Google広告とは?特徴からサービスの種類、始め方まで詳しく解説

  • 2023.11.24
  • 2024.2.14
  • 1,131 Views

Google広告とは、Googleが広告主(企業)に提供しているオンライン広告です。幅広いネットワークを通じて、最適なタイミングと場所でユーザーにアプローチすることができるため多くの事業主がマーケティングに活用しています。

Google広告は機械学習と人工知能を活用して、ユーザーの傾向や広告の最適化を進めていますユーザー行動の莫大なデータを常に学習しているため、広告ターゲティングがより精密に行われ、ユーザーにとってより関連性の高い広告が表示されます。

これらの要因により、Google広告は広告主に高いターゲティング精度を提供し、広告の費用対効果の最大化に貢献しています本記事では、Web広告を始めるなら最初に導入したいGoogle広告について詳しく解説していきます。

Google広告とは

Google広告(Google Ads、以前の名称はGoogle AdWords)は、Googleが提供するオンライン広告プラットフォームです。主にGoogleの検索エンジンで広告を表示し、Googleの提携パートナーサイトやアプリ内での広告も含まれます。

Google広告を利用することで、企業や個人は広告を効果的にターゲットし、オンラインで広告を表示し、ビジネスに活用することができます。Googleのサービスを使っていない人は、非常に少ないため多くの人がGoogle広告を日常的に目にしているといっても差し支えないでしょう。

Google広告から始めることをおすすめする理由

Web広告を始めるなら、まずはGoogle広告から導入を検討することをおすすめします。

以下に他の媒体からではなく、Google広告から始めた方がいい理由を解説していきます。

検索ユーザーにアプローチできる

検索エンジンのシェア割合で、Googleは約8割のシェアを占めておりYahoo!Bingなどの競合サービスと比べ突出して利用ユーザー数が多くなっています。検索ユーザーは顕在層の割合が多く、商品やサービスの成約に繋がりやすいユーザーにアプローチすることができます。まずは見込みの高い顕在層のユーザーを獲得し、その後潜在層向けの認知広告でビジネスを拡大してく戦略が一般的です。

その他、Gmail、YouTube、マップ、カレンダー、Google Play、翻訳など多くのユーザーに利用されるサービスを多数展開しています。この記事を読んでいるあなたも、Googleのサービスを使わない日の方が少ないのではないでしょうか。

引用:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan

複数の広告フォーマットで配信できる

Google広告では様々なサービスがあります。テキスト広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告など多様な広告フォーマットが用意されています。

様々な配信面があるため、マーケティングファネル(認知、興味・関心、比較・検討、購入)の各段階において、ユーザーが購買に至るまでアプローチをすることが可能です。目標に合わせて、最適な配信フォーマットを利用してメッセージを届けることができます。

マーケティングファネルについて詳しく知りたい方はこちらの記事からご確認ください。

Google広告を活用するメリット

Google広告は、パッと思いつくだけでも複数のメリットが存在します。

以下に、Google広告を利用する代表的なメリット3つ記載します

  • 他の広告媒体と比べ様々な掲載面(場所)で、多くのユーザーにリーチできる
  • 広告主の目標に合わせて活用できる
  • 低リスクで広告を開始することができる(広告費の管理も容易)

1・他の広告媒体と比べ様々な掲載面(場所)で、多くのユーザーにリーチできる

Google広告から始めるべき理由と重なりますが、他の主要な広告媒体と比較してもGoogleは検索エンジン、YouTube、パートナーサイト、Gmail、マップなど多くの広告配信面があるため、ユーザーの購買フェーズに合わせて訴求することができます。

2・広告主の目標に合わせて活用できる(認知拡大~獲得まで)

Google広告はマーケティング目標に合わせて、配信目標や配信面を選択することができます。

商品やサービス合わせて最適な配信面で、最適なターゲットに広告を配信することで広告の費用対効果を向上させることができます。

  • ブランド認知度向上
  • ウェブトラフィックの増加
  • コンバージョン率の向上
  • ローカルビジネスへのリーチ
  • アプリのダウンロード促進

3・低リスクで広告を開始することができる(広告費の管理が容易)

Google広告では、配信地域や時間帯を絞って少額の予算からでも広告をスタートすることができます。

初めは低予算からテストマーケティング的に広告を開始して、サービスが売れる勝ち筋が見えてから広告費を増やし売り上げの拡大を目指すことも可能です。このように広告費が少なくても広告を始められるというのはメリットになります。

また一つの管理画面で複数のキャンペーンを管理できるため、広告予算の管理や配分が容易になります。 

Google広告のデメリット

ここまでGoogle広告のメリットを中心に解説してきましたが、デメリットの話も教えて欲しい。「そんな上手くいくことばかりじゃないでしょ」と思われる方も多いのではないでしょうか。

もちろん全ての広告が上手くいくことはありません。Google広告のデメリットを3つ解説します

  • 競合他社とのコスト競争
  • 広告運用の専門的なノウハウが必要になる
  • 費用対効果が合わない商材がある

1・競合他社とのコスト競争

Google広告は、誰でも広告を小額から配信できるので多くの競合が存在します

一部のキーワードや業界ではクリック単価が高く、競争が激しいため、広告費用が高騰することがあります。競争の激しいキーワードでは、広告の採算が合わず撤退をせざるを得ないケースもあります。

以前、担当していた整体院様では「整体院 ぎっくり腰」「整体院 腰痛」「整体院 ヘルニア」など症状名のキーワードで1ページ目に表示させるためには、クリック単価200円以上必要なことが多くCPA(顧客獲得単価)が高くなりがちなことありました。

また通販企業で赤字を掘って広告費を費やしたが、リピート率が悪く競争が厳しいため撤退をしなければならないなんて話をよく聞きます。また、経営体力のある大手企業の方が多くの広告費をかけられるため、分析、改善のフローを早く回せるなど予算が少ないと不利な場合もあります。

2・広告運用の専門的なノウハウが必要になる

近年、媒体の自動化が進んでいるとはいえ、Google広告を効果的に運用するには、広告プラットフォームの複雑な設定と運用、キャンペーンの最適化に関する専門知識が必要です。また、キャンペーンの管理に時間をかける必要があります。

広告は配信して終わりではなく、常に分析と改善を繰り返していかないと目標とする結果を出していくことは難しいでしょう。多くの中小企業では、広告の専門的な知識を持つ人材が不足しているため、代理店に運用を依頼するケースもあります。

代理店に依頼をすると、広告費の20%前後の費用がかかることが一般的です。最近インハウス化(社内で広告運用できる体制を整える)ことも一般的になりつつありますが、専門知識のある人材を獲得するにも、雇用するにもそれなりの費用がかかります。

3・費用対効果が合わない商材がある

主に検索広告に向かない商材になりますが、検索されにくい商材や、競合との差別化がしにくい商材、利益率が低くリピートされない商材などは向いていません。

その他、ユーザーが高齢者が多い商材などは、そもそもリーチすることが難しいため、テレビ通販、チラシ、新聞などの既存のメディアの方が費用対効果が高いケースが多いでしょう。

Google広告の料金体系

クリック課金

ユーザーが広告をクリックした回数によって費用が決まる課金体系になります。クリック単価は、同じキーワードで広告出稿をしたい競合他社とのオークションによって決定します。

1クリック100円かからないようなキーワードもあれば、1,000円を超えるようなキーワードもあります基本的にサービスの単価が高いものや利益率の高い商品でキーワード単価が高騰しやすくなります。

具体的には、不動産・金融サービス・医療関連サービス・転職などの関連KWはクリック単価が高騰しやすい傾向があります。

インプレッション課金(CPM

インプレッション課金では広告が1,000回表示されることに費用が発生する課金体系になります。そのため、クリック率の高い広告を作成することができれば費用を抑えることができます。

サービスの認知拡大を目的とした広告配信にも向いています。

コンバージョン課金

ユーザーが問い合わせや購入など設定したコンバージョンに至った場合のみ支払う課金体系。目標コンバージョン単価の入札戦略で使用できます

要件を満たしている場合のみ使用できる支払い方法のため注意が必要です。

動画視聴課金(CPV

動画広告の1回の視聴に対して支払いが発生する課金体系です。カウントされるのは、ユーザーが動画を30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した場合又はアクションした場合(バナークリックなど)。

スキップされた場合は課金されない為、コンバージョンに見込みのないユーザーに対する広告費を抑えることができます。

Google広告はどのくらいのコストで集客できるの?

実際にGoogle広告で集客するにはどのくらいのコストがかかるか気になるかたも多いのではないでしょうか?弊社の事例(店舗ビジネス、通販、BtoB)を用いて集客コストについて紹介します。

業種CPA(顧客獲得単価)
店舗ビジネス(整骨院)

予算10万円で15~20件程

(顧客獲得単価:6千円前後)

通販(美容系商材)

予算10万円で10件程

(顧客獲得単価:1万円前後)

BtoB(SaaSサービス)

予算10万円で3件程

(顧客獲得単価:3万円~4万円前後)

※それぞれCVポイントは、店舗は問い合わせ、通販は購入、BtoBは問い合わせになります。

代表的な例として店舗、通販、BtoBの事例をあげさせていただきましたが、業種や価格、CVポイントによって集客コストは大きく変わります。

法人向けのサービスや、顧客のLTV(顧客生涯価値)が高い商材は企業も広告費を多くかける傾向があるためCPAも高騰しやすくなります。

Google広告の種類

Google広告のメリットの章でも少し触れましたが、Google広告には様々なプロダクトがあります。

それらを理解することで、商品やサービスに最適な広告配信をできるようになります。

Google広告のメリットを紹介した章で一部触れさせていただきましたが、この章で詳しくプロダクトについて解説していきます。

種類特徴
リスティング広告(検索連動型広告)ユーザーがGoogle検索を使用して、検索行動をした際に画面の上部や下部に記載される広告です。購入意欲の高い顕在層にアプローチできるのが特徴です。
ディスプレイ広告(GDN)Google広告を掲載できる200万以上のウェブサイトや動画、アプリを通して、世界中のインターネットユーザーの90%以上に広告を表示できます。
商品や課題が明確ではない潜在ユーザーにリーチできるのが特徴です。
動画広告YouTubeで動画を再生する際や、動画の再生途中で配信される広告動画です。
動画広告のため、情報量も多く、テレビ広告と比べると費用も抑えられます。
ショッピング広告ユーザーが商品名で検索した際に、検索画面のショッピング枠に表示される広告です。
商品名で検索している購入意欲が高いユーザーを直接商品ページに促せます。
ファインド広告Googleが保有するサービスのフィード面に配信出来る広告で、具体的にはYouTube、Discover、Gmailに配信されます。
ローカル検索広告店舗ビジネスを対象にしたGoogle広告のキャンペーンで、実店舗への来店を促すことを目的とした広告です。
アプリ広告Google Play、Apple App Storeのアプリダウンロードを促すための広告です。
ユーザーが広告をクリックすると、直接アプリストアに遷移する仕組みになっています。

検索広告キャンペーン

検索結果にテキスト広告を表示して、Google検索を利用しているユーザーにリーチすることができます。一般的に「リスティング広告」と呼ばれ、検索結果の上部や下部に広告が表示されます。

検索広告は、ユーザーの検索クエリに関連した広告を表示するため、ユーザーの意図に合わせて的確な広告を訴求できます。ユーザーに最適な広告を訴求することができれば、広告の費用対効果が高まります。自ら積極的に検索行動をしている顕在層のユーザーに広告を表示できるため、成果に繋がりやすい特徴があります

向いている商材としては、高単価なもの(不動産、リフォーム、金融商品など)やリピートが見込める(通販商品など)、知名度がある(指名検索される)ものがおすすめです。反対に、知名度もなく利益率の低い商品は検索広告を出稿しても費用対効果が合わないケースが多いです。

ディスプレイキャンペーン

Googleのサービスに加えて、何百万ものウェブサイトやアプリで、世界中のユーザーにアプローチができます検索広告と比較すると、ユーザーのニーズは弱いですが、ターゲット数は多くなります。

クリエイティブにテキスト・画像・動画を使うことができるため、ユーザーに視覚的なアプローチができます。潜在層へ商品やサービスの認知促進、ウェブサイトのトラフィック増加、比較検討の促進に役立ちます。

※価格ドットコムのサイトより、赤で囲った部分がディスプレイ広告

動画キャンペーン

主にYouTubeで配信される動画に広告を配信する際に使用します。動画広告はテキストや静止画の広告より情報量が多いためビジネスの認知拡大だけではなく、販売促進に役立てることができます。

他のキャンペーン同様、トピック、キーワード、ユーザー属性などに基づいてターゲティングしたオーディエンスにYouTubeGoogle動画パートナーを通じてリーチできます。

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン

P-MAX2021年から始まった比較的新しいキャンペーンになります。1つのキャンペーンでGoogle広告のすべての広告枠に広告を配信できるメニューです。 既に検索広告やディスプレイ広告をしておりコンバージョンのデータが蓄積されている際に特に大きな効果があります。運用者目線では、広告の運用をAIにお任せできる点がメリットになります。

目標と予算、広告文、画像、動画などを登録したら、その後の運用はほとんど媒体側に任せることができ調整にかける工数を減らすことができます私が以前担当した複数の案件においても、既存のキャンペーンの成果を上回ることがよくありました。

具体例としては、美容系の商材で検索広告の5分の1程のCPAで獲得できたケースがありました。大きな要因としてクリック単価がP-MAXキャンペーンの方は検索の半分以下であり、より成果の良いプレースメントに配信できていたからと推察しています。

その反面、P-MAXキャンペーンは機械学習による自動配信のため成果が悪化した際に要因を追求しにくいというデメリットも存在します。

ショッピングキャンペーン

ショッピング広告では、検索結果に画像と商品情報をセットで表示できる広告です。ユーザーが検索したキーワードによって表示されるため、リスティング広告のような「検索連動型」の広告になります。

Googleで商品を検索した際、検索結果の上部によく表示されるため見たことも多いのではないでしょうか。ショッピング広告は、形ある商品(有形商材)の販売に向いており、ユーザーに視覚的に訴求できます。

アプリキャンペーン

アプリを宣伝したい際に、ユーザーにリーチできるキャンペーンです。

広告は Google の関連サイト全体に掲載されます。これには、Google 検索、Google Play、YouTube、Googleディスプレイ ネットワーク、AdMob、Google 検索の Discover、Google の検索パートナー、アプリ広告をホストするサイト運営者などが含まれます。

広告がクリックされると、Google Play StoreApple Storeに遷移されるためアプリのインストールなどのアクションへ繋げることができます。

スマートアシストキャンペーン

スマートアシストキャンペーンは、Google検索、Googleマップ、YouTubeGmail、その他Googleパートナーのウェブサイトにより簡単に広告を掲載できるGoogle広告のキャンペーンです。

メリットとして、Googleの機械学習により自動でキーワードやターゲットを選定してくれるため、運用者の工数を削減し運用知識が不足していても始められます。ユーザーにとって欲しい行動を選択しビジネス情報や広告の内容などいくつかの必要事項を入力するだけで簡単に広告をスタートできます。

ファインドキャンペーン

ファインド広告を利用することで、1つのキャンペーンでGoogleのサービスを利用する月最大30憶人のユーザーにリーチし見込み顧客を目指すことができます。

具体的には、YouTubeホームフィードやDiscoverGmailのプロモーションタブ・ソーシャルタブなどが配信面になります。

ホテルキャンペーン

ホテルキャンペーンでは、ユーザーがGoogle検索またはGoogleマップでホテルを検索したときに表示されるホテル広告に入札できます。ホテルの写真、設備、料金、ホテルを予約するためのリンクを表示できます。 

旅行などの際に、ホテルを探す際にこの広告を見た方も多いはずです。

電話キャンペーン

店舗やオフィスへの電話による問い合わせ数を増やすには、電話キャンペーンがおすすめです。ユーザーは広告から直接電話をかけることができるため、問い合わせ数の増加を見込むことができます。

向いている商材として、ユーザーから直接電話で問い合わせを受けられるので、店舗ビジネスや、水道トラブルやトイレ、鍵など緊急性の高いものなどと相性が良いです。

Google広告のターゲティング

Google広告はターゲティングの選択肢が豊富にあります。ターゲティングの選択肢は他の媒体と比べ、かなり細かく詳細な部分まで選択できるため優れています。

例えば、地域ターゲティングで市の範囲までしか指定できない媒体も多い中、Google広告では場所を住所で指定し、そこから半径〇㎞といった選択できます。

以下に、Google広告で設定できるターゲティングについて、解説します。

ユーザー属性

Google広告のユーザー属性ターゲティングを利用すると、「年齢」、「性別」、「世帯収入」、「子供の有無」を設定することができます。

ユーザー属性を設定することで、サービスの対象にならないユーザーへの配信を防ぐことが可能です。

アフィニティカテゴリ

「アフィニティカテゴリ」では趣味や習慣、ライフスタイルに該当するユーザーに対して広告配信できます。スポーツ、旅行、健康、ファッションなど多くのカテゴリーがあります。

商品やサービスに相性の良いテーマを選択することで、効果的に配信できます。

購入意向の強いセグメント

Googleがユーザーの検索行動から、購入意向の強いユーザーを各カテゴリーごとに分けてセグメントしてくれています。

カスタムオーディエンス(カスタムセグメント)

「カスタムオーディエンス」はキーワード、ウェブサイトのURL、アプリなどを指定することで、特定の商品やサービスを調べ、購入を検討しているユーザーに効果的にアプローチできます。例えば、猫のソファを販売している会社が、「猫を飼っている人」をターゲットとして広告を配信する場合は以下のように設定することができます。

キーワード:「猫 グッズ」「猫 ソファ」「猫 ごはん」など

URL:猫のグッズ販売店のURL、猫の餌が販売されている通販サイトのURLなど

アプリ:猫の体調管理アプリなど

リマーケティング

Google広告のリマーケティングは、自社のウェブサイトやアプリに訪れたユーザーに、再度広告を表示することができます。

リマーケティングは興味のあるユーザーに再度リーチできるため、お問い合わせや購入などコンバージョン率の改善が見込めます。

トピックターゲティング

Google広告のトピックターゲティングは、特定のウェブサイトやウェブページのトピックに関連するコンテンツに広告を表示する広告ターゲティングの方法です。トピックターゲティングは、特定のテーマやカテゴリーに関心を持つユーザーをターゲットにして、広告を効果的に展開するのに役立ちます。

例えば、調理用具を販売している場合、調理に関連するウェブページ(レシピサイトなど)に広告を表示することができます。

プレースメントターゲティング

Google広告のプレースメントターゲティングは、特定のウェブサイトやウェブページに広告を表示する広告ターゲティングの方法です。この方法使用すると、広告主は広告が表示される具体的なウェブサイトやページを選択し、特定のオーディエンスにリーチできます。

例えば、中古車販売店が自動車関連のウェブサイトに広告を表示することで、ターゲットといているユーザーに効率的にアプローチすることができます。反対に、相性の悪いサイトを除外設定することもよくあります。

その他のターゲティング

その他、代表的なターゲティングとして、以下の3つがあります。

曜日・時間帯

曜日・時間帯を設定できるターゲティングで、特定の曜日や時間帯に広告表示を設定することができます。

例えば、店舗ビジネスで火曜定休日のお店が、火曜日だけ広告を配信しない、BtoB

のサービスで土日は配信しないことがよくあります。

地域

地域ターゲティングでは、特定の地域や場所に広告を表示する方法です。

飲食店、クリニックなどの店舗型のビジネスや、サービスエリアが限られるビジネスで有効になります。

店舗から半径3キロに広告を配信など、商圏エリアのみに配信することが可能です。

デバイス

配信するデバイスを設定できるターゲティングで、スマートフォン、タブレット、パソコンから選択することが可能です。

例えば、BtoBビジネスであればパソコンのみで配信する。

コンバージョンが電話問い合わせのみの場合、スマートフォンのみに配信するなど設定できます。

Google広告で利用できる広告表示オプションについて

リスティング広告を配信する際は、広告表示オプションの設定を行いましょう。広告表示オプションに設定は強制ではないため、設定されていない広告をたまに見ますが、設定することでユーザーに多くの情報を届けることができます。

具体的なメリットとして、広告のクリック率の向上、広告からの直接的なコンバージョン(電話など)が見込めます。広告表示オプションは、Googleからも推奨されており、広告ランクの向上にも寄与します。

広告表示オプションの種類特徴
サイトリンク表示オプションサイトリンク表示オプションは、テキスト広告に関連リンクを追加できます。関連リンクは、ユーザーが広告をクリックした際に特定のページに直接アクセスできるようになります。
構造化スぺニットオプション構造化スニペットオプションは、商品のラインナップやサービスの詳細を追加することができます。
コールアウト表示オプションコールアウト表示オプションは、テキスト広告に短いフレーズやテキストを追加できます。これらのテキストは主要な広告コピーの下に表示され、広告の特徴やメリットをユーザーに伝える役割を果たします。
電話番号表示オプション

広告に電話番号を追加できます。ユーザーは直接広告から電話することができます。緊急性の高いサービス(鍵の修理や、水回りのトラブルなど)には特に向いています。

画像表示オプション説明文の横に画像を表示させることで、ユーザーに視覚的に訴求することができます。
価格表示オプション広告に商品やサービスの価格を表示することができるオプションです。ユーザーは一目で商品と価格を確認でき、気になったユーザーは商品ページに直接行くことができます。
プロモーション表示オプションセールなどの情報をユーザーに届けることができる広告表示オプションで、「〇%オフ」などの提示ができるため、ユーザーの反応を高めることができます。
販売者評価表示オプションGoogle広告において広告主またはサービスが、ユーザーから高い評価を受けていることをアピールできる広告表示オプションです。5段階の星で評価され、ユーザーからの評価を高めることができれば、競合企業との差別化を図ることができます。
アプリリンク表示オプション広告の下に、指定したアプリストアのリンクを表示するオプションです。自社のアプリサービスを持っている場合などに、アプリのダウンロードを誘導することが可能です。
リードフォーム表示オプションこのオプションを設定することで、ユーザーは直接問い合わせフォームから資料請求などができるため、フォームの送信を促すことができます。
住所表示オプション住所や店舗までの距離などの情報が表示される広告表示オプションです。店舗系のビジネスでは、場所を伝えることが何より大切なため設定すべきオプションになります。
アフィリエイト住所表示オプション自社の商品が最寄りの小売りチェーンで取り扱われていることを告知できる広告表示オプションです。小売りチェーン店とディーラーしか設定できない点に注意が必要です。

Google広告の始め方

Google広告を始めたい、でもどうやって始めるか分からない…

そのような場合は、以下の記事で実際にGoogle広告を始めるための基本的なステップについて詳細に紹介していますので、ぜひご確認ください。

Google広告掲載順位の仕組み

「どのように広告の掲載順位が決まるの?」という疑問がある方は、

以下の記事でリスティング広告の掲載順位のロジック(仕組み)について詳しく紹介しています。

運用する際の注意点

キーワードの選定と管理

適切なキーワードを選定し、競争が激しいキーワードの入札額を管理します。また、成果の見込めないキーワードを除外し、キーワードリストを最適化します。

運用をしていく中で、成果の良いキーワードを追加したり、逆に成果の悪いキーワードを停止するなど定期的にキーワードをメンテナンスすることで効果的な運用が可能です。

品質スコアの向上

Google広告は品質スコアを使って、広告の品質と関連性を評価します。品質スコアが高い広告は、低いコストでより多くの表示とクリックを獲得できます。

品質スコアを高めるためには、推定クリック率、広告の関連性、LP(ランディングページ)の利便性・広告の関連性が重要です。品質スコアが高ければ、入札単価を高めなくても広告の上位表示が可能となり、結果としてクリック単価を下げることができます。

ランディングページはウェブ上の営業マンとも呼ばれ、広告の成果に大きな影響をあたえます。いかに良いアクセスを集めても魅力的なランディングページがなければ、目標としている成果は見込めないでしょう。

品質スコアについて、詳細なロジックを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

広告のクリエイティブとA/Bテスト

広告のテキスト、画像、タイトルなどのクリエイティブ要素を最適化し、A/Bテストを行って広告の効果を向上させます。

広告は配信して終わりではなく、常に目標に向けて分析と改善を繰り返していくことが必要です。

予算管理

キャンペーンごとに予算を設定し、広告費用をコントロールできるようにします。予算を過度に使いすぎないようにしましょう。

検索広告の場合、最大設定している日予算の2倍程消化する可能性があります。

毎日こまめに予算進捗確認をする必要があります。

競合調査

競合他社の広告戦略やキーワード戦術を分析し、広告文や画像などのクリエイティブで参考になるものがあれば、自身のキャンペーンに取り入れるものいいでしょう。

広告規制に注意

近年、広告の表現について厳しくなってきています合理的な根拠なく「No.1」などの表記をしたことにより景品表示法違反(優良誤認表示)になった事例があります。

広告文やクリエイティブの訴求でも消費者に誤解を与えないように法令を遵守していかなければなりません。

引用:https://www.sankei.com/article/20230807-6DEEFO4UBVME3DNKB55M32TB2Q/

まとめ

Google広告は、Googleのサービスを利用する世界中のユーザーにリーチできます。もちろん、SEOやYouTube、SNSなどのメディア運用を中心にマーケティング活動をしている企業もありますが、メディアを育てるには時間やお金をかける必要があります。

来月や3ヶ月後など短期で成果を求める場合、Web広告の利用を検討してください。そしてWeb広告を利用するのであればGoogle広告はほぼ必須のプロダクトといえます

Google広告は精度の高いターゲティングや様々な配信面に広告を配信することができるため、商品やサービスによって最適な配信を行うことが可能です。ただ誰でも、小額から広告を配信することができるため参入障壁が下がり、企業間の競争で広告費が増加傾向にあります。

そのため、費用対効果が合わず撤退になってしまうケースもあります。

反対にユーザーの反応から分析、改善を繰り返すことで、広告により売り上げが何倍も増える企業様もあります。ユーザーに魅力的な商品やサービスを、届けられるよう日々最適な広告戦略を考え実行していきましょう。

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SEOチーム所属河合晃典
デジタルアスリート株式会社

異業種から中途でデジタルアスリート株式会社に入社 デジタル広告の運用、大手広告代理店で広告運用を経て自社メディアのライター・運用に携わる 保有資格:Google広告認定資格、YMAA・KTAA認定資格

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