納品基準のイロハ。増え続ける動画媒体への対応で必要なこと

近年、動画広告の需要が伸び続けるのに比例して、それらの配信メディア・プラットフォームが劇的に増加しています。
しかし、プラットフォームごとに納品基準が異なるため、動画広告を作るために必要な知識が複雑化しているのが現状です。

そこで今回は、どのような納品基準にでも対応するために、最低限押さえておくべきポイントを中心に解説していきます。

納品基準とは?

そもそも納品基準とは、配信メディア・プラットフォームごとに定められており、動画を最適に再生するための基準のことです。

配信メディア・プラットフォームによって異なる基準が定められているため、配信先を決めた上で動画広告の制作を始めなければなりません。
そうしないと、出来上がった動画広告が納品基準と合わず1から作り直す、ということにもなってしまいます。

納品基準が配信先によって異なることを踏まえた上で、事前に確認することが大切です。

動画広告配信メディア・プラットフォームの種類

現在、動画広告を配信できるメディアやプラットフォームは数多く存在し、年々増え続けています。

それらを大きく4つに分けて代表的なものを紹介していきます。

TVCM

TVCMは、見たことない人がいないくらい動画広告としてお馴染みの配信メディアです。
リアルタイムで視聴している場合、スキップすることができないことが特徴です。

TV番組と同じ画面で再生されるため、納品基準はTV番組と同じであることが多くなります。

動画配信サービス

現在様々な動画配信サービスが存在しており、YouTubeAmazonプライム・ビデオといったサービスが広く利用されています。
広告は、ユーザーが見たい動画の前後や途中に挿入されるのが特徴です。

配信先や広告の種類ごとに、様々な納品基準があるので注意が必要です。

YouTube広告につて知りたい方はこちら↓

SNS

TwitterInstagramFacebookTikTokをはじめとした、多くの配信プラットフォームがあり、新しいものも増え続けています。

動画広告を、タイムラインに表示させたりストーリーに表示させたり、それぞれのプラットフォームに合わせて、様々な納品基準があるので、こちらも要注意です。

オフライン広告

電車内で流れている動画広告や、街や駅の壁面・柱のスクリーンで流れるデジタルサイネージがこれに該当します。

旧型のモニタ(4:3)や縦長のモニタを使用していたり、音が無い場合があったりと、他の配信メディアやプラットフォームと比較して、納品基準が少し特殊な場合があります。

この記事では配信メディアやプラットフォームの紹介に留めますが、納品基準だけを意識するのではなく、配信先に合わせた動画広告のディレクションも大切です。


 

納品基準で気をつけるべき5つのポイント


 
配信メディアやプラットフォームによって、納品基準が異なると説明しましたが、押さえておくべきポイントが 5つあります。
これらのポイントを踏まえていると、納品基準に適した動画広告を、スムーズに作り始めることができるので必見です。

①画角サイズ

画角サイズとは、動画の縦横サイズのことで、比率大きさ(長さ)に気をつけて作成します。

よく使われる画角サイズは以下の通りです。

16:9(1920×1080,1280×720,3840×2160)
4:3(1280×960,960×720,720×540)
1:1(1280×1280,960×960,720×720)
9:16(1080×1920,720×1280,2160×3840)

TVやYouTubeなど、生活の中で最も多く使われているのは16:9の画角です。その中でも、1920×1080サイズはHD(フルHD)と呼ばれる一番ベーシックなサイズです。

電車内の旧型ディスプレイで4:3が使われていたり、Instagramでスクエア(1:1)が使われていたりと、配信メディアやプラットフォームごとの配信基準が設けられています。

さらに、最近ではVRや巨大スクリーン用などに4K(3840×2160)が使われていることもあるので、画角だけでなくサイズも確認する必要があります。

②動画の長さ(尺)

TVCMでは15秒30秒、YouTubeのバンバー広告では6秒といったように、納品基準によっては動画の長さ(尺)に指定がある場合があります。

また、「〇〇秒以内」という基準の場合もあれば、「〇〇秒ピッタリ」という基準の場合もあるので、注意が必要です。

③フレームレート

フレームレートとは、動画が1秒あたり何枚の静止画によって構成されているかを表す数字のこと。単位はfps

主に使用されているフレームレートは以下の通りです。

30 / 29.97
24 / 23.38
60 / 59.94
25 / 50

30 / 29.97 は 1秒30コマ の静止画から構成されており、TVやWebで一番使用されているのが、このフレームレートです。

24 / 23.38 は 1秒24コマ の静止画から構成されており、映画で使用されています。映画っぽさを表現するために、このフレームレートを意図的に使用する場合も多いです。

60 / 59.94 は 1秒60コマ の静止画から構成されており、より現実に近いヌルっとした動画になります。

数値が大きいほど、なめらかな動画になります。
120 や 240 といったフレームレートも存在しており、スローやスーパースローといった先端映像に使用されています。

25 / 50 は海外で使用されているフレームレートなので、日本で使用することはほとんどありません。

④ビットレート

1秒間に何ビットのデータが処理されているかを表す数値です。
この数値が大きいと画質は良くなりますが、データ容量が大きくなります。
逆にビットレートが小さいと画質は劣化しますが、データ容量を小さくできます。

納品基準によって「ビットレート 最大◯MBまで」と決まっている場合が多いので、納品基準に合わせたビットレートで動画を書き出す必要があります。

⑤ファイル容量

動画ファイルの容量のことで、画角サイズ・動画の長さ・フレームレート・ビットレート・音声ビットレートといった様々な要素から決まります。
特に、ビットレートによって大きくサイズが変わります。

正しい納品基準を守らないと起こりうることとは?


 
押さえておくべきポイントを説明しましたが、この基準を守らないと、果たしてどのよう事態になるのでしょうか。

まず、考えられるのは配信メディア・プラットフォームにアップロードできないことです。

例えば、動画の長さファイル容量が納品基準を超えてしまっている場合や、対応していないフレームレートで動画を作成した場合などに、このようなことが起こる可能性があります。

また、アップロード前後で、見え方が異なることも考えられます。

例えば、納品基準と異なる画角サイズで作成した場合に、縦横のアスペクト比が変わってしまったり、動画の一部が見えなくなったりする可能性があります。

不測の事態を避けるためにも、納品基準を守ることは大切です。

納品基準を守って、スムーズに効果を手に入れる。

動画広告の需要が伸び続けている今、動画広告の制作に関わる機会・頻度も自然と多くなります。

それに伴い、納品基準が多様化し複雑化していますが、それらを理解し、使い分けられる力が求められています。

動画を作り始める前に納品基準を確認し、適切に動画を作ることで、よりスピーディーに広告効果を手に入れましょう。

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