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目次
派手なポスターに交じったモノクロがインパクト大
コメダ珈琲店のドン・キホーテ新宿店に通じる階段にあったのがこのポスターです。
色褪せたのか・・・?と思ったもののそうではなさそう。
周囲にKポップのポスターがにぎやかに張られている中でモノクロ・セピアの色調が目を惹きました。
ポスターでもなんでも、広告はやはり周囲の環境に応じてどう見えるか考えることが大切ですね。
シロノワール、美味しかったです。
やっぱり書店には勉強になるポップがいっぱい
コピーライティングの勉強になるのはやはり書店ですね!
売り出したい本についているポップは、コピーライティングのワザが詰め込まれています。
コピーライティングの基礎知識を理解した状態で見れば、
・ターゲットがこういう人だからこの言葉にしたのかな?
・この言葉を使うことにどういう意図があるのか?
などたくさんのことを考えられ、まったく飽きません。
「すべてに効果抜群」とは。
その他、
・棚にある本の背表紙を見るだけで言葉選びの勉強になる(印象に残ったものを記録しておく)
・雑誌の表紙から最新の女性向けキーワードがわかる(たまにファッション誌から新しい言葉が生み出される!)
・特集されている本から世間が何に興味を持っているのかがわかる
など、オンライン書店では得られない情報が街の本屋さんにはあります。
だから何?まで伝えるコピーが〇
こちらはネットカフェなのですが、「お風呂+フェイスタオル貸出」だけでなく、「手ぶらでお風呂キャンペーン」とちゃんと書いてあるのが素晴らしいなと思います。
このコピーがないと、見た人の頭の中に「フェイスタオル貸出=手ぶらで今すぐお風呂に入れる!」とはイメージできないと思います。
ちゃんとターゲットの頭の中に光景が浮かぶくらい明確なイメージを伝えることが大事ですね。
勝手がわからず迷いがちな人にはちゃんとオススメしよう
季節がら、新社会人向けのコピーもよく見かけました。
新社会人は「一体何を買えば正解なのか?」「無難でいいから外したくない」と困ってしまう人も多そうなので、「新社会人向け」と明確にして商品を進めてあげるのは親切だと思います。
なれてきたら自分の好きなものを買うようになるでしょう。
あなたは何もしなくていい、は強力なメッセージ
オーダースーツですが何も選ばなくていいそうです!
「オーダー」=自分好みにカスタマイズ、という常識を破る表現でインパクトがありました。
オーダースーツを作りたいけど、生地とか形とかまったく知識がないから・・・と思ってためらっている人の心には刺さるのではないでしょうか。
調べてみたら、自分の希望(着たいシチュエーションやサイズ感など)を専任のスタイリストさんに伝えるだけで最適なものを提案してもらえるみたいです。
「タダ」というオファーはやっぱり強力
新宿ビックロの前にありました。
100人に1人、10万円までタダとのことで、細かい条件まで見ませんでしたがかなり強力なオファーですよね。
100人に1人は宝くじなどよりずっと当たりやすいですし、タダになるチャンスがあるならいつか買う予定だったものまでまとめて買っておこうかしら・・・という気持ちになりそうです。
だから何?まで伝えるコピーが〇②
このコピーも、コンタクトを使うことで、
近くが見えやすくなる・遠くも見えやすくなるという実利だけでなく、「人生」が明るくなるという未来のイメージを伝えています。
あと、表現の形を統一したことでデザイン的にも目に入りやすくなる効果があると思います。
なりたい姿を見せる!女性に効果的なイメージの見せ方
海外でも人気のアイスクリーム屋さん?フローズンヨーグルト屋さん?です。
海外セレブのスナップなのか、お店の商品を食べているおしゃれな女性の写真がたくさん貼られていました。
女性の場合、もちろん美味しいものや可愛いものが好きなのですが「かわいいものを食べている楽しい気分が好き!」「おしゃれな気分を味わいたい!」という気持ちもあります。
写真をたくさん貼ることでそのような気持を促進できるのではないでしょうか。
Wifi・充電は大事!
メニューもおいしそうだと思いましたが、「Wi-Fiが使える」「充電できる」というのは、結構強めの訴求になるのではないでしょうか。
新宿にはそのような場所はたくさんあると思いますが、探し回るのも面倒なので私ならピンチの時に見かけたらよっぽど変なところでなければ入りそうです。
エロとは・・・ちょっとドキッとするコピー
時と場合によりますがコピーのテクニックとしては、わざと「ドキッとする」ような言葉を使って興味をひくという方法もあります。
調べてみたら、ちゃんとした普通の肉バルのようでなぜか安心しました。
手書き看板はやっぱり目にとまる
歩いているうちにお腹が空いてきたのですが、このおうどんがとてもおいしそうだな~と思いました。
やっぱり手書きのメッセージには印刷のキレイなポスターにない魅力があります。
書いている人を感じるのでベスト3の信憑性を感じますし、「そんなにおすすめしてくれるなら食べちゃおうかな~」と対面で接客されているのに近い感覚になりますね。
がっつり系の訴求を強めるからあげ
がっつり系のステーキ店はたくさんあると思いますが、「付け合わせは唐揚げ!」ということで目を疑いました。
がっつりステーキが食べたい人にはさらにコッテリ、しっかりお腹が満たせるイメージが伝わるので良いコピーだと思います。
テイクアウト出来ます、が増えた気がする
コピーではないのですが、飲食店に「テイクアウト出来ます」の表示が増えたような気がします。
これを書いている2020年3月時点では、コロナウィルスの影響でお客さんが減ってしまった飲食店が大きな影響を受けているので、今回テイクアウトの取り扱いを始めた飲食店も多いかもしれません。
ものは言いよう、宝くじ売り場
新宿南口の方に行ってみるとこんなおしゃれな建物ができていたので何かな?と思ったら宝くじ売り場でした。
ラッキースポットになるといいですね。
自動販売機もポップでいっぱい
これは帰る時にホームで見た自動販売機なのですが、1つ1つにポップがつけられていました。
気持ちを満たすとか、しあわせとか感情的なベネフィットを書いたものが多かったです。
最近は自動販売機で飲み物を買うこともなかったのでちょっとびっくりしました。前からこんなでしたっけ?
コピーの勉強をしたいなら街を見てあるこう
今回は新宿の街を歩いてみましたが、街を歩くとマーケティング的にも面白い発見がありますね。
WebマーケティングというとPCと向き合う時間も長くなりがちで、平日は街を歩く時間なんてない!ということも多いです。
でも外出した時に少し注意して周囲を見るだけで、たくさんの言葉に気づけますし面白い表現にも会えます。
その時に自分が感じた印象や感情を分析して、違うところで使えるようにストックしていけばどんどんコピーもうまくなっていくと思います!
コロナウィルスが収まったらまた他の街を歩いてみます。
デジタルアスリート株式会社 コピーライター兼マーケター
2015年、デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に入社した専業コピーライター1号。
ランディングページのライティングや制作ディレクションを経て、現在は主に自社サイトやメディアの管理・運営、コンテンツ制作を担当している。
Writer
角谷 裕子 記事一覧
デジタルアスリート株式会社 コピーライター兼マーケター
2015年、デジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に入社した専業コピーライター1号。
ランディングページのライティングや制作ディレクションを経て、現在は主に自社サイトやメディアの管理・運営、コンテンツ制作を担当している。