出てきています。ここではその一部の事例を公開します。

事例1

マーケティング講座集客 お客様のアンケートを元に動画を制作 既存動画と比べCPAを81%削減

事例2

健康食品 鉄分サプリ Facebook広告であたった訴求でYouTube動画を作成し CPAを35%削減

事例3

資産構築 コンテンツビジネス 時勢に合わせた動画を作成して Facebookと比べCPAを29%削減

事例4

FXコンテンツビジネス 1週間の短期プロモーションで CV数:1700件以上を獲得

一部の限られた事例にはなりますが業種や対象のユーザーに関わらず広告で結果を出すことができるようになっています。

YouTube広告のメリット・デメリットを解説

メリット

・動画で見せられるので理解されやすく、商品やサービスについて認知が進む
・Googleのデータを使った配信が可能 ・検索やディスプレイ広告に比べ単価が安い

動画で見せられるので理解されやすく、商品やサービスについて認知が進む

YouTubeの特徴は、動画を使って商品やサービスのブランディングができたり、認知度を高める事が可能です。 記事やランディングページを読んでもらうよりも、動画で視覚的に見せ、音声で内容を伝えることができるため格段にユーザーの理解度が上がります。

また、ドイツの心理学者へルマン・エビングハウスが提唱している「忘却理論」では動画は文章の2倍記憶に残ると言われています。 文章では伝わりにくいことも動画で見ればわかりやすいため商品やサービス理解も進み顧客教育に繋がります。

動画では文字よりも記憶に残りやすいという点から、文字で魅せる広告よりも認知されやすい傾向があります。 上記でも記載したとおり記憶に残りやすいため1度見たら忘れにくいという特性からも認知に向いていると言えます。

例えば以下は弊社のサービスを90秒で紹介している動画なのですが、サイトで文字を読むのとどちらが理解しやすく頭に残るでしょうか

動画でのサービス案内

デジタルアスリート株式会社(旧リスティングプラス)の実績

文章でのサービス案内

デジタルアスリート株式会社 サービスページ

例えば車や家のような高額商品でもテレビCMのように認知獲得を目的として広告を行い商品を知ってもらい検討してもらうために活用ができます。
また、コスメやサプリメントの通販のように商品購入をしてもらうビジネスでも動画で興味づけができたり商品の価値を伝えやすいため直接商品を買ってもらうために活用できます。

Googleのデータを使った配信が可能

YouTube広告はGoogle広告のメニューの一部です。そのためGoogle広告で使用できるターゲティングを活用し配信ができます。

Google広告では膨大な数のターゲティング種類があり、ターゲティングを組み合わせることで狙っているユーザーをピンポイントで狙うことも可能です。
例えば40歳以上の女性でコスメとショッピングが好きで独身で年収が上位30%の人というような感じで組み合わせたりすることができます。

ペルソナに合わせてターゲティングを組み合わせることでより効果的に広告配信が可能です。

YouTube広告のターゲティングについてはこちら 

検索やディスプレイ広告に比べ単価が安い

YouTube広告では視聴単価を数円で広告配信でき非常に単価が安いです。

検索広告やディスプレイ広告のクリック単価と比べると、検索広告が100円前後、ディスプレイ広告では50円前後になることが多いですが、動画では数円で配信ができるため非常に安価に視聴を集めることができます。

視聴単価が安い分、動画視聴→LP→購入という動線がしっかり整っていれば検索やディスプレイよりも費用対効果よく広告配信することができます。

デメリット

・適切なターゲティングをおこなわないと逆効果
・認知が広がっても購買に繋がらない
・緊急性の高いビジネスは広告の効果が薄い

適切なターゲティングをおこなわないと逆効果

ターゲティングがずれていると見て欲しい人に動画を見てもらえないため広告が無駄になってしまいます。 これはYouTube広告だけに言えることではないですが、YouTube広告の場合は動画視聴前に広告が表示され自分に興味のないものだと、その広告に対して邪魔であるというようなネガティブな感情も抱きやすい広告ではあるのでより注意が必要です。

ペルソナに合わせたターゲティングを設定できればそのリスクは減らせますので、ターゲティングの設定を適切に行いましょう。

認知が広がっても購買に繋がらないリスクがある

認知は広がっても購買に繋がらないリスクもあります。

知ってもらっても買ってもらえるかは別です。あなた自身も経験があると思いますが、知っている=欲しいではないですよね。

購入させたいのであればユーザーが買いたくなる動画が必要になります。 商品の特徴や魅力、どんな人のどんな悩みを解決するためのものなのか、が動画で伝えられると認知から検討に移行してもらいやすくなります。

緊急性の高いビジネスは広告の効果が薄い

緊急性の高いビジネスでは今すぐに悩みを解決するというのが重要になるため、ユーザーが能動的に情報を集めている顕在層向けな広告媒体を実施するのがセオリーです。

今まさに水道から水が溢れている人がYouTubeで水道工事の業者の広告出てこないかなーとYouTubeは閲覧しないですよね。

上記でもあげましたが今すぐに問題を解決しないといけない水道工事やスマホ修理などはYouTube広告を配信してもコンバージョンにいたる可能性は低いです。

そのためそういったビジネスを展開している方はYouTubeで直接コンバージョンを取るということは期待せず、ユーザーがそういった状況に陥った際に自分の会社を思い出してもらえるように広告を実施するというのが効果的な使い方になっていきます。

YouTube広告の種類

YouTube広告には大きく分けるとTrue View広告とバンパー広告の2種類があります。 そしてTrue View広告は、インストリーム広告とディスカバリー広告の2つに分かれています。

True Viewインストリーム広告

まずはインストリーム広告です。YouTube広告と言うと最もイメージしやすい配信方法でしょう。

見たい動画をクリックした時に、冒頭5秒間広告動画が流れ、そのあとスキップできる広告があると思います。これがインストリーム広告です。

インストリーム広告は、ブランディングや認知度アップに使われますが、コンバージョン獲得を目的としても活用できる配信方法です。

インストリーム広告は広告の動画が30秒未満の場合完全視聴で課金となり、30秒以上の動画は30秒以上見られた場合に課金されます。
ただし、コンバージョンを目的とする場合はインプレッション課金型となり、視聴課金型ではなくなるので要注意です。

True Viewディスカバリー広告

ディスカバリー広告は、YouTube内の検索結果画面に上部に表示されたり、上記画像のように再生中の動画横におすすめの動画や関連動画枠に掲載される動画広告です。

ディスカバリー広告のようにユーザーに意図せず見せるのではなく、「見たい」と思ったユーザーがクリックして視聴する広告なので、ユーザーとしては広告ではない動画と同じ感覚で視聴が可能です。

商品購買やサービス利用に繋がりやすい動画広告です。 ディスカバリー広告はクリック課金型です。表示されている広告をクリックされたタイミングで課金されます。

バンパー広告

バンパー広告は、最長6秒間のスキップできない動画広告です。 インストリーム広告と似ていますが、スキップの有無が大きな違いです。

主にブランディング目的で利用されます。6秒という短い時間でユーザーにインパクトを残し記憶してもらうことが重要な広告です。 スキップ不可ですが、再生時間が短いためユーザーに対してストレスが少ない広告とも言えます。

バンパー広告はインプレッション課金型となっており1,000回表示に対して費用がかかります。

YouTube広告は目的によって最適な配信方法が異なる

YouTube広告では、動画広告を配信する目的によってどの種類を使うべきかが異なります。

上記3種類の広告でも、効果はそれぞれ異なります。 端的に言えば、バンパー広告は認知目的で、ディスカバリーはコンバージョン獲得に向いています。
インストリーム広告は認知目的とコンバージョン獲得どちらにも活用できる配信手法です。

認知にはバンパー広告が向いている

認知目的の場合は多くのユーザーに見てもらうことが重要視されます。

バンパー広告では最大6秒間という短い動画ではありますが、費用じ安い単価で多くの表示回数を獲得できます。 過去配信した実績ですと1,000回表示あたり200円~400円ほどで配信ができています。

6秒間の動画でユーザーに商品を購入してもらうことや問い合わせを獲得するというアクションを促すことは難しいので記憶に残るようにインパクトのある動画を用意することが重要です。

購買はディスカバリーがおすすめ

購入目的の場合はユーザーが動画を見た後に行動してくれるのかが重要です。

ディスカバリー広告の場合広告ではありますが、通常のYouTube上でのユーザーの動きと代わりありません。 ユーザーが見たい動画を探しているタイミングで、広告が他の動がと混ざっておすすめされ、見たいと思いその広告(動画)をクリックする。
動画再生中の画面も通常の動画と変わらないため、広告という偏見が少なく動画も見てもらいやすいです。

購入などアクションを促す場合動画の中でランディングページに飛ぶように促したりする必要はありますが、それも通常の動画でも必要なことであり、広告だから特別しなければいけないというよりも、得体目的のために動画の作りを工夫する必要があります。

どっちも行けるインストリーム

インストリーム広告の場合動画の作り次第でどちらの目的も果たすことが出来ます。

ただ、1つの動画で両方の目的を果たすのは難しいと考えます。 認知目的の場合はテレビCMのような動画を用意することでユーザーに覚えてもらうことが出来ますし、購入目的の場合はランディングページを動画にしたようなイメージで、販売することを意識して動画を作ることで可能です。

YouTube広告を始めようと思ったら

YouTube広告を始める場合ご自身で運用する場合と代理店に依頼する場合があります。 ご自身にあった方法でYouTube広告にチャレンジしてみてください。 タイプ別にまとめましたのでご参考ください。

自分で運用タイプ

・少額予算で小さく始めたい  
テスト予算5万円~10万円ほどで今持っている動画で取れるかテストしてみたい場合や、代理店に払う費用を捻出するよりも広告費に活用したい場合等があげられます。

・すで自分で他の広告を運用していて知識がある  
Google広告のアカウントがあり検索やディスプレイの広告をすでに自分で運用されているなら、配信設定は大きく変わらないので十分にご自分でできると思います。

・動画の編集や作成も自分でできる  
YouTube広告を実施していく上で重要なのが動画の内容を改善していくことです。

YouTube広告も運用型の広告の1つです。 やって終わりではなく広告配信した結果をもとに改善を行わないと費用対効果が合わず、かけた広告費が無駄になってしまいます。

広告費を無駄にしないためにもデータを見て改善施策を行うことが必須です。 ご自身で動画の作成や編集ができ、すでにYouTubeアナリティクス等で動画の分析を行い、改善をやったことがある方はご自分でやったほうが早く結果も出せるかと思います。

代理店に依頼タイプ

・やってみたいが知識がない  
YouTube広告では通常の広告運用で見ていく指標の他に動画の視聴状況についても分析が必要です。

そのため知識がないとやって終わりになってしまい成果が出なかった際に広告費も無駄になってしまう可能性が高いです。改善ができる状況であれば次に活かすこともでき広告費も無駄になりにくいため代理店に依頼するほうがいいでしょう。

・すでに代理店に広告運用を依頼している  
すでに代理店を使って広告を運用している場合はその代理店さんに依頼してしまうのが早く、ノウハウも代理店ごとに持っていると思いますのでどういった形で進めてくのか代理店さんと話をして進めていただくのがいいと思います。

・動画の改善も任せたい  
上記でも記載したとおりYouTube広告の場合は動画の改善が必須です。そのため自社で改善ができない状況であれば代理店に任せるほうがいいでしょう。

まとめ

YouTube広告の配信手法の種類やその特徴について解説してきました。 今後の広告の傾向として、検索広告やディスプレイ広告よりも動画が主流になると考えているじている方も多いでしょう。

実際、GoogleやYahoo!を始め、各種広告媒体で動画広告の成果が上がってきています。 中でもYouTubeは今後有力なプラットフォームになりますので、自社のサービスを知ってもらいたいという方はもちろん、実際の購入やサービス利用したいという方も、ぜひこの記事をヒントにYouTube広告を運用してみてください。

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岡田雅裕

デジタルアスリート株式会社 チーフコンサルタント 学生時代にモバイル広告の会社でアルバイトをし、新卒で株式会社リスティングプラス(現・デジタルアスリート株式会社)に入社。創業期を代表長橋と共に支え、数多くのクライアントを広告費月額0円から500万以上に育てあげた経験を持つ。

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