【2019年最新版】「DSP広告」とは?特徴や人気の媒体について解説します

あなたは「DSP広告」を知っていますか?このDSP広告は、ディスプレイ広告において効率的な配信を可能にしていることから注目を集めているのですが、「どんな広告なの?」と聞かれるとちゃんと答えられない人も多いと思います。
DSP広告の場合、従来の配信方法とは異なる部分が多く、新しい専門用語も出てくるためパッと見で「難しい」と思われがちでもあります。

そのため今回は、DSP広告とはいったい何者なのか?ということから、そのメリットと可能性までわかりやすく解説していきます。

DSPの仕組み

DSPとは、Demand Side Platformの略称であり、ざっくり言うと「広告を出したい」という広告主側のプラットフォームです。

そして、DSP広告を説明する上で切り離せないのがSSPです。SSPとは、Supply Side Platformの略称であり、「広告枠を提供するので使ってほしい」というメディア側のプラットフォームです。

需要側と共有側、つまり対の関係でありながら、広告主は様々な配信面に簡単に広告を出すことができ、メディア側も簡単に広告枠を売って利益を得られるというWin-Winの関係でもあるのです。

と、文字で説明しても分かりにくいと思いますので、どのように配信されるのか図にまとめました。

入札の仕組みと種類

入札で活躍しているのがRTB、Real Time Biddingの略称で、1回広告が表示されるごとにリアルタイムで入札を行う仕組みです。

このRTBのポテンシャルを侮ってはいけません。DSPとSSPの図解にある入札を、性別・年齢、検索・行動履歴などのデータから、「だれに広告をだすか」を決めるところも含め、なんと0.1秒で行っているのです。
どこかのサイトを開いたとき、広告枠だけずっと読み込みしていて表示されない、なんてことないですよね。
まさに「Real time」(その瞬間に)、「Bidding」(入札する)なのです。

もうひとつの特徴として、セカンドプライス方式と呼ばれる入札方式を採用している点があげられます。

セカンドプライス方式とは、配信の機会は最終的に最も高い価格を入札した広告に与えられるものの、実際の落札金額(=支払額)は2番目に高い入札額に1円足した額になるという入札方式のことです。
これにより、むやみに入札単価が上がることを防ぐことができます。

それでは、DSP広告にはどのような課金方式があるかをご紹介していきます。

クリック課金(CPC課金)

広告がクリックされるごとに課金される方式です。
つまり、いくら表示されていてもクリックされない限りは広告費が発生しません。
クリック数が最大になるように配信することを目的としていて、主にリスティング広告で採用されている方式です。

1クリックあたりの金額を設定して入札をしておくのですが、食品系、コスメ系、不動産系など、商材の種類によって、その媒体での相場価格が違うので、可能であれば媒体社などにリサーチしてから設定するのが良いでしょう。

クリック課金の設定について詳しくはこちらから↓

クリック単価とはクリック単価とは、1クリックあたりの広告費を指し、CPC(Cost Per Click)と表記されることもあります。※レポートや資料の内容によっては表記が変わる...

インプレッション課金(CPM課金)

1000インプレッションあたりのコストを設定する方式です。

こちらはインプレッション数が最大になるように配信することを目的とします。CPC課金と同様、媒体や商材によって相場があるので入札で負けないようリサーチが必要です。

DSP媒体によって、両方できる媒体、片方しかできない媒体がありますので、配信の目的がCPC課金とCPM課金どちらが適しているのか、という点もどのDSP媒体を選択するかの指標にすると良いでしょう。

DSP広告のメリット

DSP広告の仕組みについて解説したところで、そのメリットについて考えてみましょう。

購入する気がない人に広告が表示されるリスクが減る

1番のメリットはその入札方式からわかるように、購入する気がない人に広告が表示されるリスクが減るという点です。

検索キーワードを設定してターゲットのセグメントを行う検索広告とは違い、従来のディスプレイ広告ではターゲティングがうまくいかず、「購入の可能性が低い層に広告が配信」されることが課題になっていました。

これは、広告を枠単位で入札していたことが要因の1つです。しかしDSP広告なら特定のWebサイトや広告枠に配信されるのではなく、ユーザーの性別や年齢などの基本情報と、検索履歴・行動履歴などの興味関心データをもとにして配信される広告が決められます。

1回の表示ごとに誰にどの広告を出すのかがオークションで決められるため、より購入の可能性が高いと判断されたユーザーに向けて広告を配信することが可能となるのです。
これにより購入につながらない広告表示による費用の消化を抑えることもできています。

より詳細なターゲティング配信

DSPを提供している事業者はここ数年日本国内でも増えてきているのですが、それぞれが独自の顧客データを持っています。

それらを利用してターゲティングを行うのですが、DSPによっては特定の分野の媒体に絞って配信ができたり、特定のユーザーと類似の行動をとるユーザーをターゲティングできたりするものも存在します。
このように顧客データとより詳細なターゲティングを組み合わせることによってさまざまな配信に挑戦することができ、より獲得の精度を上げていくことが可能になっていくのです。

自動化によるデータ収集・分析

DSPは「自動」ツールだと説明してきましたが、この「自動」による恩恵も非常に大きいです。
DSP広告では、DSPにより膨大な量のデータを収集・解析し、最適と判断された広告がユーザーに表示されます。

RTBのおかげで入札が0.1秒で行われていると前述しましたが、これを人の手で行おうとすると気が遠くなる、というより不可能ですね。
一瞬で最適な広告を表示させることができるというのは、DSP広告を始める大きなメリットと言えます。

DSP媒体の種類

「どの媒体を選べば良いの?」というあなたのために、代表的なDSP媒体をご紹介します。

SNS広告の種類を知りたい方はこちらから↓

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その前に、DSP媒体のタイプは大まかに2つのタイプに分類されます。

アルゴリズム型
各DSP独自のアルゴリズムに基づいて学習をしてくれ、自動的にCPAが最適化されていきます。
細かな調整が難しいこともありますが、運用する手間がかからないのがメリットです。
運用型
名前の通り、手動で広告を運用していきます。
運用する手間がかかりますが、手動で細かく調整ができるので
改善に向けて柔軟な対応ができるメリットがあります。

 
それでは媒体別に見ていきましょう。

MicroAdBLADE(株式会社マイクロアド)

アルゴリズム型 x CPM課金
初心者でも使いやすい管理画面です。
代表的なアドエクスチェンジやSSPと連携しており、配信リーチ数は国内最大級です。

Criteo(CRITEO株式会社)

アルゴリズム型 x CPC課金
Yahoo!Japanと連携しているのでYahoo!に広告掲載ができます。
毎月11億人を超えるユーザーデータを元にした機械学習アルゴリズムがあり、ターゲットの行動履歴に応じて表示させる「自動最適化」の評価が高いDSPです。

FreakOut(株式会社フリークアウト)

運用型 x CPC課金&CPM課金
アクセスできる広告枠が豊富で、多くのユーザーに配信ができます。
GoogleAnalytics連携、アトリビューション分析、レコメンドバナーなど、機能も豊富です。
「認知」や「購入」など、様々な目的に合わせた広告配信が可能なDSPです。

logicad(ソネット・メディア・ネットワークス株式会社)

運用型 x CPC課金&CPM課金
初期設定費用や最低出稿金額がないので低リスクで出稿ができます。
シミュレーションにより複数のレコメンドプランを自動で提案してくれ、ターゲットの設定や分析が細かくできます。サポート体制も充実していて安心です。

KANADE DSP(京セラコミュニケーションシステム株式会社)

運用型 x CPM課金
様々なタイプ(画像、ビデオ、レコメンド)のバナーが配信できます。
機能学習によりRTBの入札戦略も最適化できます。サポート体制も充実しているDSPです。

ADMATRIX DSP(株式会社フルスピード)

運用型 x CPM課金
国内最大規模のIPアドレスデータベースとの連携により、多様多種なカテゴリから独自のターゲティングが可能です。
インフィード広告や動画広告など、多彩なクリエイティブにも対応しています。

DSP広告はいつ始めてもいい

「DSPは、GDNやYDNで成果を出してから始めた方がよい。」と思われている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
実際、「GDNでは全然うまくいかなかったけど、DSPではうまくいった」という例も多くあります。

そもそものターゲティング方法が異なっているため、
「GDNがうまくいったから次はDSP」
「YDNでうまくいかなかったからDSPもやめておこう」
というのは論点がずれています。

また、DSPごとに特徴が異なっており、商材との相性もありますので
立ち上げなどの早い段階から様々なDSPを試し、相性の良いものを選別していく方が効率的です。

DSP広告の今後の可能性

DSP広告は、
「商品を購入してくれそうな人に対して広告を配信したい」広告主
「収益を上げられるような広告を配信したい」サイト運営者
「自分にとって必要な広告だけを見たい」ユーザー
の三者にとって有益と言えます。

さらにこれからは、DSP広告に限らず、人の手で行っていたことがどんどん自動化され、
自動化が主流になっていきます。(すでになりつつあります)

そうした流れも踏まえると、DSP広告はこれから先も拡大していく可能性は高いのではないでしょうか?

自動化の技術も日々進んでいますので、
数か月後、数年後にはさらに進化した広告となっていることも間違いないですね!

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