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デジタルアスリートでは今、Webマーケティングの未経験者や若手マーケターを対象とした対面型のWebマーケター育成サービス「リスキリングシップ研修」を実施しています。
今回取材したのは、この研修に参加したフリーランスでマーケターとして活躍している仁谷さん。Web広告は未経験からのスタートでしたが、3ヶ月間でWebマーケティングの基礎知識から実践的な技術まで学んだ結果、今では独力でWeb広告を運用して劇的な成果を出されています。研修の内容や率直な感想についてお聞かせいただきました。
フリーランス
仁谷亮太さん
広島大学大学院卒業後、製薬企業で営業に従事。2020年より海運企業に転職する。2022年12月より、フリーランスとしてホームページ制作を開始。現在はWebデザイン・コーディングだけでなく、Webマーケティングやドローン撮影まで幅広くこなす。
目次
フリーランス独立1年目。Web広告未経験から、研修に参加
――仁谷さんは2023年5月から7月にかけて、デジタルアスリートのリスキリングシップ研修に参加されました。まずはこれまでのご経歴と、研修に参加された経緯をお聞かせいただけますか?
私は広島大学大学院で生物学を修めたのち、製薬会社に就職しました。そこで5年ほど健康食品や漢方薬のルート営業に従事し、2020年に海運業を営む会社に転職。2022年末からはそこに籍を置きながら、フリーランスでWeb制作事業を営んでいます。
Webサイト制作の分野では不動産業界を中心に順調に実績を積んできましたが、せっかくコーポレートサイトなどを立ちあげても、マーケティングができなければPVもコンバージョンも上がりません。お客様からWeb広告も運用してほしいと相談されるケースが増えてきたため、本格的に広告運用のスキルを身につけようと考え、リスキリングシップ研修を受講することにしました。
――デジタルアスリートのリスキリングシップ研修を選んだ理由は何ですか?
実はこの研修を受ける前に、デジタルアスリートがランサーズで公開している動画のWebマーケティング講座を受講していたのです。内容は決して悪くなかったのですが、全く知識のない私がそれだけで広告運用をマスターすることはできませんでした。
「動画ではなく、直接講師に質問できる場があれば……」と思っていたとき、デジタルアスリートが対面式のリスキリングシップ研修を開催するという情報を知り、「これだ!」と直感的に参加を決めたのです。
――リスキリングシップ研修の概要について教えてください。
3ヶ月間、集中的にマーケティングやWeb広告運用を学ぶことで、全くの未経験者でもひとりで広告運用を回せるまでに成長できる研修です。新宿にある研修センターに数名の受講生が集まり、平日の朝から夕方まで毎日講義を受け、課題にも取り組むという相当本格的なスタイルです。
私の場合は広島県の呉市在住なので、この3ヶ月間は都内の賃貸住宅に宿泊し、デジタルアスリートの研修センターに通いました。もともと営業畑でキャリアを積んできた人間なので、毎日同じ部屋でみっちり勉強するのはなかなかハードでしたが(笑)、ここまで本格的に取り組んだからこそ、広告運用をマスターできたのだと思います。
リサーチ、広告設定、クリエイティブまで網羅的・実践的に学習
――研修のカリキュラムは、具体的にどのようなものだったのですか?
最初の1ヶ月目はWebマーケティング全般の知識を広く学びました。具体的には、リサーチの手法、GoogleとYahoo!の媒体特性、そして広告運用画面の具体的な設定方法などですね。2ヶ月目は、SNS広告やバナー広告などのクリエイティブ制作を学びました。ターゲットを動かすコピーライティングの方法を、実践的に身につける内容です。
さらに、運用中のGoogle広告を分析するやり方についても学びました。そして最後の3ヶ月目は、私が担当しているお客様のWeb広告を、講師からフィードバックを受けながら実際に運用していくという内容でした。
――未経験者にとってはかなり豊富な内容だと思われますが、実際に受けられた感想はいかがですか?
覚えるべき知識が多く、吸収するのはかなり大変でした。それに加えて試験や課題もたくさんあるので、知識ゼロからのスタートだった私は常に全力でついていったという感じです。
しかし、実際に自分でカスタマージャーニーマップの作成や広告文作成といった課題に取り組むことで、机上の知識にとどまらない実践的な技術が身についたと思います。
――研修プログラムの中で、特に良かったのはどのような点ですか?
一番勉強になったのは、「ユーザー視点で考える」というマーケティングの基礎がしっかり身についたことですね。研修を受ける前は、自分のアイディアを優先してマーケティングを考える癖があったのですが、大事なのは商材を購入するエンドユーザーの思考・行動に合わせた広告です。
研修では健康食品・医薬品から不動産まで幅広い商材を題材に、カスタマージャーニーマップを考える課題を与えられました。その課題を解き、講師からフィードバックを受けることで、エンドユーザーを意識した広告運用の考え方をマスターできたと感じています。
もちろん、Google広告の具体的な設定方法を学べたことも大きな収穫です。検索キーワードや広告文の設定方法、ABテストのやり方など、運用に必要な知識はひと通り教わりました。Googleの設定画面は初心者にとってはかなり難解なので、独学ではここまで早くスキルを身につけることはできなかったと思います。
研修3ヶ月目にはGoogle広告のコンバージョンが10倍以上に
――講師や研修会場の雰囲気についてはいかがでしたか?
デジタルアスリートはWebマーケティング企業として非常に実績が豊富な会社ですが、研修の講師を務めた方はその中でもトップクラスの実績を持つマーケターだと聞いています。
実際、広告運用のテクニックはもちろん、幅広い事例について精通しているという印象でした。しかも人柄はとてもフランクで話しかけやすく、わからないことは遠慮なく質問できるのがありがたかったです。
研修は基本的に18時までなのですが、会場はその後も開放されているので、有志のメンバーが残って自主的に勉強することがよくありました。講師の方も時間外の質問に快く答えてくださるなど、熱心に指導いただけたことが印象に残っています。
受講生がそろって「自主的に学ぶ姿勢」を持っていたことも良い刺激になりましたし、そうした姿勢こそ、マーケターとして独立する上では不可欠なのかな、とも思います。
――研修を受けたことによる成果を教えてください。
最初に効果を実感したのは、研修2ヶ月目にあたる6月のことです。私は当時、お客様である広島の不動産会社からマンスリーマンションの集客を依頼されていたのですが、5月のGoogle広告の月間コンバージョン(予約数)は1、2件という厳しい状態でした。ところが6月に入り、研修で学んだ通り広告文やキーワード設定を変えたところ、一気に13件に増加したのです。
さらに7月に入り、講師から運用に対してフィードバックをいただくと、これが約20件にまで急増。お客様である不動産会社さんからは「急にお客さんが増えたので対応が大変です!」と嬉しい悲鳴を聞かせていただき、さらに別のWebサイト制作を受注することになりました。わずか3ヶ月で、スキルアップはもちろん売上アップも果たすことができたのは本当に驚きですし、研修を受けて良かったと思います。
――デジタルアスリートのリスキリングシップ研修を、どのような人や企業に勧めたいと思いますか?
これからレベルアップしたいと考える、企業のWeb広告運用担当者にお勧めしたいです。もちろん、私のようなフリーランスにとっても大変有効な研修ですが、Web集客に課題を感じている企業こそ、マーケターを育成することでより売上に直結する人材を育成することができるのではないかと感じています。
特に、「現在は広告運用をアウトソースしているが、コスト削減や広告効果の増大に向けて今後は内製化したい」と考えている企業にはぴったりの研修だと思います。何しろ私のような素人でも3ヶ月で効果が出せるようになれるのですから、費用対効果も非常に良いのではないでしょうか。
もちろん、広告運用は奥が深いので、研修終了後にも自分で勉強を続けることは欠かせません。研修で出会ったマーケターたちとのご縁を大切にし、有益な情報交換ができればと期待しています。そうした人脈も含め、この研修で得られるものは非常に大きいと感じています。
1,890社以上の支援実績と最新のWebマーケティングノウハウで、あなたのビジネスを支援。売上・集客を最大化します。
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