【Instagram】ストーリーズ広告出稿方法と活用事例を紹介

  • 2018.5.16
  • 2019.6.11
  • 14,604 Views

SNSの中で最も注目度の高いInstagramですが、特に注目されているのが、短時間の動画や写真を気軽にシェアできる「ストーリーズ」です。
そんな「ストーリーズ」には広告を掲載したいと思う企業も急増しています。

この記事では、そんな注目度の高いInstagramストーリー広告の出稿方法と活用事例について解説します。

ストーリーズ(stories)とは?

ストーリーズとはInstagramの通常のフィード(タイムライン)とは別に、より日常的な写真や動画の投稿、ライブ配信が行える機能です。

フィードでは時系列で投稿が流れてきますが、ストーリーズは画面上部の別枠に表示されます。

投稿は通常24時間以内に、ライブ配信も配信終了後24時間以内に削除されるのも大きな特徴です。

「消えてしまうのに投稿する意味あるの?」と思う人もいるかもしれませんが、フィードに投稿するほどではないけれど、日常の何気ない瞬間を投稿できるのが人気の秘密のようです。

また、フェイスフィルターやスタンプなどの編集機能なところや、リアルタイムでのつながりが感じられる点も人気ポイントです。

Instagramユーザー動向の変化

従来のInstagramの利用方法としては、フィードへの投稿が主流でした。

しかし、最近ではInstagramユーザーの動向が変わり、Instagramのフィードへの投稿でなくストーリーズだけを利用するユーザーも急増しています。

さらにFacebook社の発表では、Instagramを利用しているデイリーアクティブユーザーの70%がストーリーズを利用していることがわかっています。

こうしてInstagramの利用方法においてストーリーズが主流となってきた今、ビジネスの世界ではストーリー広告やストーリーズで情報を発信している企業が増えてきています。

ストーリーズ広告とは?

ストーリーズ広告は通常のストーリーズ投稿の間に表示される広告です。
また、メリットとしては以下が挙げられます。

・タイムラインを見ない層にもアピールが可能
・縦に画面いっぱいの全画面表示で投稿が表示され、見た人に強い印象を残すことが可能
・広告として認識されづらく、自然と投稿の間にリーチすることができる

※最近ではストーリーズ広告が主流となり、広告と認知するユーザーも増えてきています。

ストーリーズ広告の場合は、24時間で消えることはなく設定した配信期間中、表示され続けます。

ストーリーズ広告の出稿方法

ストーリーズ広告を出稿するには、通常のInstagram広告と同様に、Facebookアカウントが必要となります。
まずはFacebook広告アカウントを作成し、設定を行っていきます。

Facebook広告アカウントを作成する

Facebook広告アカウントの作成は以下の記事で紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。


 

管理画面の設定方法

広告セットの配置選択画面で以下を選択します。

【ストーリーズを含んだすべての配置に配信を行う場合】
広告セットの配置を自動配置を選択することでストーリーズにも自動で配信が可能です。

【ストーリーズのみに広告を配信する場合】
広告セットの配置を「Instagramストーリーズ」を選択することでストーリーズのみへの配信が可能です。

【2019年最新情報】ストーリーズ広告の変化

自動配置でストーリーズに広告を配信できるように

これまで、Instagramストーリーズに広告を配信する際には、配置にInstagramストーリーズを個別に選択する必要がありましたが、アップデートにより「自動配置」を選択すれば、他の配置とあわせてInstagramストーリーズへ広告を配信することが可能となりました。

以前までは、Instagramストーリーズ広告を利用する場合は9:16の縦型バナーのみアップロード可能でしたが、Instagramフィード広告と同じアスペクト比の写真と動画をアップロードすると、自動的にストーリーズ 広告用のフルスクリーン素材が作成されるようになりました。

これによりInstagramストーリーズ専用の9:16の縦型バナーを用意しなくても、気軽にInstagramストーリーズ広告の配信を試すことができるようになりました。

参考:Instagramフィードとストーリーズで広告素材が共用可能に

ストーリーズが配信できるキャンペーンの目的が増加

当初はリーチの拡大目的のみでしたが、現在は「リーチ」「動画の再生数アップ」「コンバージョン」「アプリのインストール」「トラフィック」「リード獲得」「ブランドの認知度アップ」の計7つの目的で利用できるようになりました。

ストーリーズで表示できる動画の長さが伸びた

今までは15秒までしかInstagramには配信ができませんでしたが、
現在は60秒まで配信ができるようになりました。
※今後変更になる可能性がございます。

Instagramストーリーズ広告にカルーセル広告が登場

今までは1枚しか設定ができませんでしたが、ストーリーズ広告内で3枚まで写真又は動画を設定することができるようになりました。

Instagramストーリーズのカルーセル広告は、通常のストーリーズの投稿と同様、スワイプして前後のコンテンツに移動することができます。

注意点として、他の配置と組み合わせることができず、Instagramストーリーズ広告のみの広告セットを作成する必要があります。

活用事例

①リスティングプラスの事例

商材:占いの無料オプトイン
改善:CV300件アップ CPA3,000円削減
詳細:もともとInstagramでの獲得は1割程度でFacebookからの獲得が大半を占めていましたが、ストーリーズ広告を配信したところ、10代~20代からの獲得数が伸び、CPA大幅削減となりました。要因としてはFacebook、Instagramでアプローチできないストーリーズばかり見ているユーザーへのアプローチや、全画面で目に止まりやすく広告に見えないということが考えられます。

②その他の事例

商材:SK-Ⅱ
改善:ニュースフィード広告のみと比較した広告想起:13ポイント上昇
全体の広告想起:24ポイント上昇
動画が最後まで再生された回数:62%増加
詳細:ターゲットを18~54歳と幅広く設定し、目を引く動画素材を使用しブランドの印象を強化しています。

まとめ

Instagramストーリー広告は、ユーザーが急速に増えていることからも、今後の頻繁なアップデートが考えられます。
また、Facebookによると最も閲覧されているストーリー投稿の1/3は企業アカウントによるものという発表もありました。
そういったことからも、Instagramストーリーはビジネスにとっても欠かせないSNSのひとつとなってきています。

オーガニックのInstagram投稿、ストーリーズ、Facebook広告やInstagram広告でリーチできなかったターゲット層に、関連性の高い広告を届けることが可能になっています。

動画広告がトレンドになっている今、縦長のフルスクリーンで表示されるので見過ごすこともありません。
今後さらにユーザーも増え、どんどんアップデートもされていくと予想されますので、ぜひ今のうちにInstagramストーリー広告の配信を行ってみてください!


コメント

「【Instagram】ストーリーズ広告出稿方法と活用事例を紹介」に対する1件のコメント

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    有馬 由華

    デジタルアスリート株式会社
    ウェビナーマーケティング部 部長
    成長できる環境とWEBの楽しさ、社員の人柄に惹かれて2018年にデジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)に新卒として入社。
    1年後にFacebook広告メインの運用チームの課長を努め、現在は運用代行をメインとした部署の部長をしています。

    「現状維持は衰退」ということをモットーに、クライアントによりよい価値を提供できるよう、 サービスも社内の取り組みもマネジメントも市場のニーズにあわせて常に工事中です。
    趣味はオーディション番組を見ることで、人が成長していく過程の心が揺さぶられる瞬間が大好きです。

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