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PPCアフィリエイトで案件を選ぶ時に「リスティングNGキーワード」や「リスティング広告NG」などといった注意事項を見かけることは多いでしょう。
しかし何のことなのか、自分の理解は間違っていないのか心配になってしまう人は多いのでは無いでしょうか?
これらのルールを違反してしまうと、せっかく得た報酬が全てなくなってしまう恐れがあります。
さらに最悪の場合案件に制限がかかってしまったり、提携自体を解除されてしまったりという危険もあります。せっかくお金をかけて広告を出しているのにそのようなことになってしまったら、たまったものではないですよね。
そこで今回は、「リスティングNGキーワード」や「リスティング広告NG」について詳しく解説していきたいと思います。
これらを正しく理解することで、せっかく得た報酬がなくなってしまうといった心配がなくなり安心して運用することができるようになります。
目次
リスティングNGキーワードには種類があり、正しく理解する必要がある
アフィリエイトを行う場合、案件のほとんどにリスティングNGやリスティングNGキーワードといった表記があります。
特にリスティングNGキーワードにはいくつかの種類が存在し、PPCアフィリエイトをやる上で非常に重要なルールとなるためそれぞれを正しく理解しておく必要があります。
これらの意味について具体的に解説していきます。
リスティングNG
案件にリスティングNGと表記がついているものは、そもそもリスティング広告自体の出稿がNGとなっている案件です。
このような案件の場合は、リスティング広告経由で発生した報酬については全て無効とされてしまいます。PPCアフィリエイトで案件を選定する際は、リスティング広告NGの表記があるものについては絶対に選んではいけません。
リスティングNGキーワード 商標名・会社名キーワード
NGキーワードの指定がない場合でも、このような表記がある場合は商品名、会社名、また競合他社の商品名や会社名での入札がNGという意味になります。
リスティングNGキーワード 特定キーワード
特定のキーワードが指定されている場合は、そのキーワードでの入札がNGとなります。
リスティングNGキーワード NGキーワードの複合
上で解説したNGキーワードについては、キーワード単体の使用だけでなく他のキーワードとの組み合わせでも使用することができません。
例えばNGキーワードが■■株式会社だった場合、
■■株式会社 料金
■■株式会社 相談
このような掛け合わせは全てNGとなります。
違反をすると報酬が無効になってしまう
先ほども少しだけ触れましたが、万が一リスティングNGキーワードでの出稿を行っていた場合、それらのキーワード経由で発生した報酬が無効になってしまいます。
さらにその後の案件に制限がかかってしまったり、最悪の場合、提携そのものを切られてしまったりということになりかねません。
そうなってしまったら、PPCアフィリエイトで報酬をもらうこと自体が困難になってしまいます。絶対にやらないよう注意しましょう。
また、たとえそれらのルールを守っていたとしても、意図せずNGキーワードに広告が表示されてしまうケースもあるので注意が必要です。
どんな時にそのような事態が起きるのか、具体的に解説していきます。
リスティングNGキーワードを設定しない、だけでは安心できない
リスティング広告にはキーワード設定にマッチタイプというものが存在します。これは設定したキーワードに対して、「システムの判断で」ユーザーが検索したキーワードと「関連度が高いと判断された場合に」広告を表示するという補助機能です。
その中でも「部分一致」で設定したキーワードは、検索キーワードからの拡張の度合いが一番強く働くので注意が必要です。
部分一致を使用する際の注意点
例えば●●ダイエットといった一般用語を含むような商品で、商品名キーワードがNGだった場合、部分一致で【ダイエット おすすめ】などダイエットを軸にしたキーワードを設定すると、「ダイエット」という単語から拡張され、結果としてNGキーワードの検索に対しても広告が表示されてしまうことが起こり得ます。
そのため、リスティングNGキーワードを設定しないだけでなく、予期せぬ拡張を防ぐためにも、NGキーワードに指定されたキーワードはあらかじめ除外設定をしておきましょう。 もちろん、このように意図せず広告が出ていたといった場合でも、NGキーワードで広告を出稿していたという事実に変わりはないので、ペナルティは同じように受けるので十分に気をつけましょう。
除外キーワードの設定方法
除外キーワードの設定については、ツールメニューの中にある「除外キーワードリスト」から作成しておくと複数のキャンペーンに同様の設定を反映させることができます。
キャンペーンが増えるたびに1つ1つ登録をする手間や、登録し忘れるミスも防げて便利なので、除外キーワードリストを作成して設定することをおすすめします。
※画像はGoogle広告の設定ですが、Yahoo!広告も同じようにツールから「対象外キーワードリスト」を選択して同じ設定が可能です。
NGキーワードだけじゃない。リスティング広告出稿時に気をつけるべき3つのポイント
PPCアフィリを行う際に、NGキーワード以外にも気をつけるべきポイントがいくつかあります。
以下で解説するポイントを守らないと、お客さんをだます行為に繋がってしまうだけでなく、商品の販売元のブランディングを損なう形となります。
このようなことから販売元へクレームが発生するなどした場合にその責任を問われることにもなりかねないため注意しましょう。
公式サイトと勘違いさせるような表現
一見すると公式サイトだと勘違いしてしまう広告文は使わないようにしてください。
「公式」や「公認」といった言葉を使った広告文を使うと、商品を販売している会社の広告だと勘違いして購入してしまう人がいるので、アフィリエイトではこのような広告文を使ってはいけません。
古い情報や誤った情報を入れない
広告文を作成する場合は、必ず最新情報を使うようにして下さい。
よくあるパターンとして、すでに終わってしまっているキャンペーンで広告を出稿していたり、価格変更があったにも関わらず古い料金を記載していたりするものが挙げられます。
誇張した表現や公序良俗に違反した表現を使わない
少し曖昧な内容ですが、嘘や根拠のない事、過剰な表現は使用しないようにしましょう。 例えば、
- 飲むだけで100%痩せられる
- 1日10分の作業だけで月収100万円稼げる
- 世界初、日本一、究極(最上級表現)※証明されている事実であれば記載可能
このような言葉が考えられます。 こういった言葉も、お客さんをだます行為に繋がってしまいます。
まとめ
PPCアフィリエイトを行う上で、リスティングNGキーワードでの広告出稿を行ってしまうと、報酬を取り消されるだけでなく、提携解除などのペナルティまで受ける可能性があります。
本記事で解説したポイントをまとめると、
- リスティングNGキーワードにはいくつかの種類があり正しく理解する
- NGキーワードを使わないだけでなく除外キーワードでも設定しておく
- ユーザーを騙すような広告表現は責任問題に発展する可能性があるため絶対に避ける
これらは広告費を無駄にしない、確実に報酬を得るために重要なポイントになるので正しく理解をして運用していきましょう。
デジタルアスリート株式会社
D2C戦略部 課長
音楽関係の集客支援にて独立後、知人だった長橋を通してリスティング広告を知り魅力に取りつかれる。
自身にはWeb集客の力が足りないと実感し、創業期のデジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)へ入社。
作るもの、発信する情報が利用する側の立場から見て有益なものであるかどうか、といった視点で常に物事を考えるということを大事にしています。
また、自分に関わってくれる人への恩返しを信念に仕事をしています。
機械やプラモデルなど組み立てたり細かい作業が好き
将来の夢は暖かい海の見える場所でカフェをやること
好きな食べ物はラーメンとオムライス
Writer
青塚亮太 記事一覧
デジタルアスリート株式会社
D2C戦略部 課長
音楽関係の集客支援にて独立後、知人だった長橋を通してリスティング広告を知り魅力に取りつかれる。
自身にはWeb集客の力が足りないと実感し、創業期のデジタルアスリート株式会社(旧:株式会社リスティングプラス)へ入社。
作るもの、発信する情報が利用する側の立場から見て有益なものであるかどうか、といった視点で常に物事を考えるということを大事にしています。
また、自分に関わってくれる人への恩返しを信念に仕事をしています。
機械やプラモデルなど組み立てたり細かい作業が好き
将来の夢は暖かい海の見える場所でカフェをやること
好きな食べ物はラーメンとオムライス